アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

ブルトレの季節~2020年

2020-05-14 19:00:00 | 鉄道写真(EL)

梅雨前の清々しい季節。まさにこの5月後半からの晴天は、空が高く空気が乾燥して気持ちの良い風が吹く。今日はちょうどそんな気候に感じていた。緊急事態の世の中でなかったら、心持もきっと随分違っていたことだろう。アントンKの趣味にとってもピンチが続く。閉鎖的なのだ。発想が広がらない。面白くない。いつか気持ちを開放できる時まで、今の想いは忘れない。忘れるもんか。ずっと耐えて耐えて、一気に爆発だ!ピンチをチャンスへと変える。今はその時に想いを馳せしっかり生きていきたい。

九州ブルトレも末期の時代、2つの列車が併結して運転された時代があった。「さくら・はやぶさ」「富士・はやぶさ」である。年々乗客が減少、合理化が進んだ末の列車たち。当時は、まだ毎日走るだけ良いと、考えることにしていたが、国鉄時代からのことを考えるとやはり寂しかった。ある時、東京着のブルトレを出来るだけ西で撮影しようと思い立ち、滋賀まで出かけた時がある。それが今回の画像。もちろん夏場の晴天を狙ってアクセルを踏んだが、天気だけは思うようにいかなかった思い出がある。何度目かで季節はすでに8月を迎え、これ以上季節が進むと撮影出来ないと思われた時、ド斜光の朝日を浴びてロクロクが彦根のストレートに現れた。現代の鉄チャンの言うところの「エロ光」ではなく、もっと清い生まれたての明るい光の束だった。このワンショットで、一日がばら色に代わる、そんな一撃だったように思える。案の定、ヘッドマークは真っ白く吹っ飛んでいるが、これもまた想定内。現像上がりのポジを見てニンマリしたことが昨日のことのようだ。

2004-08-11 4ㇾ EF6649    さくら・はやぶさ  JR西日本/東海道本線:彦根付近