アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

賑わう黒磯駅にて

2017-12-06 20:00:00 | 国鉄時代(モノクロ)

東北本線の直流と交流のジャンクションだった黒磯駅。このたび切り替え設備が北よりに移設され、駅構内は直流電化となった。これにより、交流電車や交流機関車は駅に姿を見せることがなくなった。こんなニュースを聞いて、駅構内で撮影した写真を探してみた。

アントンKは、鉄道写真に関しては今まで8割がた走行写真であり、駅構内でのスナップなどは不得意な分野だった。昔の写真を見ては、いつももっと視野を広げていれば、といつも思っている。こればかりは今さら仕方がないが、今からでも遅くはないと、近年は過去に捕らわれずカメラを向けている。

掲載写真は、まだ東北線が一番東北線らしかった時代で、この趣味を決定づけたED71の牽く上野行き普通列車。そのホーム入線のシーン。おそらく左に待機しているゴハチに機関車を変えて南下するのだろう。どこか活気があり、全盛時代であることに納得してしまう。作業効率優先の現代では考えられないことなのか。金太郎が行きかう、単なる通過駅になってしまったのなら、寂しさを禁じ得ない。

1978-08-31    122レ  ED7139     東北本線:黒磯駅にて