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アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

関西線のDD51

2017-01-08 10:00:00 | 鉄道写真(DL)

正月休みが終わったと思ったら、またいきなりの三連休。なかなか通常モードに身体が置き変わらないが、晴天だけが続いているのが救いか。前から気にはなっていた関西線の貨物列車の確認に思い立ち行ってきた。

実は確認事項がこれ以外のポイントにもあって、まだ夜も明けやらぬうちからロケハンを繰り返してきた。やはり見た聞いた話では納得できず、実際自分の目で見てみたいから、いつも撮影前の段階でこんなことを繰り返す。昔からそんな傾向があり、今時非効率でうさんくさく自分でも思うが、世の中が便利になればなるほど、こんな行動を固辞したくなる。音楽鑑賞だってそうだ。人がどんなに良かった感動したと言っても、結局最後は自分の耳が頼り。自分がどう思うかが一番大切なのだ。

それはさておき、長年鉄道撮影は続けているものの、今回の関西線はアントンKには未知の世界。撮影前のロケハンが主たる目的となった。朝からこまめにポイントを廻って見たが、どこも似たりよったりの場所ばかりで、また来たいと思わす場所はなかった。貨物列車の運転区間が短いというのも理由の一つだろうか。架線下でディーゼルを撮るということも、今一つに拍車をかける。ただここのDD51(愛知区)は、馴染みがなく新鮮に映った。特に更新色とされる機体は、まだもの珍しくて撮りがいがあり、おそらくこの地区で撮影に勤しんでいる鉄道ファンからはま逆だろうが、見慣れた国鉄色よりこちらの方がそそられてしまった。ただ暖地型だからスノープロウの装着がなく間抜けな印象。北海道のブルーのDD51とは凛々しさや厳しさがまるで違う。同じ形式とは思えないくらい見た目の表情が違っていた。

掲載写真は、そんなことを想いながら撮影した中からの一枚。重連運用と思いきや、単機で来てしまい拍子抜けした石油列車。一日通して撮影したが、まだ正月明けで貨物列車は完全復活していなかった感じだ。春からDF200も入線すると聞くから、それからでも狙ってみたいと思っている。

2017-01-07      5271レ DD51891   関西本線/富田にて


シルフィードという名のJT(485系)

2016-11-23 10:00:00 | 鉄道写真(DL)

先日の畏友たちとの旅行の際、たまたま撮影できた3両編成の臨時列車。普段は、なかなか馴染みのない車輛になってしまったせいか、目の前に現れても、いったい何と言う列車か名前を忘れてしまい、それでも仲間うちでは悟っている感覚は何とも心強く頼もしい。

NoDoKaという485系(もとは189系からの改造らしい)であり、さらに遡ると「シルフィード」というカーペット車輛だった。現在の名前を忘れて、昔の名前で通用する仲間がアントンKは好きだ。同じ時間を生きてきて、それでもこうしてまだ同じ時間を共有できる人達は、アントンKの誇りであり宝ものなのだ。

写真は、NoDoKaの前の姿、シルフィードの非電化走行写真。当時はこの車輛専用のDLが用意されていた。新潟支社の力の入れようがうかがえる。

1991(H3)-11-07   9227レ DE101701 シルフィード 磐越西線:日出谷-鹿瀬


雨の米子にて

2016-09-25 10:00:00 | 鉄道写真(DL)

なかなか東京はお日様が出てくれない。ここまで天候不順が続いてしまうと、我々の生活にも影響を及ぼしそうで危惧している。とりわけ生鮮野菜の価格高騰は毎日の食生活に直面して大打撃。困ったものだ。

当然ながら、こんな天気が続くとカメラを持って出かける気分にはならない。写真に対し記録性より自分の感情に重きを置くようになった現在、ただ被写体に対しシャッターを押すことだけでは満足できなくなった。

思考の改革、変化。新しい視点で物事を見て、自分がどう感じるか、それを写真として写し留める。言うことは簡単だが、なかなか出来ることではない。世の中の変化に合わせて、自分の中でも変化させられる部分と、頑固に固辞していく部分とをうまく持ち合わせて、趣味を楽しんで行きたいのだが・・・

「雨の朝、米子駅」

夜行列車で降り立った米子は、冷たい雨が降っていた。真冬だから、雪を期待していたが、冷たい雨。少々ふて腐れてホーム端で待ったことがついこの間のよう。しかしもう10年の時間が経っていた。この時思い出すのは、自身デジタルカメラを導入仕立ての頃で、どんな設定で撮影していいのか良くわからず、全てにおいて半信半疑だったこと。年始の大社臨を狙いにここまでやってきたものの、最悪と言える天気に途方に暮れ寒いホームで待ったことだ。

今日の行程を案じるかのごとく、赤信号が4つも並び、自分に「止めとけ!」と言っているかのよう・・・

そこへ定時で東京から一足遅く1003レが入線してきた。そんなシーンの1コマだ。

10年ひと昔と言うが、今ではふた昔、いやそれ以上かも。自分の身の回りの全てが変わってしまったと言ってもいいほどだ。趣味で撮影している写真も、この頃を境に今ではデジタル化100%。それが当たり前のように日々使用し、何も感じなくなっている。前ばかり向いていると疲れてしまうから、たまには立ち止まることも必要かもしれない。

2006-01-14          1003レ  出雲 DD511186      JR西日本/米子駅


レッドベア(DF200)全開!

2016-07-27 06:00:00 | 鉄道写真(DL)

カシオペアが団体列車として生き延びてから、早2ヶ月が過ぎようとしている。

今までとは違い週末中心の運転となり、運転そのものも激減してしまったが、牽引する機関車が、本州内がEF81に返り咲き、また道内は、新鋭のEH800やDF200の牽引ということで、特に機関車ファンにはたまらない組み合わせとなったのではないか。アントンKもご多分に漏れず、時間を見つけては撮影のチャンスを狙っているが、日程が思うようにならないのが現状だ。また相変わらずの天気で、出陣意欲を殺がれていることもある。こんな状況ではあるものの、やはり現場に出てナンボのこの趣味の世界。こんな言い訳がましいのは恥ずかしいことだ。今回は撮影シーンを思い描いて渡道してきた。

とにかく残念なのは、北海道内の機関車にはヘッドマークが装着されないこと。このことでおそらく撮影者もかなり見切っているだろうと思う。スペシャルな豪華列車である以上、やはり見栄えは重要なポイントであり、どんな理由があろうとも無理してでも付けて欲しかった。何度か撮影していて改めてそう思った次第。昔のDF50のブルトレの撮影時にも、九州内や紀勢線にはヘッドマークは無かった。個人的には、凸型より箱型の機関車が好みだから、是非とも期待していただけに残念だった。

掲載写真は、そのDF200が上り坂を全開で迫ってくるシーンを超望遠で・・

この日は朝から曇りベースの天気が続き、半ば諦めてこのポイントまでやってきた。雲の流れが早く、時より日が指すような天気に変わりつつあった。そんな落ち着かない空模様の中、定刻でカシオペア紀行がファインダーに飛び込んできたが、今まではDD51が重連牽引だったカシオペア編成を、いかにハイパワーのDF200だといっても単機牽引では苦しそう。屋根から噴き上がる排煙は凄まじく、地響きのようなエンジン音とともに大迫力なシーンが目の前に展開された。被写体のパワーと迫力に負けじとシャッターを切り列車を見送ったが、ご覧のように写真としては失敗に終わった。

お叱りを覚悟で掲載したが、画面に対して被写体が大きく入り過ぎていて大変窮屈であり、これはアントンKの好みではない。機関車前面のガラスの映り込みには、PLフィルターが有効なのか。もっとも電化区間では、機関車をここまで大きく撮り込むことは無理だろうから、撮り慣れていないと言ったらそれまでだが、長年撮っていてもダメダメな部分が露呈してしまった悪い例。

しかし客車を牽くレッドベアDF200。これは魅力的には違いない。