正月休みが終わったと思ったら、またいきなりの三連休。なかなか通常モードに身体が置き変わらないが、晴天だけが続いているのが救いか。前から気にはなっていた関西線の貨物列車の確認に思い立ち行ってきた。
実は確認事項がこれ以外のポイントにもあって、まだ夜も明けやらぬうちからロケハンを繰り返してきた。やはり見た聞いた話では納得できず、実際自分の目で見てみたいから、いつも撮影前の段階でこんなことを繰り返す。昔からそんな傾向があり、今時非効率でうさんくさく自分でも思うが、世の中が便利になればなるほど、こんな行動を固辞したくなる。音楽鑑賞だってそうだ。人がどんなに良かった感動したと言っても、結局最後は自分の耳が頼り。自分がどう思うかが一番大切なのだ。
それはさておき、長年鉄道撮影は続けているものの、今回の関西線はアントンKには未知の世界。撮影前のロケハンが主たる目的となった。朝からこまめにポイントを廻って見たが、どこも似たりよったりの場所ばかりで、また来たいと思わす場所はなかった。貨物列車の運転区間が短いというのも理由の一つだろうか。架線下でディーゼルを撮るということも、今一つに拍車をかける。ただここのDD51(愛知区)は、馴染みがなく新鮮に映った。特に更新色とされる機体は、まだもの珍しくて撮りがいがあり、おそらくこの地区で撮影に勤しんでいる鉄道ファンからはま逆だろうが、見慣れた国鉄色よりこちらの方がそそられてしまった。ただ暖地型だからスノープロウの装着がなく間抜けな印象。北海道のブルーのDD51とは凛々しさや厳しさがまるで違う。同じ形式とは思えないくらい見た目の表情が違っていた。
掲載写真は、そんなことを想いながら撮影した中からの一枚。重連運用と思いきや、単機で来てしまい拍子抜けした石油列車。一日通して撮影したが、まだ正月明けで貨物列車は完全復活していなかった感じだ。春からDF200も入線すると聞くから、それからでも狙ってみたいと思っている。
2017-01-07 5271レ DD51891 関西本線/富田にて
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます