○731 青木富貴子 新潮社 1700円
旧帝国陸軍・731部隊。このあまりにも有名な人体実験組織の創設者であり、
部隊長をも長年務めた石井四郎・軍医中将。
彼は戦後、戦犯として裁かれるどころか容疑者としての告発さえ受けていない。
いかにしてGHQから戦犯免責を得たのか、その戦後史の闇に迫る一冊。
筆者が偶然入手した『石井四郎直筆の戦後日誌』。
この新資料をきっかけとして戦中・戦後の731部隊の足取りを追う。
これまでの同様のルポなどと比べても当時の関係者への取材、
資料の追跡も丁寧であり資料としては一級品であろう。
しかし、なんていうのかな・・・文体がどうも好きになれない。
回りくどい言い回しと、章の構成がなんとももどかしくて読むのか苦痛になる時間があった。
それと、明らかな記述ミス(登場人物の肩書き等)も何箇所かあったな。
もったいないなあ・・・素材はいいのに。
旧帝国陸軍・731部隊。このあまりにも有名な人体実験組織の創設者であり、
部隊長をも長年務めた石井四郎・軍医中将。
彼は戦後、戦犯として裁かれるどころか容疑者としての告発さえ受けていない。
いかにしてGHQから戦犯免責を得たのか、その戦後史の闇に迫る一冊。
筆者が偶然入手した『石井四郎直筆の戦後日誌』。
この新資料をきっかけとして戦中・戦後の731部隊の足取りを追う。
これまでの同様のルポなどと比べても当時の関係者への取材、
資料の追跡も丁寧であり資料としては一級品であろう。
しかし、なんていうのかな・・・文体がどうも好きになれない。
回りくどい言い回しと、章の構成がなんとももどかしくて読むのか苦痛になる時間があった。
それと、明らかな記述ミス(登場人物の肩書き等)も何箇所かあったな。
もったいないなあ・・・素材はいいのに。