マジョルカピンク

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逃げ恥ブーム

2016-12-13 18:16:40 | Weblog
昭和歌謡が好きで、今もよく聴いている。歌のうまさや楽曲の良さ、今とは違って豊かな時代だったなあと感じています。今どきは便利なもんで、YouTubeで昭和の音楽番組のお宝映像が見れたりしますよね。昨日も石野真子さんの夜ヒットでのデビューしてすぐの映像を見て感嘆。後ろに座っているメンバー豪華すぎ。野口五郎、小柳ルミ子、研ナオコ、五木ひろし…。真子さんは名曲「狼なんかこわくない」を披露。この曲タイトルはドキっとしますが、初めてのキスを待つ女の子の気持ちをこれ以上ないほど可愛く歌い上げている。「鼻が邪魔だと誰かが言ってたわ」「熱が出るわと誰かが言ってたわ」と逡巡する純情さ。70年代頃はこんな歌詞も嘘っぽくなくリアリティがあったのですよ。
で、話題の「逃げ恥」です。
ガッキーと星野源という多分これ以上ない、好感度の高いカップルの可愛くも純情なお話。このキャスティングだけで成功が約束されたようなドラマでしたが、まさかここまで流行るとは。
この視聴率の獲れない時代に回を追うごとに上がっていくというのが、本当に人気のある証拠。
正直ストーリーじたいは昔から非常によくある話であり、まあ少女マンガ的といいますかそこまで面白い作品とは(^^;でも人気が出るのはよくわかる。とにかく、いい歳してモテない不器用な男女が出てくると、人気を集めますな。「モテキ」しかり「デート」といい。このパターンの場合、女は不器用ながらある程度可愛く健気でなくてはいけません。そして男はリアルにモテなそうなオーラがありつつちょっと可愛さも残してなけりゃいけません。これを安易に普通のイケメン俳優がやっちゃうと、シラけますよね。「デート」の長谷川博己さんはイイ男オーラを隠して演技力でカバーしていましたよね。
要するにみんな、純愛ものが好きなんじゃないかな?結婚も恋愛もしずらくなった昨今、恋愛事情でも二極化している気がします。若い時から恋愛遍歴を重ねる人、いい歳して全然経験が無い人。そして時代は後者のほうにみんなシンパシーを感じているのでは。
このドラマほんわかと可愛らしく、温かい気持ちで見られるのもいいですね。荒んでささくれだった世の人の心に、このなんでもない純愛ドラマが滲み込んでいく2016年の年の暮れ。


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