マジョルカピンク

水曜どうでしょう。大泉洋。大谷翔平。大好き

にいさん再び

2009-04-19 22:18:16 | 日記
最近また寒さがぶり返してきたせいか、本格的に風邪をひいてしまったみたい。鼻水がとまりません。
昨夜は妙に食欲があって、ビールと焼肉をたらふく食べたあともデザートだのお菓子だのコーヒーだのと調子にのって食べ過ぎて、夜中吐いてしまいました。気をつけなければ。

さてNACSさんの下荒井兄弟札幌公演真っ最中の中、わたくしはイナダ組の「コバルトにいさん」を見てまいりました。
これは2007年に上演されたものの再演で、昨年見事東京劇団フェスでグランプリを獲得した舞台。私は初演のときも教育文化会館で見ました。
納谷真大さん扮するコバルトさんと呼ばれるホームレスの物語。
イナダ組が最近よく得意にしている格差・貧乏がテーマなのですが、この話はプラス、アサコというダッチワイフとの切ない愛の物語もあって、なんともいえないノスタルジックかつ胸が痛むストーリーになっています。
主役と江田さんはそのままですがあとはキャストが入れ替わっていまして、私は今回のメンバーが一番良いと思いました。武田さんのうらぶれた雰囲気もいいし、高田さんの刑事役もいい。山村さんと小島さんは前回と役が入れ替わっていましたが、こっちのほうがしっくりきますね。

演者のレベルは相当なものですし、メチャメチャ笑えるのに全体をなんとも不穏な空気が包んでいて、非常に深い味わいの舞台だと思うのですが。
いかんせん長いですよね。
前回より小ネタが増えたりしてその分さらに長くなっているのではないかな。
特に後半物語が緊迫してくると、シーンとした状態がかなり続いてしまうので、余計時間を感じてしまうのかも。コバルトさんとアサコさんの出会いと死のシーンが数パターンあるのですが、あそこをもう少しコンパクトにまとめてくれたらなあと前回も感じました。じっくり描いて数パターンだと「どれが真実?」とワクワクするよりも、「また?」とちょっと飽きてきてしまいました。
でも納谷さんは大熱演でしたし、やっぱりイナダさんのお芝居は好きです。弱者に向ける優しいまなざしとか作品の根底にある怒りや悲しみがなんともいえず好き。
次回の公演は6月で「プーチンの落日」とか。イレブンdeナインの公演のほうも決まったようで、またそちらのほうも楽しみです。

冬ドラマのクールは松山さんや加瀬さんなど基本的に映画人でありお金を出さないと見れないような役者さんたちのお芝居が毎週タダで見れるという幸福なクールでしたが、この春のクールは満を持してオダジョーが出ています。
昨日はブランチ、今日はサンジャポとまさかの番宣登場で、本当は嫌でしょうがないんだろうなあと思いながら微笑ましく見ていました。苦手なのはわかるのですが(でも大分大人になったかも)もう少しサービス精神を発揮してもらえないもんでしょうか(笑)ま、そこがいいとこなのかもね。明るく屈託のない長澤まさみさんとの対比が面白くて、案外良い組み合わせかもしれません。
ドラマを見ていましたが、どうなんでしょうねこの作品は。
コメディかと思いきやサスペンスなの?ともさかさんて1話だけのゲストなのかい。つかみどころのないドラマだった。
1話目だから仕方ないのかもしれませんが何かとセリフとか説明的で、面白いのかどうかも微妙なところですね。田中哲司さんが出ていて、「スクラップ・ヘブン」を思い出しました。
とりあえず、オダジョー目当てでもう少し見てみます。