目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

ヤマヒルに悲鳴、丹沢山

2014-07-12 | 山行~丹沢・道志

000img_7582 標高 1567.1m 神奈川県

2014年7月6日(日) くもり

メンバー 山の神と私

コースタイム 7:15塩水橋駐車スペース7:23--わさび沢出合--8:37林道途中で休憩8:42--9:00堂平登山口--9:28砂防ダム手前指導標9:38--10:14天王子尾根分岐10:20--11:00丹沢山(昼食)11:50--12:56塩水林道出合(堂平登山口)13:05--14:18塩水橋駐車スペース

天気予報を見て、梅雨の晴れ間だと喜び勇んで丹沢に行ったのだが、天気は終始くもり。山頂一体は白いガスに覆われていた。やはりこの時期の山は雲が集まりやすい。

駐車スペースがすぐに埋まってしまうことを事前にネットでチェックしていたこともあり、近場ながら家を5:00過ぎに出発。しかし、途中で朝食タイムに50分も費やしてしまい、到着は予定の時間をオーバーしていた。

中央道から塩水橋へのアクセスは悪い。くねった狭い道を通ることになる。しかも宮ヶ瀬湖から離れると道は極端に狭くなり、すれ違いに難儀することになる。行きは1台だけだったのだが、帰りは何台もすれ違うことになった。行き止まりの道ではないので、たんなるドライブで走っている人もいるのだ。

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左:塩水橋。駐車スペースは10台分くらい 右:林道歩きが長い

虫よけのパッチを貼って、山の神とともに塩水橋を7:23に出発した。長い林道歩きの始まりだ。前を歩いていたおじさんにつられて、いきなり道を間違える。下山路に使う予定だった本谷林道(天王寺尾根方向)に進んでしまう。5分ほど歩いてそれに気づき引き返した。しかも本谷林道は、崩落していて通行止めの標示が出ていた。

野鳥の声を聞きながら塩水林道をいくと、わさび沢出合と小さく書かれた分岐があった。そこへ入っていくとコースタイムを10分短縮できるようだが、2013年版の昭文社地図では、点線になっている。荒れているのだろうか。もともとこのコースに入るつもりでいたのだが、そうと気づかずに通過してしまった。

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左:堂平登山口から上がってすぐの地点 右:天王子尾根分岐。本谷林道通行止めのロープ

9:00堂平から登山道に入る。久々の山行で、寝不足もたたってか、山の神も私も足取りは重い。ここに来るまでにすでに2パーティに追い抜かれた。

へばり気味で、何か口にしようと、9:28砂防ダムの上部を渡る道標地点で休憩にした。ザックを下ろして腰掛けたとたん、「きゃあ!」と山の神が尋常ならざる、どデカい悲鳴をあげた。マムシでも出たか!と思ったら、ヤマヒルだった。山の神がいうには、何かヒリヒリすると思ってパンツの裾をめくったら、茶色くて長ひょろい、ぬらりとしたものが足にへばりついていたと。瞬時に払いのけ、ヤマヒルはどこかにすっとんでしまった。このあたりは夏場に出るんだね。ヒルは血を吸うわけだけど、血が固まらないように酵素を出すから、出血が止まらない。しばらく血止めをしておかなければならない。

10:14天王子尾根分岐に着いた。天王子尾根への道にはロープが張られ通行止めになっていた。先ほどの本谷林道の崩落の影響だ。

 

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左:ブナの原生林が美しい 右:白いガスに覆われ幻想的な風景に

ここからしばらくは、ブナの原生林で落ち着いた雰囲気の森。非常になごみます。山頂に近くなってくると、ガスが濃くなってきた。

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左:山頂にある、みやま山荘 右:ピストンで元来た道をたどる

11:00丹沢山山頂に着いた。若者のパーティでにぎわっていた。どこの山も団塊の世代ばかりなのだが、この山域は例外で若者が比較的多いのかもしれない。

丹沢山といえば、富士山の絶景ポイントでもあるが、目の前は真っ白で、何も見えなかった。あとから来た人たちも、しきりに残念がっていた。山の神とそそくさと昼食をとり、下山開始だ。

 

002img_7586 唯一の鎖場を山の神、下山中

帰路は、天王寺尾根が通行止めになっていたので、予定変更でピストン。また長い長い林道を下ることになった。おかげで翌日には、足の付け根や、お尻のあたりが痛いという珍しい症状が出た。

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左:盛大に咲いていたウツギ 右:アカバナシモツケソウ

登山道には、きれいな白い花が咲き乱れていて、なんだろうと気になって家に帰って調べたところ、それはウツギだった。 通称卯の花。卯月に咲く花で卯の花なのだが(もちろん旧暦の4月で今でいえば5月)、この山域では6月に最盛期になるようだ。ウツギに対抗するように赤い花も咲いていた。鎖のあったガレ場に、アカバナシモツケソウを見つけた。

さて下山タイムは14:18。山の神も私もくたくたになって下山したのに、まだ駐車したままの車が多数あった。ということは、丹沢山のさらに奥、塔ノ岳まで足を延ばした元気な人たちがけっこういたのかもしれない。ただ丹沢山頂で寝転んでいる人もいたが。

帰りの中央高速は、圏央道開通の恩恵か、ここは駐車場かという、いつもの渋滞にはならずに比較的流れているほうだった。今後もこの程度の渋滞であってほしいものだ。

 

参考:当ブログ「丹沢縦走 鍋割山~塔ノ岳~丹沢山~蛭ヶ岳」
http://blog.goo.ne.jp/aim1122/d/20101127

 


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