目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

嵐から大野山

2016-05-15 | 山行~丹沢・道志

大野山 標高 723.1m 神奈川県

2016年5月1日(日) 晴れ

メンバー 山の神と私

コースタイム 9:42 JR御殿場線谷峨駅9:54--嵐--10:48東屋11:00--11:35大野山山頂(昼食)12:10--地蔵岩コース--13:45カフェ・リーフス(ティータイム)14:10頃--14:40山北駅

花粉最盛期に山登りを避けていた山の神も、少し足慣らしをして、ゴールデンウィーク後半の四国・剣山行きに備えることになった。山の神は、最初奥多摩の丘陵歩きといっていたのだが、コースタイムをみると、やけに短い。これでは足慣らしにならない。私はここのところ連続して丹沢を訪れていたこともあり、丹沢に行こうと提案した。地図を眺めていると、ちょうど10年前に訪れていた大野山が目に付いた。長くもなく、極端に短くもない。ただ前回と同じコースをトレースするのはつまらない。今回は逆回りで登ることにし、急遽計画書をつくった。

さて、当日は自宅で朝食をとり、珍しく計画どおりの7:25に出発した。電車山行だから、遅れてはいけないと気合が入っている。駅に向かう途中のコンビニで買出しをし、電車に乗り込んだ。小田急の新松田駅で下りて、JRに乗り換えようと、松田駅に向かうと、なつかしのマニラ食堂があった。山の神も激しく反応する。山のぼらーは何度も来る場所だからねえ。

 
左:谷峨駅にあった藤棚。座っているのは、地図チェック中の山の神 右:田んぼの中へ移動中

JR松田駅から御殿場線で谷峨駅へ。電車は定刻通りに到着し、乗客がぞろぞろと降りる。皆大野山ハイキングのようで、その多さに驚かされる。トイレに寄る人、すぐに出発する人、バスを待つ人、とにかくすごい人だ。天気は快晴で、まさにハイキング日和!

いろいろなグループが続々と出発していく中、山の神と私も駅を後にした。前方には年配の夫婦と、20代の男ばかりのグループが歩いている。しばらくは舗装された車道歩きだ。田んぼ奥の橋を渡って、山の斜面につけられた道をえっちらおっちらと。やがて民家が出てきて、登山道に分け入る。

 
左:東屋でひと休み。手前の箱には、手作りジャムが 右:草地を登高中

新緑がまぶしい森の中を進んでいく。再び車道に出て少し歩くと、立派な公衆トイレが出てきた。この辺りまで来ると、ハイカーの姿が多く目につくようになる。

そろそろ休憩したいなと思った頃、10:48東屋が現れた。渡りに舟とはまさにこのこと。傍らにあった白い発泡スチロールの箱には自家製ジャムが入っていて、無人販売していた。山の神がほしいといいながら、いくつか手にとっていた。そういや今朝の朝食のジャムは、これだったのかもしれない。 


うっすらと富士山

東屋からは一気に急登になり、樹木のない草地になる。照りつける日差しもなんのその、ジグザグにつけられた登山道を上がっていく。見晴らしは、高度を稼ぐほどにどんどんよくなり、時折振り返っては、山の神といいねえとほくそえむ。かなたに富士山がうすぼんやりと浮かんでいた。


最後のひと登り

登り切ると、見覚えのある場所に出た。ただ前回訪れた10年前とは異なり、フェンスで囲われていてまっすぐは進めず、迂回路がつけられていた(写真左下)。

 
左:山頂へは横移動の迂回路 右:大野山山頂

大野山山頂には、11:35到着した。そこにも、ここにも、向こうにも、人、人、人……。ゴールデンウィークだけのことはある。山の神と唯一空いていた、少し傷んだベンチに座り、昼食にした。

 
左:ワンタンはるさめスープに煮卵を投入 右:ハイカーで賑わう大野山山頂

コンビニで見つけて買った煮卵を山の神と分け、私はワンタンはるさめスープに入れてみた。ちょっといつもと違う味わいで気分も変わる。

 
左:下山路は延々階段 右:至るところにシャガの群落

山頂は相変わらず賑わっていたが、早くも帰りの電車が気になりだし、12:10山の神と早々に腰を上げた。下山路にとった地蔵岩コースは、10年前とは登山道の様相が一変していて、階段が延々と設置されていた。

そのうち野鳥がさえずる山中に入り、しばらくして車道に出る。

 
左:民家に見事なツツジが 右:白い藤の花を発見

上り時にも見たシャガの群落がこちらの道にもあった。民家が出てくると、今度はつつじが咲き誇っていて、目を楽しませてくれる。珍しい白い藤の花も登場して、圧巻だ。思わず写真を撮ってしまった(写真右上)。

その後大きな車道に出て、東名高速をくぐったものの、いつまでもあの喫茶店が出てこない。あれ、おかしい、この道でいいのかと、地図を出して確認する始末だ。後ろを振り返ると、ハイカーがどんどん来ているから、間違いではなさそうだと安心する。

 カフェ・リーフスでシフォンケーキを食べる

車がびゅんびゅん行き交う車道をしばらく歩いて、10年前に入り損ねた、あの喫茶店「カフェ・リーフス」をようやく見つけた。これは入らねばと、階段を上がって、ログハウスふうの店内へ。なかなかおしゃれなお店だ。シフォンケーキとアイスコーヒーを頼んで¥800。おいしいけれど、もう少しボリュームがあってもいいなと思いつつ、時計を気にする。いつまでもくつろいでいたい山の神を急かして、お店を出る。所要30分くらいで山北駅に着いた。

電車は、ラッキーなことにほとんど座って帰ることができた。当然ながら、まぶたがくっつくのだが、自宅最寄駅では目がぱっちり。飲むには、まだ時間がちょっと早いがいいかと、山の神と餃子をつまみにビールで乾杯した。 

参考:当ブログ絵に描いたような牧場と大野山(2006/3/21)


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