目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

淡雪山・興因寺山

2015-05-30 | 山行~八ヶ岳とその周辺

淡雪山 標高 790m 興因寺山 854.5m 山梨県

2015年5月23日(土) うすぐもり

メンバー 山の神と私

コースタイム 積翠寺温泉坐忘庵(古湯坊)第2駐車場9:02--穴口峠--10:15興因寺山10:28--10:48淡雪山10:51--11:24興因寺山11:35--12:17坐忘庵第2駐車場

前泊は、積翠寺温泉坐忘庵(冒頭写真)。チェックアウトのときに宿の第2駐車場に車を置く許可をもらい、本館の真ん前に停めてあった車を移動した。9:02駐車場を出発する。いきなり陰鬱な感じの薄暗い杉林からのスタートになる。昨日に引き続き山の神と私以外の登山者の姿はない。

 
左:古湯坊登山口 右:横移動から上りが始まる分岐

しばらく単調な横移動の道だ。整備は滞っているようで、ベンチやテーブルが苔むしたまま放置されているのを見かけた。しばらく行くと、穴口峠・淡雪山方面へ上がっていく分岐が出てくる。ここから上りに入る。

突然林道に出て、ここはどこだと山の神と地図を眺めるが、よくわからない。ふと傍らを見ると、道標があることに気づいた。それに従いほぼ直角に左に折れて林道から離れた。誰が捨てたのか、空き缶などのゴミが散乱していてがっかりする。すぐに淡雪山を指す道標とともに急登が始まった。

 
左:気持ちのいい松林の尾根 右:道を間違ったのはここ。本来は左へいくところ、右へ下ってしまった

登りきると、左手だけに松林が続く小広い場所に出る。まるでデジャヴ。昨日登った帯那山の防火帯の登山道を彷彿とさせる風景だ。再び上りに入ると、木の幹になにやら巻かれているのが遠目に見えた。そこまで見に行くのが億劫で、右前方に見える赤ペンキを頼りに進んでしまった。それが失敗の始まりだった。 

赤ペンキがべったり着いている割には、あまり歩かれていないようで、下りに入ると踏み跡がない。ただ前方に黒い階段が見えていたのでそこへ向けて強引に下った。この階段を下ると鞍部に出るかのかと思ったのはさらに失敗。用水路が出てきて里に下りてしまった。明らかに逆だ。上らなければいけなかったのだ。

 
左:高圧線の鉄塔がある興因寺山山頂 右:登山道から甲府の市街地や富士山が見える

しかしさほど歩いたわけではないので、気を取り直して登り返した。進行方向右手の斜面上に赤ペンキが見えるから、やはりこのまま登って行けば興因寺山だ。興因寺山から尾根伝いに回り込んでいくから間違いないと山の神に告げた。あとは自然と足早になる。階段の終点には、案の定、登山道があった。尾根伝いに登っていく。やがて高圧線の鉄塔が見え、花バチの出迎えを受けると、10:15目の前に興因寺山山頂の標示があった。

木陰で水分補給をして山頂を後にした。歩き始めてすぐに下りになり、それが延々と続く。これは復路が大変そうだ。最初の予定では、淡雪山が先だったのだが、、、地図の等高線をちゃんとチェックしていなかったのは重ねての失敗だった。まだ下るのか、まだ、、、


淡雪山の松と白砂

下り続けて20分ほどで淡雪山に到着した。山名の標示はない。きっとこの松に結わえてある白いプレートに書かれていたんじゃないのと山の神。高度はあまりないが、山頂からの眺めはいい。南アルプスや甲府の市街地を展望できる。直下には弥勒館という宗教施設も見えている。


淡雪山から甲府の街を望む


淡雪山から甲斐駒も見える

淡雪山では、腰を下ろすこともなく、そのままピストンで来た道を戻ることにした。11:24興因寺山に到着し、再び往路で休んだ木陰に入った。山の神が買ってきたドラ焼きを食べて、あとは一気に下ることにした。下りに入ると、だいぶ気温が上昇してきて暑い。武田の杜まで来ると、あとは早く登山口に着かないかと山の神と言い募っていた。下山は12:17。それにしても土曜だというのに行程中、誰にも会わなかった。マイナーだからなのか、この季節に低山だからなのかはわからないが、こんなこともあるのかとちょっと驚きだった。帰途かいてらす(山梨地場産業センター)に寄って甲州産ワインを買い、2階のレストランで昼食をとった。駐車場が広く大勢の観光客やジモティで賑わっていた。

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