目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

蛇紋岩の至仏山

2015-09-23 | 山行~上州

標高 2,228.1m 群馬県

2005年8月21日(日) くもりのち晴れ

メンバー 山の神と私

コースタイム 7:50並木駐車場--(乗合バス)--鳩待峠8:30--笠ヶ岳分岐--9:45展望台9:55--10:20小至仏山--10:55至仏山山頂(昼食)11:40--12:40休憩12:50--13:30尾瀬ヶ原--山の鼻ビジターセンター14:00--14:50鳩待峠--15:30並木駐車場

当初は笠ヶ岳へ行く予定だったのだが、ガスっていて、せっかく行くのなら、快晴のときに行きたいと山の神。私はまだ至仏山に行ったことがなかったので、じゃあ、お隣の至仏山に行こうとなった。記憶をたどると、たしか鳩待峠から歩き始めてから、そうなったような気がする。

いつものように4:30家を出発した。関越・上里SAで朝食をとり、沼田ICで高速を下り、ひたすら尾瀬方面へと車を走らせた。並木駐車場には7:50に到着。ここに愛車を置いて、乗合バス(当時片道¥900)で鳩待峠に上がった。峠は大勢の登山者でにぎわっていた。さすが尾瀬の入口だけあって、いつもすごい人だ。8:30身支度を整え、山の神とともに峠を後にした。雲が多いなか、至仏山だけははっきりとその山頂が見えていた。

  
左:ガスが少しはれてきた小至仏山近辺 右:至仏山を望む

9:45笠ヶ岳への分岐を越えてすぐの展望台で休憩にする。前にも後ろにも登山者の姿が見えて、尾瀬ヶ原ばかりに人が集中しているわけではないのがわかる。至仏山も百名山に入っているからか。

10:20頃小仏山に到着する(冒頭写真)。真っ白で何も見えない。ただ登山者だけが後から後から押し寄せてくる。

 
左:登山者でにぎわう至仏山山頂 右:蛇紋岩の隙間にヒメシャジン

至仏山山頂には、10:55に着いた。相変わらずガスッっていたが、時折ガスが流れて、どかーんと尾瀬ヶ原を見渡せる。このパノラマ風景は半端じゃない。さあ、メシだと山の神と尾瀬ヶ原のほうを向いて腰をおろした。 


雲が流れて燧ヶ岳がくっきりと姿を現した。手前は尾瀬ヶ原

11:40下山開始。木道を延々と歩いていく。やがて木道が途切れ、あの悪名高き蛇紋岩地帯になる。ガイドブックや人づてに滑るから気をつけろといわれているあの岩だ。皆滑ると刷り込まれているから、おっかなびっくり慎重に足を下ろしていく。

しばらく足元ばかり気にしていたが、先ほどまでガスに包まれていたのが嘘のように雲が切れ、青空が広がってきた。前方の燧ヶ岳もその姿をくっきりと現した。時計を見ると山頂から1時間ほど歩いている。そろそろ休憩にしようと山の神に声をかけた。

 
左:燧ヶ岳と山の神 右:同わたし

歩き出すと、登山道に水があふれかえり、川のようになっているところがあった。一難去ってまた一難だ。そこには、明らかにへばって動けなくなっている(休憩している)登山者がいた。

13:30尾瀬ヶ原に入り、木道の先の燧ヶ岳の眺めに思わずスゴイと笑顔がこぼれる。そこから山の鼻ビジターセンターまで進んで、山の神と私は大休止にした。先ほどの登山者なみにヘトヘトになっていた。水分補給して人心地ついたころ、ようやく重い腰を上げて鳩待峠へ向かう。最後の登りを上がりきると、登山者でいっぱいの峠に着いた。順番を待って、満員の乗合バスに身を縮めて乗り込み、ホッと一息つく。あとは揺られていれば、愛車の待つ並木駐車場だ。15:30無事到着。

帰路は予想したとおり渋滞にはまった。時間からいって高速を下りてから晩飯にしようかと山の神と相談していて、幹線道路で運よくファミレスを発見したまではよかったのだが、駐車場に入ろうとすると、すでに2台くらい駐車待ちをしていた。これはしんどそうだとその店を見送り、もう1軒満員のラーメン屋も見送って、失意のうちに20:15帰宅することになった。ザックを家に放り込んで、家からいちばん近い居酒屋で晩飯にありついた。

コメント
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