天狗岳下山後、雨具を片付け、雨に濡れたザックを拭いたり、一服ふかしたりしているうちに17:00を回っていた。もたもたしていると本日の宿蓼科東急ペンション・ベルクコットには到着と同時にディナーになってしまう。
急ごうと山の神を促した。
この宿は、たまたまじゃらんでこの界隈を検索していて見つけた。口コミの評価の高さ、とくに料理がおいしいというのはそそったし、野鳥が来るというところも気に入った。さっそく予約して楽しみにしていたのだが、チェックインがこんなに遅くなってしまっては、せっかくのお楽しみも半減で残念だった。
宿までの経路でカーナビに電話番号や住所を入れると、たどりつけないことがあると注があったことから、事前にGoogleMapのストリートビューで確認。ビーナスラインから「東急リゾートタウン蓼科」の入口を間違わなければ、あとはだいじょうぶと東急の敷地内に入った。
ベルクコットは、道路から一段低くなったところにある。進行方向右手にペンション名を掲げた駐車場(右の写真)を探しながら進む必要がある。しかしカーナビで行きつけないという情報が頭にこびりついていて集中していたせいか、通過することなく難なく見つけられた。
宿はご夫婦で切り盛りしていて、チェックイン時は旦那さんが相手をしてくれた。かわいらしい置物に自然と目がいく階段を上がって2階の部屋に入る。まずは館内2か所にあるうちのひとつ、2Fの麦飯石の風呂に入って汗を流す。そして部屋で少しくつろいでいるとすぐにディナータイムとなった。ディナーは評判にたがわずおいしかった。リンゴのチップでスモークした自家製ベーコンは逸品。地元の無農薬野菜がシャキシャキの歯ごたえもあって新鮮さをアピールするとともに滋味豊か。リンゴで育ったという牛もいうことなしだった。
食堂前のスペースには、動物が来るように餌場を設けていて、この日はタヌキが姿を見せていた。ほかにアナグマやテンが来るという。いずれも夜行性だから宵のうちだと姿を現さないのかもしれない。またテラスには野鳥やリス用の餌台があって朝食時に野鳥やリスを見られればと思っていたのだが、見られるのはタイミングによるようだ。
次回訪れる機会があるのなら、快適なテラススペースでくつろげるように早くチェックインしたいものだ。
参考:https://www.facebook.com/bergcot/