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目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

元祖山手七福神めぐり

2018-01-21 | 七福神めぐり

山手七福神 東京都

2018年1月3日(水) 晴れ

メンバー 山の神と私

コースタイム 11:35頃 白金高輪駅--覚林寺(毘沙門天)--瑞聖寺(布袋尊)--妙圓寺(福禄寿尊・寿老人尊)--昼食--大圓寺(大黒天)--蟠龍寺(弁財天)--目黒不動尊 瀧泉寺(恵比寿神)--15:00頃 目黒駅

目黒納め。というのも昨年9月まで在籍していた会社が目黒にある。今年は、心機一転の年。目黒と白金にまたがる6ヵ寺の七福神を巡って、きれいさっぱりと目黒とは決別することにした。


山手七福神の色紙

山の神と10:30頃家を出発し、電車で山手線の目黒駅に向かう。そこから南北線で白金高輪駅へ。駅の改札あたりに、山手七福神のパンフか、チラシかが置いてあるのではと期待したのだが、見当たらない。まっいいかと、Webで見つけた案内MAPを片手に1番出口から山の神と地上に出た。すると、いきなりなんかの建物の中で、ここはどこ?となる(ちなみに建物は高輪区民センターだった)。それでもすぐに桜田通りを見つけてひと安心する。でも今度は方向がわからない。はて、どっちだろうとお上りさんのようにきょろきょろして、たぶんこっちっぽいと歩き出したら、大当たり。交差点の信号に「清正公前」の文字が見えた。だだっ広い桜田通りを横断して、まずは覚林寺だ。門をくぐって、すぐ左手に毘沙門天はおわした。正月3日ということもあり、なかなかの人出だ。こんなに混んでいるのなら、七福神巡りは4日のほうがよかったかと、ちょっと脳裏をよぎる。お参りを済ませ、さっそくご朱印をもらう(色紙が¥500で、ご朱印は¥300)。普通なら、封筒やビニール袋などに入れてくれるのだが、剥き身のまま裸で渡された。そういやかばんの中にビニール袋があったはずと、がさごそやると出てきたので、それにとりあえず色紙を仕舞う。

 
左:横断歩道の向こうに覚林寺 右:瑞聖(ずいしょう)寺

次は、布袋さんの瑞聖寺。目黒通りに入ろうとすると、すぐ目の前に色紙を持ったおばちゃん2人組がいた。これからずっと一緒かとそのとき思ったのだが、このおばちゃんたちばかりではなく、このあと、同じ七福神巡りの方々に何度も遭遇することになる。

シェラトン都ホテルを越えて、しばらく歩いて瑞聖寺に到着した。1列に並んで布袋さんのご尊顔を拝する順番を待つ。ここでは、ご朱印をもらうのに結構な時間待たされた。そういえば、どこかのサイトでお参り前に色紙を渡しておこうとアドバイスがあったのを思い出した。こういうことかと得心。

 
左:瑞聖寺の布袋さん 右:妙圓寺の福禄寿・寿老人は残念なことに撮影禁止だった

瑞聖寺を出て、妙圓寺へ。予想以上に距離があって、行き過ぎたんじゃないかと危惧するほどだった。でも明らかに七福神巡りと思える人たちが左折していくのが見えて、後につづく。人だかりができているお堂に靴を脱いで上がる。皆参拝とご朱印待ちだ。山の神と私も列の最後尾について堂内に入った。しばらく待たされて、奥に鎮座している福禄寿、寿老人を拝することができた。

妙圓寺を後にすると、もう見慣れた目黒の街並みだ。首都高の高架下をくぐり、どこかこの辺りでご飯にしようと山の神に提案する。台湾料理の巧匠が目に入り、ここにしようとお店に入った。正月のせいか空いていてゆったりと食事ができた。お奨め!


大圓寺の五百羅漢

昼食後、目黒通りをまっすぐ進んで目黒駅を越え、雅叙園へと導く行人坂を下った。途中に次の目的地、大圓寺が出てくるのだが、目黒の会社に通っていた割には、まったくこの寺の存在に気を留めていなかった。境内に入ると、五百羅漢が盛大に出迎えてくれる。こんなすごい石仏群があったなんて、まったく知らなかった。灯台下暗しとはまさにこのことだ。

  
左:大圓寺、大黒天の奉られたお堂 中:蟠龍寺、弁財天堂内の木造の弁財天 右:蟠龍寺石窟内の石造の弁財天

参拝客でにぎわう大圓寺の大黒天をお参りしたのち、雅叙園の前を通過して山手通りに出る。歩道橋を渡って蟠龍寺へ向かう。小路を抜けるとその先にそれはあった。お堂内の弁財天に手を合わせる。顔を上げて目を細めても、残念ながらお姿は小さくてよく見えない。そのまま帰ろうとすると、お堂の横にもう一つ何かがあるのに気づいた。近くにいくと、それは石窟で、もう1体弁財天が奉られていた。傍らには一心不乱にお祈りしている年配の女性がいて、そんなにご利益があるのかと、しばし待った。順番が来て、山の神と正面に立って石窟を覗き込むと、中はかなり狭い。またもやお姿はよく見えなかった。

 
左:瀧泉(りゅうせん)寺大本堂 右:瀧泉寺の恵比寿様

最後は目黒不動(瀧泉寺)の恵比寿様だ。目黒不動といえば、五不動のうちの一つ。目黒不動のほかに、目白不動、目赤不動、目青不動、目黄不動がある。ウィキぺディアによると、密教の陰陽五行説にのっとり、5色の不動尊を江戸の運気上昇の要として配置したようだ。

恵比寿様は、瀧泉寺境内に入ってすぐのところにあった。柔和なお顔立ちの石像で、見ているだけでこちらも幸せになれそうな気がしてくる。大本堂の人出に比べれば、こちらは参拝客も少なくひっそりとしていた。お参りを済ませ、社務所でしばらく待たされたのち、ご朱印をもらい、今年の七福神巡りを終えた。来た道を戻り、山手通りから権之助坂に入る。ちょっと前まではこの辺りの店で昼メシを食べ、同僚とよく飲みにいっていたのがこの居酒屋で、などと上の空の山の神に説明をしながら目黒駅にたどり着いた。

過去の七福神めぐり:
七福神めぐりhttp://blog.goo.ne.jp/aim1122/e/8d9f16337cf2cb97d013ccc74a2bc6b3
東海七福神と品川富士http://blog.goo.ne.jp/aim1122/e/e7dcc0df1eca1c89dea42374fd68f971
池上七福神http://blog.goo.ne.jp/aim1122/e/e7dcc0df1eca1c89dea42374fd68f971
千寿七福神(北千住)http://blog.goo.ne.jp/aim1122/e/e5c9ac63891aa7ecf16842f63bfb796a
下谷七福神http://blog.goo.ne.jp/aim1122/e/d9d2bc94d677699ddba1c85946e81c9e
新宿山ノ手七福神http://blog.goo.ne.jp/aim1122/e/18d67a1f45c22a06563d3e3068401343

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新宿山ノ手七福神

2017-01-25 | 七福神めぐり

新宿山ノ手七福神 東京都

2017年1月15日(日) 晴れ

メンバー 山の神と私

コースタイム 11:45頃 牛込神楽坂駅--善国寺(毘沙門天)--経王寺(大黒天)--牛込柳町駅~東新宿駅--稲荷鬼王神社(恵比寿神)--永福寺(福禄寿)--厳嶋神社(弁財天)--法善寺(寿老人)--西向天神社(弁財天の御朱印)--昼食--太宗寺(布袋和尚)15:00

山の神の膝痛も私の腰痛もひと段落ということで、今年も七福神めぐりに出発した。ついに途切れるかという瀬戸際からの起死回生。今年も七福神からもたらされる幸運に期待したいところだ。

スタートは都営大江戸線の牛込神楽坂駅。通りに出て、さっそく神楽坂へと向かった。最初は毘沙門天がおわす善国寺だ。前を何度か通り過ぎたことはあるが、境内に入るのはまったくの初めてだった。15日ともなれば参拝客は少ないと思っていたのだが、境内は思いのほかにぎわっていた。毘沙門天の幟を見て、こっちだこっちだと、山の神を促しお堂に入って、お参りを済ませた。

 
左:善国寺(毘沙門天) 右:経王寺(大黒天)。冒頭の写真も

次は大黒天と思ったら、山の神が指差しながら、そこのパワーストーン屋さんを覗いていきたいと、そそくさと店内に消えていってしまった。私も仕方なく後について中に入り、パワーストーンの棚を眺めていく。階段を上がって店の奥まで入ると、きれいな装飾を施された御朱印帳を陳列していた。さすがは神楽坂、こういう品揃えがあるのかと感心しながら店を出た。しかしいっかな山の神が出てこない。どうしたんだろうと店内を覗くと、レジに商品を持っていってお買い物になっていた。

それからようやく経王寺へ向かうことになる。一駅分電車に乗るのもなということで、歩き始めたのだが、歩けど歩けど一向に経王寺が出てこない。寒くて震えながら歩いていたから、余計遠く感じたのかもしれない。ようやくたどり着き、階段を上ると、大黒天の赤いちょうちんと、同時に大勢の人が目に飛び込んできた。えっ、3が日じゃあるまいし、なぜと思ったが、この時期にも七福神めぐりができるところは限られていて、われわれと同じような方々がそれなりにいるということなのだろう。

 
左:稲荷鬼王神社。この左手に恵比寿神が鎮座 右:永福寺の福禄寿

経王寺でしばらく待たされてから、御朱印をもらい、牛込柳町駅へと向かう。ファッショナブルな着物をお召しのきれいなお姉さん方がいて、正月気分に浸れた。二駅分進み、東新宿駅で下車。次の稲荷鬼王神社へと向かう。境内に入って、本堂の左手前に恵比寿神の祠があったのだが、ご開帳はしていなかった。姿を見ずにお参りしたことになるのかと、ちょっとがっかりしながらも御朱印だけはしっかりともらった。

稲荷鬼王神社からしばらく歩いて、次の永福寺へ。入って左手に福禄寿の祠があった。青々とした松葉の奥に福禄寿様。恵比寿神を拝めなかったこともあり、福禄寿様のありがたみを感じてしまう。

 
左:厳嶋神社(弁財天) 右:法善寺(寿老人)

そしてすぐ近所の厳嶋神社。弁財天の神社なのだが、ここもご開帳していなかった。閉じられた扉の奥に本当に弁財天はおわすのか。疑問を抱きながらも参拝して先へ進む。まねき通りに入って、お次の法善寺へ。境内に入って、どこなのだろうときょろきょろしていると、右手にでかでかと「寿老人」の文字が張り出してあった。入口の上がり框から、寿老人の小さな像を仰ぎみて参拝する。

ここでいったん参拝コースからはずれ、西向天神社へと向かう。正月も7日を過ぎると、厳島神社に人がいなくなり、弁財天の御朱印は、西向天神社でいただくことになるからだ。


左:銅造地蔵菩薩坐像(江戸六地蔵の第三番) 中:閻魔大王像 右:脱衣婆像(別名:しょうづかのばあさん)

さて、西向天神社から最後の太宗寺までの歩きは長い。新宿御苑方向に進み、おおよそ15分はかかる。ドラマに出てきそうな(実際に使っているのか?)しゃれた建物の新宿中学校や東京電力の豪壮な建物の横を通って靖国通りを越える。昼食を食べそびれていたところに、お待ちかねの飲食店が軒を連ねる場所に出た。山の神と目についた中華屋さんののれんをくぐった。定食を食べ、人心地ついたところで太宗寺へ向かう。

太宗寺は、高遠藩内藤家の菩提寺で由緒正しきお寺だ。境内に入って、まず見上げるのは江戸六地蔵の第三番、地蔵菩薩像。かなり巨大な銅像で都の重要文化財に指定されている。野良猫がたむろしている隣のお堂には、これもまた大きくて迫力満点の閻魔像と奪衣婆像が鎮座している。それぞれのお参りを済ませ、最後に布袋和尚の姿を拝んだ。

 太宗寺

布袋さんの御朱印は、奥の大きな建物でもらう。閻魔様と布袋和尚の2つの御朱印をマイ御朱印帳にいただいている人もいて、お坊さんもなかなかに忙しい。

そういえば、新宿山ノ手七福神をめぐったばかりだと、先日ゴールデン街の某女子に話していたところ、このお寺は投げ込み寺であると聞かされた。江戸時代この地には妓楼が何軒もあって、身寄りがなく亡くなった遊女たちが無縁仏としてここに弔われたとのことだ。その数1000を下らないというから、ちょっと怖くて身構えてしまう。


新宿山ノ手七福神の色紙、パンフレット、手提げ

余談はさておき、御朱印7つがすべてそろった。山の神とやったねと眺めながら太宗寺を出ると、すぐに新宿の喧騒が待っていた。新宿通りを少し歩き、寒いからと地下街へと下り帰途についた。今年もいいことがありますように!

参考:
七福神めぐりhttp://blog.goo.ne.jp/aim1122/e/8d9f16337cf2cb97d013ccc74a2bc6b3
東海七福神と品川富士http://blog.goo.ne.jp/aim1122/e/e7dcc0df1eca1c89dea42374fd68f971
池上七福神http://blog.goo.ne.jp/aim1122/e/e7dcc0df1eca1c89dea42374fd68f971
千寿七福神(北千住)http://blog.goo.ne.jp/aim1122/e/e5c9ac63891aa7ecf16842f63bfb796a
下谷七福神http://blog.goo.ne.jp/aim1122/e/d9d2bc94d677699ddba1c85946e81c9e

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下谷七福神

2016-01-10 | 七福神めぐり

東京都

2016年1月3日(日) 晴れ

メンバー 山の神と私

コースタイム JR鶯谷駅11:30--元三島神社--入谷鬼子母神--英信寺--法昌寺--弁天院--飛不動尊--寿永寺--12:40東京メトロ三ノ輪駅

2003年から始めた、七福神巡り。今年は簡単に回れそうな下谷七福神に行ってみることにした。ネットで調べるとみると、のんびり巡って1時間半くらい。まずは山手線の鶯谷駅で下車した。山の神が駅員さんに七福神のパンフレットはありますかと聞くと、チラシが出てきた。改札付近のラックになかったので、てっきりもうつくっていないのかと思ったのだが、聞いてみるものだ。

 
左:バランスの悪いレイアウトだなあと思わずいってしまった下谷七福神の色紙 右:寿老神の元三島神社

最初は、寿老神。ホテル街のなかに取り残されてしまった元三島神社にある。茅の輪をくぐり、階段を上がっていく。ここから巡る人はけっこういて、色紙が飛ぶように売れていた。ご朱印帳をもっている人もいて、ブームはまだ健在のようだ。

 
左:入谷鬼子母神の福禄寿 右:英信寺の三面大黒天

言問通りを進むと、入谷鬼子母神に着く。小さなかわいらしい福禄寿が小さな祠に鎮座していた。

お次は、入谷口通り沿い、英信寺の三面大黒天。入谷鬼子母神を出て言問通りを少し戻ったところで、色紙をもった団体が大挙押し寄せてきた。この団体に追いつかれてはことだと、山の神とともに自然と足早になった。英信寺に到着すると、本堂の隣に大黒天の祠があった。のぞくとたしかに顔が三つもついている。ちなみに写真向かって左が毘沙門天、右が弁財天だ。よく見るとそれぞれに手もついている。毘沙門天が手にしているものは、いつものものだが、弁財天が手にしているのは、なんだ? ウィキペディアによると、ひとつは宝珠、もうひとつのくねくね曲がった得体の知れないものは、宝蔵の鍵ということだ。弁財天といえば、琵琶を持っている姿を思い浮かべるけれども、こんな弁財天もいるのだ。私にも宝蔵と鍵を分けてくれ~。

 
左:法昌寺の毘沙門天 右:弁天院

4番目は、毘沙門天。英信寺とは目と鼻の先くらいの距離にある法昌寺にそれはあった。その祠の掲額にでかでかと「毘沙門天」の文字が躍っている。この法昌寺から次の弁天院までは少し距離がある。昭和通りに出て、東京トヨペットを目指して北上する。そして右に折れていくと、朝日弁財天がおわす弁天院に到着する。まったく寒くない陽気であったが、慣例なのか火をたいていた。朝日弁財天と書かれたお堂に入り、山の神ときょろきょろ弁財天のお姿を探したが、結局見当たらなかった。参拝客からは見えない奥に置かれているのか? 姿は見えずとも、新年の多幸を祈念してご朱印をもらった。

 
左:飛不動尊の恵比寿神 右:寿永寺の布袋尊

6番目は、東へ東へと移動して、空の安全を祈願できる飛不動尊。思いのほか参拝客で賑わっていた。ガラス張りの祠の中に恵比寿神を見つける。最後は、まっすぐ明治通りに向かって北上。布袋尊がいる寿永寺を目指した。境内に入ると、目の前に哄笑している布袋尊があった。見れば見るほど、豪快に楽しそうに笑っているように見える。ぜひとも今年はこうなりたい。あやかりたいものだ。

寿永寺から西へ進むと、すぐに昭和通りに出て、東京メトロ三ノ輪駅の入口がある。腹が減ったなあと、山の神とどこか食べるところはないかと周辺を探してみたのだが、駅前の割には山の神のお眼鏡にかなうようなめぼしいところはなかった。結局秋葉原まで移動することにした。電車に乗った山の神の第一声は、「1時間くらいで回れてよかった。楽ちん」。一方で私は、あまりにもすんなりと回れてしまったので物足りなさを感じていた。しかし物足りなさの最大の原因は、山の神も同感していたが、この7箇所の中で大きな寺社がなく地味だったことにあるのかもしれない。どこか心の片隅では、非日常の何かを求めているものだ。

 

参考:
七福神めぐりhttp://blog.goo.ne.jp/aim1122/e/8d9f16337cf2cb97d013ccc74a2bc6b3
東海七福神と品川富士http://blog.goo.ne.jp/aim1122/e/e7dcc0df1eca1c89dea42374fd68f971
池上七福神http://blog.goo.ne.jp/aim1122/e/e7dcc0df1eca1c89dea42374fd68f971
千寿七福神(北千住)http://blog.goo.ne.jp/aim1122/e/e5c9ac63891aa7ecf16842f63bfb796a

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千寿七福神(北千住)

2015-01-12 | 七福神めぐり


千寿七福神の色紙

2015年1月3日(土) 晴れ

メンバー 山の神と私

コースタイム 11:30頃北千住駅--千住本氷川神社--氷川神社--元宿神社--千住神社--八幡神社--稲荷神社--氷川神社--(昼食)--15:00頃北千住駅

今年も恒例の七福神めぐりをした。山の神は、今年はどこへ行くの? と完全に人任せ。それなら私が決めてしまうおうと、いくつかの候補の中から、北千住の千寿七福神を選択した。昨年とその前と品川方面だったので、まず東へ行くことにし、なかでもご利益がいちばんありそうな“千の寿”に惹かれて、ここだとなった。

  
左:元宿神社の寿老人 中:大人気の千住神社の恵比寿天。山の神がまさに恵比寿さんに手をかけようとしている 右:稲荷神社の福禄寿

山手線日暮里駅でなつかしき常磐線(むかし日立に帰省するときはこの線を使っていた)に乗り換え、北千住駅で下車した。こんなに大きな駅とは知らなかった。駅前には商店街、飲食店が立ち並んでいてにぎわっている。駅前の大通りを歩いていくと、さっそく「千寿七福神」の幟が出てきた。右折すると、すぐに千住本氷川神社があった。大黒天が祀られているお堂の参拝の列に並ぶ。暗がりの中の大黒天を拝み、社務所で色紙を購入すると、朱印代とあわせて2,200円といわれる。結構な金額に驚いてしまった。

そこから大黒湯を目指し、越えてすぐの交差点を右に折れて直進する。荒川の土手まで来たら、左折。氷川神社が見えてくる。でっぷりとしているが小さな布袋さんが鎮座していた。境内には、富士山を見立てた小さな山が築かれていて、おそらくてっぺんまで登れば、富士山を登ったのと同じ功徳が得られるというやつだろう。

このあたりは銭湯があちこちに残っていて下町情緒が残っている。次の目印は、タカラ湯。越えてすぐに路地に入っていく。元宿神社には寿老人がおわした。ここからの七福神たちは、みな新しそうだった。千寿七福神めぐりは、それほど歴史が古くないのだろう。

墨堤通りに出る1本手前の道を歩いていく。手に色紙をもち、明らかに七福神めぐりをしている人たちが行き交っている。お次は、願掛けで有名な千住神社の恵比寿天。3回恵比寿様を回し、白いハンカチなどで願掛けしたい恵比寿様の部位を3回なでる。家に帰って、そのハンカチで1日3回その部位をなでながら念じると願いがかなうといわれている。下調べがおろそかだったこともあり、まったく知らずに恵比寿天参拝の列に並んだ。なかなか列が進まず、なぜだろうと、横にあった掲示板を見、前方の参拝者を観察して初めて知った。順番が回って来て、山の神はさっそく恵比寿様をぐるぐる回し、たまたま持っていた白っぽいハンカチで拭き拭きしていた。

ちなみに願掛け内容と部位は以下のようになる。
・商売繁盛 鯛
・家内安全・合格祈願 頭
・縁結び・恋愛成就 胸
・癌封じ 腹
・スポーツ上達 腕と足
・ボケ封じ 後頭部
・痛み封じ 痛いところ

この辺でだいぶ腹を減らしていたのだが、正月3が日ということもあり、どこもお店は閉まっている。参拝を全部済ませて、駅前に出るしかないねと山の神にいいながら、福禄寿と弁財天を参拝する。こっちのほうなら店があるかもと歩いた先に大きそうな中華屋さんがあった。よさそうだと思った瞬間、目の前を歩いていた年配のご夫婦が入ってしまった。店の中を覗くと待っている客もいる。並んでまではヤダなと通過。あてもなく駅方向に進んでいくと、でんでら亭というちょっとこじゃれた店を発見した。ちょっと混んでいて落ち着かなかったけれど、料理はおいしくまずまずだった。

さて来年はどこへ行こうかな。

参考:
七福神めぐりhttp://blog.goo.ne.jp/aim1122/e/8d9f16337cf2cb97d013ccc74a2bc6b3
東海七福神と品川富士http://blog.goo.ne.jp/aim1122/e/e7dcc0df1eca1c89dea42374fd68f971
池上七福神http://blog.goo.ne.jp/aim1122/e/e7dcc0df1eca1c89dea42374fd68f971

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池上七福神

2014-01-07 | 七福神めぐり

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自らスタンプを押して完成させる色紙。台無しにしてしまう人もいるだろうなあ

2014年1月3日(金) 晴れ

コース 曹禅寺(布袋尊)--微妙庵(毘沙門天)--馬頭観音堂(大黒天)--本成院(福禄寿)--厳定院(弁財天)--照栄院妙見堂(樹老人)--養源寺(恵比寿) 全行程2時間ほど

 

今年もお正月は、山の神との恒例行事、七福神めぐりだ。昨年あたりをつけておいた大田区の池上七福神に赴いた。

当日朝ごはんを食べながら、テレビを見ていると火災のニュースが流れていた。有楽町か。新幹線止まってるんだ。たいへんだねと他人事のように言っていると、山手線も止まっているではないか。五反田から池上線に乗り換える予定だというのに。まあ1時間もすれば、動き出すんじゃないのと楽天的にみていたのだが、一向に動き出す気配はなかった。

どうする。

私の気分はもう家でゴロゴロになりかけていたのだが、山の神は行く気満々だった。都心に出なくても、郊外を乗り継いで回っていけばいいのだと。逆に山手線が止まっていて空いてていいかもね。震災が起きて山手線が止まったときの予行練習にもなる。なんて言いながら、予定どおり、いやこの騒動で30分ほど遅れて出発することになった。

右往左往しながらもなんとか蒲田に到着した。ここまで来れば一安心。やっとのこと池上駅に降り立ち、構内に七福神の案内チラシが置かれていないか、きょろきょろする。残念ながらそういった気の利いたものはなかった。地域をあげての町おこし、七福神めぐりということではないらしい。家でプリントアウトしてきた池上七福神巡りのマップを見ながらスタートする。人通りのほとんどない池上東口商店街を南下し、徳持小学校へ向け右折。瀬尾医院のところを左折。派手に幟が出ている曹禅寺に着く。狭い境内は参拝客でにぎわっていた。ここで七福神の色紙を販売している(¥500)。布袋尊の左右に立っていたおじさんたちが色紙を抱えながら、さあどうぞ、さあどうぞと景気づけをしている。さっそく購入してスタンプを押した。押したはいいが、まだ参拝していないことに気づく。

お次は微妙庵。徳持小の西側の道を通っていくと人が少なくていい。しかし線路を渡ったあたりから、七福神の色紙を持ったおじさん、おばさんたちがやたら目につくようになる。毘沙門天に挨拶したら、3つ目は馬頭観音堂の大黒天。池上警察署の裏手にひっそりとたたずんでいる。猫が2匹、目を閉じて座っていた。

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左:池上本門寺此経難持坂 右:池上本門寺大堂

4つ目は、池上本門寺参道沿い、本成院にある福禄寿。池上図書館を越えて、くず餅で有名な相模屋に出ると、人通りが多くなり賑わいを取り戻す。そこからすぐに本門寺参道に入る。

5つ目、厳定院の弁財天は、本門寺の総門から左へ折れてしばらく歩く。人はまばらになるが、歩いている人のほとんどが色紙を持っている。

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左:池上本門寺五重塔 右:池上本門寺力道山墓所

5つ参拝したら七福神めぐりはいったんお休みになり、池上本門寺の参拝だ。本門寺への96段の石段、此経難持坂を上る。上がり切ったところに参拝客で大賑わいの大堂がある。大堂を見て右手に重要文化財の五重塔が天をつく勢いで鎮座している。さて、お目当ての力道山の墓所は、五重塔からすぐのところにあった。石碑と立派な銅像が建てられている。台座には梶原一騎の名前が見える。すぐにタイガーマスクを思い出すところが、おじさんたる所以だ。

寄り道をしているうちに12時も回り、自然と足早になる。次で6つ目、照栄院妙見堂の樹老人。裏手から境内に入り、隅っこの祠にまつられた樹老人に参拝する。再び裏口に戻り、あいの坂を下って呑川沿いの養源寺に入る。七福神めぐりの掉尾を飾るのは恵比寿さんだ。靴を脱いで本堂に上がり、山の神と並んで正座。凛々しいご尊顔を拝した。お参りが済んで、山の紙が張り切ってスタンプを押した。あれ、恵比寿さんがいない(冒頭写真)。恵比寿さんはどこへ行ったのかな?

無事(?)に七福神めぐりは終了し、13時も回ったことだし、お昼にしようと、山の神とお店を物色した。寿司は昨日食べたし、カレーはパス。中華屋が駅前にあって、お店のなかを覗くと満席だった。どうしようと駅前商店街を歩き、喫茶店も覗いてみたが満席。とりあえず荷物が置けて、椅子に座れればどこでもいいやと歩いていくと、モスバーガーが目の前にあった。ハンバーガーもたまにはいいもんだ。

店を出る頃には、山手線も動き出していたが、おさらいも兼ねて、往路を逆にたどってみることにした。今回はちょっとした探検気分を味わえた七福神めぐりになった。

参考:
2012年までの七福神めぐり
http://blog.goo.ne.jp/aim1122/d/20130103
2013年東海七福神
http://blog.goo.ne.jp/aim1122/d/20130120

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