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目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

三国山・大源太山

2012-06-24 | 山行~上州

三国山 標高 1636m 大源太山 1764.1m 群馬県

2004年6月13日(日) 曇り時々晴れ 

メンバー 山の神と私

コースタイム 9:00三国トンネル群馬側駐車場9:12--9:45三国峠(三国権現避難小屋)9:57--10:35三国山山頂10:50--(三角山小休止)--12:15大源太山(昼食)13:17--14:00小ピーク14:10--15:05三国峠15:15--15:40駐車場

5:15頃家を出発。関越に入り、高坂SAで朝食。それから順調に走って高速を下り、国道17号(三国街道)へ入る。三国トンネルを通過して、長野側の駐車スペースにいったん車を入れた。すでに十数台車が停まっている。トイレがないね、さっきのトンネル手前の駐車スペースにはトイレがあったよねと山の神と話しながら、引き返すことにした。

9:00誰もいないトイレつき駐車スペースに車を置く。外に出ると、思いのほかひんやりしている。気温は10℃しかない。身支度を整えて、車の後ろにある、2つの大きな案内板に視線を送った。嫌でも目に入ってくる巨大さだ。ひとつは、「上信越自然歩道」、もうひとつには、「ここは緑の回廊三国線」と書かれている。だいぶ気合が入っている看板だが、見る人は少ないだろうな。

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左:三国トンネル群馬側駐車場 右:三国峠(復路撮影)。鳥居のそばで休憩

9:12出発。トンネルの手前から登山道へ上がっていく。たちまち山深くなり、すぐそこに道路があるとは思えない感じになる。

登高していくと雲が切れ、9:30頃青空がのぞき始める。登山日和になりそうだ。9:45三国峠に到着。ここには、古びた御阪三社神社、三国権現避難小屋がある。その傍らには、まだ真新しい「三国峠を越えた人々」と刻まれた石碑が建てられていた。歴史上の人物や明治以降の文学者などの名が連ねられていた。思わず、名前を目で追ってしまい、空想の世界へ、タイムスリップしてしまう。

坂上田村麻呂、弘法大師、伊能忠敬、良寛、与謝野晶子、川端康成等。

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3点とも:三国山山頂。左は幸福の鐘

峠からは、よくもまあ、これだけつくったものだと感心するほど、長い木の階段が延々と続いている。階段歩きに飽きてきた頃、10:35三国山山頂に到着した。すでに10名くらいの先着さまがいる。幸福の鐘が設置されいて、登頂する人が順番に鐘を叩いていく。カーンと高い音が辺りに響き、三国山山頂の存在を周囲の人に知らしめている。山の神と私は、うるさいかなと控えめに小さくカンと鳴らしたのち記念撮影した。山頂は強風が吹き抜け居心地は悪いが、見晴らしは良好。目の前に苗場山の雄姿が見える。

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左:大源太山へもう一息の山の神 右:大源太山山頂

10:50三国山山頂を後にする。アップダウンを繰り返し、三角山に到着。この安易な名前は、どこからそう見えるのかはわからないが、形状が三角なのだ(たぶん)。小休止して大源太山へ向かう。大源太山というと、谷川岳の近所にある上越のマッターホルンを真っ先に思い浮かべる人は多いだろうが、ここにも同じ名前の山があるのだ。

12:15大源太山山頂に到着。振り返ると、今通過してきた三国山が稜線の向こうに見える。梅雨の晴れ間だけあって、雲が多いが、なかなかの見晴らしに満足。ここで山の神とお弁当を広げる。

005p6131994 来た道を振り返る

山頂で1時間ほどまったりしてから下山開始。まだまだ上ってくる人はいる。三角山で単独の人、すぐその先で2人組とすれ違う。意外に人気のある山なのだ。交通至便だからか?

15:05三国峠に戻る。あの長い階段を一歩一歩下ってきたら、膝にきて、足は棒のようになる。でも、ここまで来れば、下山したも同然。最後は涼しい森歩きとなり、15:40駐車場に到着した。

帰りの高速は事故渋滞に巻き込まれ、東京着は20時すぎとなった。いやはや。高速を下りて、腹が減ったとメシ場を探す。この頃の山の神と私のブームは、味の民芸でうどんを食べることで、さっそく店へ向かったのだが、運悪く駐車場が満車。店内で待つのはまだいいけど、さすがに駐車場待ちは嫌だなと、あっさりとあきらめ、違う店へと向かったのであった。

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小野子三山

2012-05-20 | 山行~上州

小野子山 標高 1208.3m 中ノ岳 1188m 十二ヶ岳 1200.9m 群馬県

2012年5月13日(日) 晴れ

メンバー 山の神と私

コースタイム 8:03赤芝登山口8:15--8:55尾根9:05--9:25小野子山--(誤って如意寺方面へ下り登り返す)--10:05小野子山10:10--10:47中ノ岳10:55--11:25十二ヶ岳(昼食)12:02--12:30中ノ岳12:37--13:15小野子山13:27--14:17赤芝登山口

今週も中央道方面は大渋滞の予測で、おのずと行き先は、関越方面に決まった。日も上がってきた5:00過ぎに家を出発する。関越に入ると、そこそこの交通量だ。上里SAで朝食をとり、国民宿舎プラネットわらびをカーナビにセットしてスタート。渋川伊香保ICで高速を下りた。

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左:赤芝登山口。路肩に駐車。この後ろに登山口がある 右:スミレの群落

県立ぐんま天文台を越えるとすぐに国民宿舎だ。その真ん前に産直をやっている売店があり、外にトイレがある。この最終トイレに寄って、林道を上がっていく。狭い道なので、この道でいいのかと不安になるが、すぐに赤芝登山口は現れた。8:00にして、すでに3台駐車している。この手前にも4,5台程度の駐車スペースがあった。

ジモティの同年輩の方が先に出発していく。長身で足が長いから、あっという間に姿が見えなくなる。あとからタクシーであがってきたおばちゃん3人組を尻目に、山の神と私も赤芝登山口から上り始めた。急登がつづき、尾根に出るまではほとんど杉林なのには閉口する。しかし、登山道の傍らには、スミレの群落がそこここにあり、目を楽しませてくれた。

001img_5840 武尊山方面

8:55尾根に出る。ちょっとした休憩スペースがある。樹間からは武尊方面がよく見える(上の写真は小野子山山頂から)。歩き始めると、野鳥のさえずりが耳に心地いい。どうやらシジュウカラのようだ。

002img_5841 北アルプスは真っ白

 

9:25小野子山山頂に到着。先着さま2名。見晴らしはいいが、一部樹木で視界はさえぎられている。遠くに北アルプスの白い峰々が見える。

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左:小野子山山頂 右:ノリウツギ

先ほどの休憩からさほど経っていないこともあって、小野子山山頂はスルーしようと、山の神と相談していた。どうせピストンだからまたこの山頂に舞い戻ることになるのだし。写真だけ撮って、下り始めた。ところがだ。「如意寺」という道標が頻繁に出てくる。それは、中ノ岳・十二ヶ岳の先にあるのかと勝手な解釈をしていた。なんて不親切な! なぜ中ノ岳と書いてくれないんだなどどほざきつつ、どんどん下ってしまうと、次のピークがない。

ここまで下って初めて道を間違ったことに気づいた。小野子山山頂で撮ったデジカメの画像をみると、中ノ岳への道標が写っていた。明らかに違う方向へ来ている。ここまで派手に下った分、上り返しはつらい。それでも救われたのは、新緑がきれいだったのと、ノリウツギの花を見られたことか。今日の山行はアップダウンの繰り返しだが、さらに1回アップダウンが増えてしまった。油断大敵!

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左:小野子山の新緑のカラマツを見上げる 右:ヤマブキ

10:05小野子山山頂に戻る。登山口で追い越したおばちゃん3人組がおにぎりをほおばっていた。その姿を見て、だいぶ遅れをとったわいと実感する。無駄に歩いた分ぐったりとして、山の神と山頂の丸太に腰掛けた。そして遅れを取り戻そうと、5分後には、中ノ岳へ向けて出発した。長大な下りが始まる。帰りはこれを上り返すのかと、ちょっと恐れおののく。下っている途中で、ヤマブキがきれいな黄色い花をつけていた。

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左:中ノ岳頂上 右:十二ヶ岳山頂

しばらく下って、上り返すと、中ノ岳山頂。非常に地味な山頂だ。水分補給のために休憩を軽くとる。そしてまた下り。下りきってコルに出ると、またしても上り返しとなる。そして男坂と女坂の分岐に出る。帰路にゆるやかな女坂を下ることにし、男坂の岩場を上がっていく。

11:25十二ヶ岳山頂に到着した。頂上に樹木がないため360度の大展望を楽しめる。そこには駐車場で会った長身のジモティの方がいて、くつろいでいた。写真撮りましょうかと声をかけられ、好意に甘えてパシャリと一枚(右上)とってもらう。

ところで、十二ヶ岳という名は、子持山へ行ったときに「十二」という場所と、山頂に「十二山神」という石碑があったが、やはりこのあたりの民間信仰から来ている名前なのだろうか。ちょっと気になる。

005img_5854 谷川・苗場山方面

山頂は樹木がなくて見晴らしがいい分、日差しの直撃を受ける。容赦ない日差しに山の神と辟易しながら、さっくりと昼食をとり、12:02女坂を下り始める。

006img_5859 小野子山への上りは、延々とつづく

最後の小野子山への上りは、つらい。ヒーヒーいっていると、この辺りで朝すれ違った人たちと再びすれ違った。われわれとは逆コースピストンのようだ。13:15小野子山に三度到着する。

小野子山からの下山途中、天然記念物ゴヨウツツジを見るために脇道に入る。行ってみると、貫禄たっぷりの立派なツツジの木があった。残念ながら花はまだだった。そばにあった平成19年の案内板によると、この上部には、かつて妹ツツジがあったと書かれていた。こちらは姉ツツジ。たしかに家にあったガイドブックには、両方の名がコース上に書かれていた。枯れちゃうとはねえ。

14:17赤芝登山口にたどり着く。帰途朝閉まっていた、林道入り口の売店に立ち寄り、¥300のソフトクリームを購入。山の神はメロン。私はブルーベリーヨーグルト。いろいろ種類があってチョイスが難しい。バルコニーに出て、青々とした牧場を見ながらソフトクリームをなめる。のんびりしすぎると、また渋滞だと重い腰をあげ、関越へと急いだ。関越はちょっぴり渋滞だった。

参考
子持山
http://blog.goo.ne.jp/aim1122/d/20120502

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子持山・浅間山

2012-05-02 | 山行~上州

001p4291008子持山 標高 1296.4m 浅間山 1088m 群馬県

2002年4月29日(月) 晴れ

メンバー 私だけの単独行

コースタイム 8:40子持神社8:50--9:20尾根筋9:27--炭釜--10:33浅間山10:45--11:40子持山山頂(昼食)12:25--獅子岩(大黒岩)--13:25林道(車道)--13:55子持神社

 

山の神はなんだっけなあ、なんで行けなかったんだっけ? よく覚えてないが、行けなかったんだ。山の神本人に訊いてもわからずじまい。結果山の神が行けないから、がっつり鎖場のこの山に行くことになったのだ。

5:45頃家を出るという遅めのスタートになったが、関越道を比較的順調につき進んで、赤城ICで下り、8:40には子持神社に到着した。鳥居横に車を置く。数台停められる程度のスペースには、地元の群馬ナンバーの車が1台停まっているのみだった。じつは、奥の院に停める予定だったのだが、ここを奥の院と思い込んでいた。稜線をしばらく歩いていて、その事実に気づいたのだ。遅すぎ! 

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左:子持神社。この手前に駐車スペース 右:稜線に出る

8:50子持神社の石段を登り始める。いきなり急な上りが待ち受けていた。しかも周囲は杉さんばかりで味も素っ気もない。9:20ようやく稜線に上がり、汗をぬぐって一息つく。

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左:炭釜の祠群 右:浅間山山頂

この尾根筋は、新緑の青々とした回廊で気持ちのいい道だ。後から知ったのだが、ジモティのあいだでは、「尾根めぐりコース」の名で、歩きやすいハイキングコースとして有名なようだ。指導標もよく整備されているしね。

途中、松の木の緑も愛でながら、仏岩や炭釜を越え、10:33浅間山山頂に到着する。まさしくハイキングを楽しむ年配の夫婦2組と出会う。

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左:新緑の回廊の先に子持山 右:子持山山頂にあった石碑「十二山神」

浅間山を10:45出発。ここから子持山への道はきつい。等高線がこれでもかっというくらい詰まっている。そのうち悠々と下ってくるグループと出くわす。こちらは、これからだと気合を入れ直す。11:40ようやく山頂に至った(冒頭の写真)。山頂には「十二山神」の碑がある。たどってきたコース上に「牛十二」と書かれた指導標があったが、この「十二」というのは、ここでは謂れのある数字らしい。山の神を十二様と呼ぶような民間信仰があるようだ。

山頂からの眺めは抜群で、上州武尊山、皇海山、日光白根山、越後の山々が見える。この日はガスが多く、遠くはだいぶ霞んでいた。

003p4291007 日光白根山方面

005p4291011 後方に榛名山群

004p4291010 獅子岩

12:25大勢の登山者でにぎわう山頂を後にする。往路にとった稜線とは打って変わって、岩場だ。獅子岩を注意深く下る。さわやかな新緑の山のイメージはここで瓦解する。持参したガイドブックに岩場の写真がなかったせいか、その姿にちょっとした驚きを覚える。おお、岩山なのか、ここは!

006p4291013 屏風岩

13:25林道に出る。最も登山者に利用されている登山口がここだ。この登山口には駐車場があって、見ると、ほぼ満車だった。ホントはここに停める予定だったのだ。

その駐車場からは、狭いながらも舗装された車道が延びている。行きかう車に注意しながら、子持神社まで下った。帰途は、敷島温泉ユートピア赤城(当時大人¥500)に寄り道し、汗を流してさっぱり。気分よく関越道赤城ICへ向かった。

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草津山下り~渋峠から芳ヶ平・湯釜

2011-10-30 | 山行~上州

001pa251232 渋峠 標高 2172m 群馬県

2002年10月25日(金) 晴れ

メンバー 山の神と私

コースタイム 10:25バス停 白根火山10:36--湯釜(往復15分くらい)--バス停 白根火山10:50--(バス)--11:15渋峠(昼食)11:50--13:07芳ヶ平ヒュッテ13:15--14:08バス停 白根火山

山の神が計画した壮大な山下り。草津バスターミナルで白根火山行きに乗り、終点で降りて、まずは観光客に混じって湯釜散歩。往復して戻ったら、渋峠へバスで移動し、そこから芳ヶ平に下り、また起点である白根火山バス停に戻るというコースだ。先日このコースはNHKのEテレ「山ガール」で採り上げられていた。芳ヶ平ヒュッテが山小屋らしからぬペンションのような食事と部屋で、山小屋デビューには最適として紹介されていた。端的にいえば、山小屋ではないということだな。

さて本題の山行記録に入ろう。前泊は草津。草津よいとこ一度はおいで♪ のとおり、一生に一度は行かなければならない、極上の湯。ゆったりとお湯に浸かり、湯上りには湯畑を散歩したりして、まったりと過ごした一夜であった。

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左:もうもうと湯気がたちのぼる湯畑 右:草津バスターミナル

宿から草津バスターミナルへ行き、9:55発の白根火山行きに乗る。終点の白根火山には10:25到着。平日にもかかわらず、観光客は多く、続々とお土産さんへ吸い込まれていく。山の神と私は、湯釜へまっしぐら。観光客の列に混じって、ガレ場を登っていく。

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白濁した湯釜の水

湯釜の横には、観光客用に「草津白根山」と大書された立派な標柱が設置されていた。団体でにぎにぎしているなかを、立入禁止のネットが張られたぎりぎりのところまで行く。温泉のような色だ。

 

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左:渋峠ホテルで食事 右:95/7/7生まれのありし日のインディ(♂)

湯釜からピストンでバス停に戻り、渋峠へ移動する。着いて早々にメシとなる。峠には渋峠ホテルがあり、食堂もある。ここで山の神とともにカレーうどんをすする。この建物の入り口には当時の名物犬インディがいた。階段でノビをしているところで、近づくといたずらっぽい目をこちらに向ける。たいへんな食いしん坊(?)なのか、ザックを開ける音に非常に敏感に反応していた。生きていたら16歳になるのだが、渋峠ホテルのHPを見ていたら、2008年に亡くなり、今は2代目インディが君臨しているようだ。

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登山道から芳ヶ平を見下ろす

11:50渋峠(冒頭の写真)を出発し、山下りが始まる。単独行のおばさんとすれ違ったのみで人は少ない。ゆるやかに下るだまし平を過ぎると、すぐに目の前が開け、芳ヶ平の湿原が広がる。

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池塘が点在している芳ヶ平

急な下りを進んでいくと、登山道は木道になり、一面草もみじとなり、池塘が出てくる。いつもの山行と異なり、あまりに短時間であっけなく目的地に着いてしまい、しかもまったく疲れていないから、何か拍子抜けした感じだ。山の神の計画にのり、ほとんどコースも吟味していなかったせいもあるだろう。

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本白根山を望む

湿原を散策し、芳ヶ平ヒュッテの近くに腰を下ろして、休憩する。13:15湯釜に向けて出発。ふと気づくと、いつのまにか草木が少ない。そのうち「硫化水素ガスに注意」という看板が出てきた。有毒の火山性ガスのせいで植物が少ないのだ。

14:08バス停白根火山の一帯に到着。近くにあった喫茶店に入って、山の神ともども、カフェオレを飲んでくつろいだ。次回は万座温泉側から本白根山かな。

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鈴ヶ岳

2011-06-22 | 山行~上州

000img_4903_2鈴ヶ岳 標高 1564.7m 群馬県

2011年6月19日(日) 曇&霧

メンバー 山の神と私

コースタイム 8:50頃 赤城山総合観光案内所駐車場9:06--9:39姥子山--9:50鍬柄(くわがら)山10:00--(大ダオ)--10:38鈴ヶ岳山頂(昼食)11:05--11:16重箱岩--11:35大ダオ--11:57鍬柄山12:07--12:35赤城白樺牧場--12:50駐車場

ツツジ見物に赤城山を再訪した。前回は荒山と鍋割山でツツジを堪能したのであるが、今回は鈴ヶ岳だ。天候はあいにくで、常に白くガスっていた。そのおかげで、だいぶ涼しくて助かったのだが。

本日が「高速道路休日どこまで走っても¥1,000」の最終日。大混雑を覚悟していたが、案に相違して、それほどでもない。でも、赤城山の人出は半端じゃなかった。8:50頃まず最初の駐車場に到着したのだが、すでに満杯で移動を余儀なくされた。次に赤城山総合観光案内所の駐車場に行き、ちょうど目の前で1台お帰りになったスペースに車を入れることができた。

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左:赤城山総合観光案内所に隣接した駐車場 右:赤城白樺牧場

観光案内所隣に公衆トイレがある。入り口にはサラサドウダンが植わっていて満開だった(冒頭の写真はサラサドウダンだが、山中で撮ったもの)。さて、そのトイレに寄って9:06スタート。赤城白樺牧場の柵沿いに歩いていく。すでに三脚を立てた人たちが大勢いて、カメラの放列。芸能人の代わりにツツジがオレンジの色で牧場を染め上げている。すごい!このツツジの存在感。

牧場の端に鈴ヶ岳の登山口がある。樹林帯に入っても、そこここでツツジが花を咲かせていて、華やかだ。いっぽうで曇天で薄暗いせいか、ヒグラシがひっきりなしに鳴いている。

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右:姥子山からの展望

初心者コースと書かれていた、なだらかな斜面を上っていくと、ほどなくして姥子山に着く。木が生えていない開けたほうに進むと、ちょっとした展望を楽しめる。ここには一見、山桜かと思われたズミ(たぶん)が白い花を咲かせていた。

001img_4875 鍬柄山から大沼、黒檜山

年配のグループを追い越し、鍬柄山に9:50到着。狭い山頂ながら、一大展望地である。大沼(おの)、そして雲に覆われていたが、黒檜(くろび)山が見えた。ここにもおいでなすった、オレンジのツツジ。

鍬柄山からは、いっきに下りとなる。せっかく登ったのにねえ。ちょっと滑りやすいところもあって、足元に注意だ。山の神が帰りはこんなところを登り返すのかとこぼす。大ダオまで下れば、そこからは急な上りが待っている。半分くらい上ると、ごろごろした岩場地帯になり、三点支持で登らなければならない所が多々出てくる。

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左:鈴ヶ岳山頂 右2点:重箱岩

10:38鈴ヶ岳山頂に到着。 誰もいない。下りていく何人かとすれ違ったのだが、誰もいないとは。でもそれもつかの間、大ダオで追い抜いた年配者の集団が上がってきて、たちまちにぎやかになる。われわれは小腹が空いていたので、早々に昼飯にした。ハエや蜂、虻が集まってくるから、火を使わずにそそくさと、おにぎり&おしんこのシンプルバージョンの昼食を腹に収めた。展望はいっさいないので、まったくもってつまらない山頂だ。もともとここは、修験道の一角らしく、山頂の大きな石碑をはじめとして、やたらと石碑が多い。山頂直下にもいくつかある。

帰りはピストンで来た道を戻ったが、大ダオ手前で重箱岩に寄り道した。急斜面をだいぶ下っていく。まだかまだかと言っているうちに、それらしきものを発見した。重箱岩との表示は何もないから、見落とす恐れありだ。くりぬかれたように見えるこの岩、まるで窓のように向こうの景色が見える。ふと京都鷹ヶ峰の禅寺源光庵を思い出した。方形の「迷いの窓」、そして円形の「悟りの窓」がこの寺にはある。迷いの窓を覗いてしまったのか!

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鈴ヶ岳の登山道に戻り下り始めると、来るわ来るわ、ひっきりなしに登山者とすれ違う。後ろからにぎやかな声が聞こえてくると思えば、20代の若者グループ。やにわに追いつき、文字通り脱兎のごとく追い越していった。

12:35牧場に到着。朝は留守だった牛さんたちが有閑マダムのごとく優雅に横たわっていて、口をもぐもぐしていた。背中にスターを背負った牛さんもいて、何かラッキーなことがと期待してしまう山の神と私なのであった。

005img_4913 一瞬晴れ間が

牧場の牛に気をとられているうちに、晴れ間が見える。ツツジのオレンジとブルースカイは合いますな。観光案内所に戻り、抹茶とバニラのミックスソフトを食べる。ちょっと高くて¥350。半袖でいたのだが、ちょっと肌寒いくらいで、景色を見ながら食べているうちに鳥肌が立ってきた。

13:10すぎ帰途につく。途中、風ラインふじみという農産物直売所によって、野菜を大量に仕入れた。キャベツ¥70は安すぎだ。帰りの関越はそれほど混まず、比較的スムーズだった。スター牛のご利益に感謝。

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