2002年4月29日(月) 晴れ
メンバー 私だけの単独行
コースタイム 8:40子持神社8:50--9:20尾根筋9:27--炭釜--10:33浅間山10:45--11:40子持山山頂(昼食)12:25--獅子岩(大黒岩)--13:25林道(車道)--13:55子持神社
山の神はなんだっけなあ、なんで行けなかったんだっけ? よく覚えてないが、行けなかったんだ。山の神本人に訊いてもわからずじまい。結果山の神が行けないから、がっつり鎖場のこの山に行くことになったのだ。
5:45頃家を出るという遅めのスタートになったが、関越道を比較的順調につき進んで、赤城ICで下り、8:40には子持神社に到着した。鳥居横に車を置く。数台停められる程度のスペースには、地元の群馬ナンバーの車が1台停まっているのみだった。じつは、奥の院に停める予定だったのだが、ここを奥の院と思い込んでいた。稜線をしばらく歩いていて、その事実に気づいたのだ。遅すぎ!
8:50子持神社の石段を登り始める。いきなり急な上りが待ち受けていた。しかも周囲は杉さんばかりで味も素っ気もない。9:20ようやく稜線に上がり、汗をぬぐって一息つく。
この尾根筋は、新緑の青々とした回廊で気持ちのいい道だ。後から知ったのだが、ジモティのあいだでは、「尾根めぐりコース」の名で、歩きやすいハイキングコースとして有名なようだ。指導標もよく整備されているしね。
途中、松の木の緑も愛でながら、仏岩や炭釜を越え、10:33浅間山山頂に到着する。まさしくハイキングを楽しむ年配の夫婦2組と出会う。
左:新緑の回廊の先に子持山 右:子持山山頂にあった石碑「十二山神」
浅間山を10:45出発。ここから子持山への道はきつい。等高線がこれでもかっというくらい詰まっている。そのうち悠々と下ってくるグループと出くわす。こちらは、これからだと気合を入れ直す。11:40ようやく山頂に至った(冒頭の写真)。山頂には「十二山神」の碑がある。たどってきたコース上に「牛十二」と書かれた指導標があったが、この「十二」というのは、ここでは謂れのある数字らしい。山の神を十二様と呼ぶような民間信仰があるようだ。
山頂からの眺めは抜群で、上州武尊山、皇海山、日光白根山、越後の山々が見える。この日はガスが多く、遠くはだいぶ霞んでいた。
12:25大勢の登山者でにぎわう山頂を後にする。往路にとった稜線とは打って変わって、岩場だ。獅子岩を注意深く下る。さわやかな新緑の山のイメージはここで瓦解する。持参したガイドブックに岩場の写真がなかったせいか、その姿にちょっとした驚きを覚える。おお、岩山なのか、ここは!
13:25林道に出る。最も登山者に利用されている登山口がここだ。この登山口には駐車場があって、見ると、ほぼ満車だった。ホントはここに停める予定だったのだ。
その駐車場からは、狭いながらも舗装された車道が延びている。行きかう車に注意しながら、子持神社まで下った。帰途は、敷島温泉ユートピア赤城(当時大人¥500)に寄り道し、汗を流してさっぱり。気分よく関越道赤城ICへ向かった。