goo blog サービス終了のお知らせ 

目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

氷降る小仏城山・景信山

2016-02-07 | 山行~中央線沿線・大菩薩

小仏城山 標高 670.3m 景信山 727.1m 東京都・神奈川県

2016年1月31日(日) 晴れときどき曇り 

メンバー 山の神と私

コースタイム 9:00小仏峠入口駐車場9:10--9:35頃 小仏峠--10:03小仏城山10:28--11:28景信山(昼食)12:14--13:05駐車場

山に行くというのに近場だからゆっくりめ。家でごはんを食べて7:40車に乗り込んだ。途中コンビニで昼食の買出しをし、見慣れた高尾駅前を越え、カーナビの指示通り旧甲州街道へと右折。狭い道をどんどん進んでいくと、ちょうどバスから降りたばかりの登山者が数珠つなぎに林道を歩いていた。当然聞こえないのに、すいませんといいながら、横をすり抜け、林道終点の駐車場に向かった。

冬場だからガラガラだと思っていた駐車場は、ほぼ満車。左下の写真のスペースにはもう停められず、反対側の車止め付近に車を置いた。キャパは15台くらいだろうか。

 
左:林道終点にある小仏峠入口の駐車場。15台程度駐車可 右:ゲートから歩き始めたばかりの地点。予想外に雪が残っていた

山の神と身支度をしていると、先ほどの登山者が続々とやってくる。遅れまじと、9:10われわれも出発する。歩き始めるとすぐに、ポツポツと雨が来た。と思いきや、氷の粒だ。枝に付着していた氷が、太陽に照らされて解け出し、落下し始めたのだ。ザックが濡れるのはまずいなと、たまらずザックカバーをつける。

やがて、しのつく雨のようにバラバラと勢いよく氷が降り注ぐ小仏峠に到着した。つるつるに凍結しているところもあって、コンディションはよくない。でもわれわれと同じように大して雪はないと思ったのか、比較的登山者は多い。何枚か写真をパチリパチリと撮り、城山に向けて移動開始する。かなりの数の登山者が小仏峠へ下ってくる。そして皆アイゼンを着けていた。こちらはといえば、上りということもあり、アイゼン着けるほどでもないよと、そのまま登高した。

 
左:小仏峠の地蔵様と毘沙門天 右:小仏城山の茶店

山の神がフリースを脱ぐというので、いったんザックを下ろすと、目の前に葉先の雫を凍らせた青々とした常緑樹(アオキ?)があった。触ってみると、なんと葉の表面に氷の薄膜がついている。それはいとも簡単にはがれ、葉脈をきれいに写し取った氷の彫刻になった(冒頭写真)。隣の葉も周りの葉もすべて氷の薄膜ができていた。思わぬところで自然の造形美を発見して感激する。

10:03小仏城山に到着。着いた当初はまばらだった登山者も続々と上がってきて、たちまちにぎやかになった。茶店やきれいなトイレもあって、宴会向きの山頂だ。そんな山頂だから油断するとまったりしてしまう。さて下る段になって、やはりアイゼンかとなり、モタモタしながら4本歯のアイゼンを登山靴に装着した。立ち上がって時計をみると、なんとここに25分もいて愕然とする。油断大敵! まあ、今日の行程は短いからいいか。


小仏城山から西新宿の高僧ビル街を望む

 
左:小仏城山山頂にあった天狗の木彫り 右:小仏峠上の展望台からは相模湖が見える

小仏峠へ向けて元来た道をたどるが、すぐに山の神があれっと異常を訴えた。片方のアイゼンがいつの間にかなくなっていた。なんともお粗末なと思いながらも、戻るしかない。はずれるとしたら、さっきのぬかるみのところじゃないかと、戻っていくと果たしてそこに山の神のアイゼンが転げていた。

再び歩き始めると、山の神がまたはずれたという。滅多に使わない道具というのは、こういうものだ。正しい装着の仕方、使い方を忘れている。そのうち装着位置はここだということがわかり、はずれなくなった。

 
左:景信山の標柱 右:標柱の隣には、氷に鎧われた小枝が

小仏峠に戻り、そこから一気に登高が始まる。日が高くなってきたこともあり、頭上からの氷の攻撃は、徐々に激しくなってきた。山頂手前では、豪雨のごとくバラバラと氷が落下してきた。

11:28景信山山頂にたどり着いた。これで終わりかと思ったら、今まさに氷の爆撃はピークに達していた。


景信山山頂の見事な樹氷


景信山山頂は、激しい樹氷崩落が起きていた。皆樹木から離れたところか、屋根のあるところにいる

あずま屋の屋根に落ちて砕ける氷の音がすごかった。ガッシャーン、ズドーン。怪我をするほどではないが、油断していると氷の直撃を受ける。見上げて樹氷があれば、そこは危険。そんなベンチは皆敬遠してなるべく木から離れたところに登山者はいた。

とりあえず安全そうな空いたテーブル、ベンチを山の神と確保し、やれやれと昼食にありついた。食べている間も、落氷の轟音はひっきりなしに続いた。しかし、氷の量にも限りがある。昼食を終えて、下山しようという頃になると、枝に着いていた氷はもうまばらになっていた。

 
左:山の神、下山中 右:ようやく雪がなくなり、冬枯れの登山道に

12:14景信山山頂を後にする。再び小仏峠へ下るのは芸がないと、東側の尾根を下る。登山道に雪が時折出てくるが、しばらく下るとほとんどなくなり、アイゼンをはずした。その後は明るい冬枯れた道になる。やがて中央道を行き交う車が木の間に見え、林道に出た。ちょうど上方から下ってくる人たちがいて、彼らに導かれるようにバス停方向に歩きかけたが、すぐに逆だと気づいて難を逃れた。13:05無事愛車に到着。駐車場はすでに半数以上がお帰りになっていて、ガランとしていた。

帰りは、圏央道の高尾山ICから高速に上がる。まだ渋滞する時間帯ではないので、スイスイ走って帰宅。ゆるゆると過ごせる余裕の午後となった。

前の記事「4本歯アイゼン」に戻る

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

草戸山・城山湖

2015-05-17 | 山行~中央線沿線・大菩薩

標高 364m 東京都

2015年5月10日(日) 晴れ

メンバー 山の神と私

コースタイム 8:45頃 高尾駅8:55--9:18登山口--9:50四辻9:58--10:42草戸峠10:45--草戸山--11:25野鳥観察休憩所(昼食)12:05--城山湖周遊--12:52草戸山13:00--13:54四辻13:58--14:10高尾山口

計画では、上記コースの逆周りにしていたのだが、帰りを高尾山口にすれば、始発だから座れるという山の神の甘言に負けて、高尾駅スタートになった。しかし、当初危惧したとおり高尾駅から登山口までのアクセスがわかりにくく、手間取ることになった。

朝食を家で済ませ7:45頃家を出た。GWの渋滞回避の緊張感はまだ続いていて、オンタイムの行動だ。駅への道すがら、店員が機敏でない某コンビニで買出しをし、わかっていたのに失敗したなといいながら駅へ急いだ。無事予定の電車に乗って、高尾駅で下車。南口から道標を頼りに西へ向けて歩く。しかし、左折して(左下写真)しばらく歩いていても、もう道標が見当たらない。浅川中学校を過ぎた辺りから右側をキョロキョロしながら歩いた。奥のほうに道標らしきものが見えるぞと右に曲がったまではよかったが、左手に延びていく道と右手には上がっていく道が出てくる。後ろからきたトレイルランナーふうのカップルが上ですよといってくれ、事なきを得た。やはり住宅街から登山道に入るのは難しい。

 
左:この辺りは道標が完備。迷いようがない 右:登山道に入る。手前に数台は停められる駐車スペースがある

ボランティア清掃している住人を横目に住宅街の道を上がっていくと、どん詰まりに道標があって、いよいよ登山道だ。もうすでに汗だくで、ここで一枚脱いで、水分補給をした。前方には、先ほどのトレイルランと思しき方々と単独のおじさんが歩いていた。

 
左:突然開けて、霊園ビュー 右:四辻

電車の音が響きわたる薄暗い登山道を上っていくと、突然目の前が開け、眼下に真新しい霊園が広がっていた。山を切り開いて、分譲販売を始めたばかりといった様相で、よく見ると墓石の類は見当たらない。手前の斜面も、最近切り開いたのか、一帯に大きな木は一切なかった。

9:50人影が樹間から見えるなと思って下ると、そこが四辻だった。休憩におあつらえ向きの腰掛があって、ひと休みすることにした。そのうち家族連れが高尾山口から上がってくるのを汐に山の神と腰を上げた。

 
左:ツツジが満開 右:草戸山の「山之神」。道中の無事を祈願する

すぐにツツジが咲き乱れているところに出る。たくさん咲いていると、問答無用に華やかだ。その後アップダウンを繰り返し、嫌になってきた頃に草戸峠に到着した。ベンチが一列に長く置かれていて、多くの登山者が休憩していた。

  
3点とも草戸山山頂。左端の標柱は最近立てられたのか真新しい

峠では人が多くて落ち着かず、先へ進もうとなった。しかし峠と目と鼻の先の草戸山に到着してみると、峠以上にすごい人出だった。写真だけ撮って、すぐに山頂を後にし、野鳥観察休憩所まで行ってごはんにしようとなった。

 
左:野鳥観察休憩所。野鳥は観察できなかった 右:「しろやまこ」と植栽で表現している

意気阻喪するような長い上りの階段をいくつか越えて、城山湖周遊の分岐に出た。ここから裏高尾を巡ろうと、われわれとは違う道をとる人もいる。この分岐からは下りになる。さすが野鳥観察休憩所に向かうだけあって、野鳥の声がすごい。演出でテープで流しているのかというくらいいろいろな鳥の声が飛び交っていた。

城山湖の駐車場から上がってきた多くのハイカーたちとすれ違い、ようやく11:25目指す野鳥観察休憩所に到着した。樹木に囲まれた中にそれはあって、薄暗く誰もいない。それをいいことに山の神と私だけで、占領してお昼にした。遠くには、ひらがなで「しろやまこ」の文字が見えた。後から近くに行って見られたのだが、「ろ」の植え込みだけ元気がなく、あまり成長していなかったため、遠くから見ると、文字がかすれたように見えていた。


展望台から城山湖

12:05城山湖の周遊に入る。路肩の駐車の列を通り越していくと、湖沿いに入っていけそう道がつけられていた。こっちかと山の神とずんずん進んでいくと、大ハズレだった。でもそこは展望台になっていて、眺めはよく、三脚を立てて撮影に余念のない人もいた。


展望台から都内を望む。グラウンドは野球場

せっかくだからと私もパチリパチリと城山湖を写真に収め、引き返した。車道をぐるりと回り金比羅神社を越えていくと、ゲートが出てきた(左下写真)。

 
左:ぐるりと車道を歩いて城山湖畔の道へ入る。奥にいるのは山の神 右:城山湖畔の道を行く

城山湖は柵がめぐらせてあって立入禁止になっていたが、湖畔の道は歩ける。前方にも後方にもハイカーや登山者が多く歩いていた。ダムを通り越すと、再び登山道になる。

 このコースはこんなハードな階段ばかり

そして再び、階段責めが始まった。もう疲れたから、終わりでいいなと山の神と勝手なことをいっていたものの、一向に草戸山には着かなかった。とはいえ、前進している限り必ず山頂には到着する。12:52草戸山に戻った。相変わらず人は多く、まだまだ登ってくる人がいる。山頂で少しばかり休憩をとり、あとはバリバリ元来た道を引き返した。疲れもどこへやら、結構なペースで歩いたようだ。最後四辻で水分補給して、一気に高尾山口駅まで下った(14:10)。駅はもっとすごい人だった。 

参考:
当ブログ「草戸山」2003年9月23日(火・祝)http://blog.goo.ne.jp/aim1122/e/15974c620cdcdcc0989fc71ce52c8ee5

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山梨百名山、釈迦ヶ岳・大栃山

2015-02-18 | 山行~中央線沿線・大菩薩

釈迦ヶ岳 標高 1641m 神座山 1474m 大栃山 1415m 山梨県

2007年4月15日(日) 晴れ

メンバー 山の神と私

コースタイム 8:10檜峯神社駐車場8:25--9:28稜線9:40--10:00釈迦ヶ岳山頂10:17--11:25頃 神座山(昼食)12:10--12:30トビス峠--13:05大栃山13:17--13:55檜峯神社

家を5:35に出発。途中コンビニで買出しをし中央道に上がる。談合坂SAで朝食をとり順調に車を走らせ高速を下りた。国道137号線に入ると、桃の花の濃いピンクが連綿と目に飛び込んでくる。まさに春真っ盛りだ。桃に気をとられていたわけではないが、いつのまにか檜峯神社への曲がり角をやり過ごしていて、カムイみさかスキー場に出てしまう。引き返して神社に向かうと、今度はゲートがあって入れない。事前の下調べでは神社まで行けるはずだった。おかしいなといったん下り、ちょっとしたスペースに車を入れると、そこに「御用の方はゲートを上げてお入りください」とあった。やっぱり神社まで上がって行けるのだとうなづいて狭い林道を進んでいくと、あった。すでに何台も車が停まっていた。

 
左:檜峯神社駐車場 右:釈迦ヶ岳登山口

8:25山の神と身支度を整え出発した。林道を少し下ったところに登山口があった。なだらかな樹林帯の道を登高する。そのうち急な上りに変わり、しばらく耐え忍ぶと稜線に出た。山の神は寝不足のせいかバテ気味で動きがだいぶ緩慢だった。少しエネルギー補給をして、釈迦ヶ岳の最後の急登を行く。

 
左:釈迦ヶ岳直下のハイマツ帯 右:釈迦ヶ岳山頂

釈迦ヶ岳山頂には10:00に到着した。すでに6,7人がいて、展望を楽しんでいた。岩場の山頂には二体の地蔵が鎮座していて、その向こうには麗々しく雪を冠した富士山が見える。目を転じると、南アルプスの山々、そして甲武信、金峰まで見渡せる。まさに絶景。


釈迦ヶ岳山頂から富士山を望む

 
左:赤いおべべのお地蔵様たち 右:雪を冠した南アルプスの峰々

10:17山頂を後にし、尾根伝いに神座山へ向かう。冬枯れの木々を縫って落ち葉を踏み踏み進む。今は趣があっていい感じの道だが、葉が生い茂ってくれば見通しは利かなくなるし、風も通らなくなり、たちまち蒸し蒸しする道に早変わりしそうだ。

 
左:神座山山頂 右:神座山でレジャーシートを広げて昼食

途中道標どおりに行けばいいものの、変に勘ぐって失敗した。でもさしたるロスにはならず11:25神座山に到着。山頂は団体20人くらいが占拠していて、居酒屋のようなにぎやかさだった。なるべく団体から離れた端っこで山の神と昼食にした。

 
左:いったん下りトビス峠 右:大栃山山頂

12:10神座山山頂を後にし、トビス峠に下る。そこから再び登り返して13:05ようやく大栃山山頂に到着する。山頂までに3グループとすれ違って人の多い山だと思ったのだが、山頂にもさらに2組の夫婦がいた。意外にも人気の山なのだ。


大栃山山頂からは甲府盆地が見渡せる

大栃山を出たのは、13:17。そこから檜峯神社へ下った。神社の社殿はかなりご立派で、思わず山の神とともに参拝する。裏手には注連縄が張られ、神木としてあがめられている大杉がある。

 檜峯神社の大杉

14:15頃神社を後にする。今回は桃の花や富士山ビューもよかったし、お地蔵様も味があって、なかなか見所が多くバリエーションに富んだ山旅になった。山梨百名山のなかでも見所の多い指折りの山なのかもしれない。帰りの高速はそれほど渋滞に巻き込まれることもなく、16:00すぎには高速を下りていた。

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

高柄山(たかつかやま)

2014-12-07 | 山行~中央線沿線・大菩薩

標高 733m 山梨県

2014年11月16日(日) 晴れ

メンバー 山の神と私

コースタイム 9:15四方津駅9:23--9:47川合峠--10:21杉林通過地点10:30--11:15大丸山11:22--12:13高柄山山頂(昼食)12:47--13:20新矢野根峠13:27--14:15御前山14:20--15:15上野原駅

何時に出発だっけといいながら、山の神は余裕をかまして化粧をしていた。しかし今日は車ではなく、久々の電車山行なのに。案の定予定していた電車には乗れなかった。まあ、15分くらいだから大したことはないかと、山の神のペースに巻き込まれ、遅れを気に留めることもなく駅へ向かう道すがらコンビニで買出しをした。

 
左:登山者を見かけなかった四方津駅 右:川合峠。熊出没注意の文字が

スタート地点であるJR四方津駅には、9:15に到着。改札付近にも、駅の外にも登山者らしき人影はない。予定していた1本前の電車には、登山者がいたんじゃないかな。山の神に話しかけると、もともとここは人気がないからいないんじゃないの。山頂で何人と会うんだろうね。

さて、四方津駅の改札口とは反対側に高柄山はあるのだが、どうやって行くのだと地図を見る。駅を出て左手に進めば、線路を横断できるようだと、ひと気のない道を歩いていく。その先に小さなトンネルがあった。抜けてすぐに左折。家屋が軒を連ねていて、ところどころで庭木が紅葉している。道標がついているので、道に迷う心配はない。川合峠で、防寒具を1枚脱ぎ、熊出没注意とあったので、熊鈴を装着する。目の前にある民家の先から登山道になる。

 
左:杉林を抜けて休憩 右:林道の上につけられた登山道

登山道に入ってすぐリニアモーターカーの撮影なのだろうか、鉄道マニアたちのカメラの放列に出くわした。カメラが狙う先は、皆同じ方角で、鉄橋が見えている。

だんだん日陰地帯に入っていく。その分空気はひんやりとしているが、そよとも風が吹かないからか、それほど寒くは感じない。杉林を抜けたところで、本日の第一回目の休憩をとる(左上写真)。

 
左:大丸山からの眺望 右:高柄山。山梨百名山の標柱

しばらく登っていくと、林道が出てきた。以前ここを訪れたとき(矢平山山行)には、まだ工事をしていたのだが、きれいに舗装され完成していた。ただし1台も車を見なかったが。登山道とその林道はつかず離れずで何度か見下ろす位置に出てくる。そして最後に横断し、林道から離れていく。階段を上がって一気に登っていくと、大丸山の山頂だ。11:15こぢんまりとした山頂でしばし休憩する。

ここからは山の神がもっとも嫌がっていた、アップダウンの繰り返しの道になる。登山者が比較的少ないのは、このせい(このおかげ)なのだろう。息があがったころ、12:13高柄山山頂に着いた。山頂では7人の登山者が昼食をとっていた。


手前に御前山。奥に中央線沿線の山が連なる

山頂からの眺望はすこぶるいい。目の前に上野原の街並みが見える。まだらに山を飾り立てている紅葉もいい。陽だまりの中、山の神と昼食にした。


桂川の奥は、陣馬山方面

12:47下山開始。いきなり傾斜のきつい下りになる。しかも日陰。ロープが渡してあり慎重に下りていくと、そのうち明るい雑木林になる。

 
左:矢野根峠付近は美林が続く 右:新矢野根峠の東屋

13:20新矢野根峠に到着。山頂からまだたいして歩いていないのだが、東屋があることもあり、ひと休みだ。

 
左:御前山山頂 右:御前山山頂からの眺めは樹木にさえぎられる 

13:27再び下り始める。御前山と鶴鉱泉の分岐に出る。昭文社の山地図を見る限り、御前山を通過したほうが、コースタイムは短い。しかし持っていったガイドブックは鶴鉱泉を薦めている。時間を短縮できて、もうひとつ山頂を踏めるならと、御前山への道に入った。行ってみてよくわかったが、トドメのアップダウンだった。

14:15御前山山頂に到着。展望はほとんどなく、つまらない山頂だった。山の神は憔悴しきっている。水分補給して早々に下ることにした。またもや結構な傾斜地を下ることになる。登山道が終わって車道に出ると、墓地が現れる。その横をすり抜け、街中へ下りていく。やがて線路が見えてきて、それを目印に歩く。15:15ようやく上野原駅に到着した。駅構内には思いのほか登山者が多く、大賑わいだった。 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

草戸山

2014-10-12 | 山行~中央線沿線・大菩薩

標高 364m 東京都

2003年9月23日(火・祝) 晴れ

メンバー 山の神と私

コースタイム 高尾山口駅11:05頃--11:20頃登山口--11:35四辻11:40--12:30草戸峠(昼食)13:05--13:50草戸山山頂14:20--14:55ベンチ15:00--15:25高尾山口

朝起きてみると、天気予報に反して晴れている。こんなにいい天気なのに、家にいるなんてと思ったら、矢も盾もたまらず山の神とともに山の準備にとりかかることになった。どこか近場で手ごろな山はないかと物色。朝食を食べながら、行き先を草戸山に決める。

01p9231653 02p9231655
2点とも:四辻。鬱蒼とした森の中

地元の駅への道すがらコンビニに寄って昼食や行動食の買出しをした。電車に乗って、高尾の地図を広げる。コースタイムを確認しながら、昼食はどこでなどと山の神と話しているうちに、あっという間に高尾駅だ。乗り換えて、登山口最寄の高尾山口駅には11:05頃到着した。甲州街道から住宅街を抜け、登山道に入る。道標はあることはあるが、非常にわかりにくかった。

11:35木が鬱蒼と生い茂る四辻に着いた。ひとまずここで休憩する。お茶を飲んでいると、MTB3人組が下ってきた。この道はそういうコースなのか。

03p9231657 04p9231658
左:草戸峠 右:草戸峠からの見晴らし。ススキの穂はまだ開いていない

短時間で歩けるハイキングコースと思ってきたのだが、四辻から先は予想外にアップダウンがある。心の準備が足りなかったせいか、結構しんどい。やがて12:30草戸峠にたどり着いた。気持ちのいい里山の景色が目に飛び込んでくる。

時間も時間なので、山頂まで足を延ばさず、ここで山の神と昼食にした。

 

05p9231659 06p9231661 07p9231660
3点とも:草戸山山頂。左から山頂の標柱、展望台、山の神

ハイカー、家族連れでにぎわう草戸山山頂には13:50に到着した。城山湖側の駐車場から上がってくれば、ほとんどお散歩コースに近いため、訪れる人は多いのだ。山頂には申し訳程度高くした展望台があって、とりあえず眺望を楽しめる。

ここで山の神と長々と休憩する。14:20そろそろ帰ろうかとやおら腰をあげた。途中ベンチのあるところで小休止をとり、まっすぐピストンで高尾山口駅まで下りた。

思い立ったが吉日とはよく言ったもので、この日はまさに吉日となった。家で鬱々としていなくてよかった!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする