目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

陶炎祭(ひまつり)の笠間とモンブラン

2022-10-16 | まち歩き

2022年5月5日(木・祝) 晴れ

メンバー 山の神と私

予報では天候はすぐれず、コロナ禍も開けずでいまひとつパッとしない2022年のゴールデンウィーク。とりあえず5月6日の宿を伊香保に抑え、榛名湖近辺の山をトレッキングすることにした。でも1泊2日では寂しいなと、やはり2泊だと5月5日をテント泊にして、連日のトレッキングにしようと考えていた。ところが山の神が雨かも知れないんだし、テント泊は準備がたいへんと反対して、けっこう切羽詰まったところで前橋のビジネスホテルに予約を入れることになった。仮に天気がよくても、私の足腰の状態があまりよくないこともあり、ちょうどよかったのかもしれない。

いっぽう天気予報は怪しいままで、どこか前橋方面であるいは、前橋にかんたんに出られる範囲内で雨でも楽しめるところはないのかと考えをめぐらした。そのとき、ふと地図を見て目についたのが北関東道だった。たどっていくと益子がある。GWはたしかまるまる1週間陶器市をやっていたはずだ。でも行ったしな。リピートするほどでもない。そうだ、近くに益子焼と兄弟的な位置づけの笠間焼の笠間があったはず。なにかやっていないのかと調べたら「陶炎祭(ひまつり)」というのが出てきた。これだ! 焼き物好きの山の神も食指が動いたようだった。


左:陶炎祭(ひまつり)会場入り口 右:このブース(テント)で私は湯呑みを購入

さて、当日渋滞に遭うのはごめんだと自宅を4:40頃には出発した。それもあって順調に走って常磐道に入り、途中朝食をとって北関東道友部ICで高速を下りた。陶炎祭の会場となる笠間芸術の森公園の駐車場は開園8:00になるまで閉まっていると思っていたのだが、早々に開けていて7:30くらいだったのに車を停められた。驚いたことにすでに何台か駐車していた。

直後8:00からと思い、山の神と駐車場でうだうだしていたが、続々と出発していくのをみてわれわれも出発することにした。公園内をそれなりの距離を歩いて会場に入る(入場料500円)。まだほとんどのブースは閉まっていたが、なんと開けているところもあった。広場まで出て、そこで山の神とひと休み。8:30頃ブースが大方オープンしたのを見計らって、ブースめぐりを再開した。

一つひとつのブースを覗くと、アーティスティックな逸品もあれば、普段使いをするぐい飲みや湯呑み、茶碗、マグカップなども多い。笠間焼は土がいかようにも使える万能性をもつため、作り手によって多様な作品が生み出されるとのことだ(『笠間の陶芸家たち』)。それもあって見ていて飽きないのがいい。


左:山の神と私がが購入したポット、マグカップ、湯呑み 右:コンフォートホテル前橋のツインルーム

会場内を経めぐった結果、山の神はアラジンの魔法のランプのような形状の白いティーポット(おまけで醤油皿2枚)と超軽量のマグカップをゲット。私はといえば、登り窯で焼いたという湯呑みをチョイス。おまけで合掌しているお地蔵さんをもらった。

このあと会場をあとにし、公園外で観光地価格の残念なごはんを食べ、周辺にある個性的なギャラリー(回廊ギャラリー門はお勧め!)などを歩いて回り焼き物を堪能した。駐車場に戻るためにまた公園内に入り、笠間栗のモンブランを食べた(冒頭写真)。うまいねえ。

次につつじ公園も予定していたのだが、山の神も私も歩き疲れてつつじを見る意欲がだいぶ減退していた。道端のつつじの花が終わりかけの感じもあって、あまり期待できないよなとなり、カットして前橋へ向かうことになった。前橋市内に入り、ホテルの契約駐車場に車を置き、コンフォートホテル前橋にチェックインした。

 
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木下沢梅林へ、リハビリ・トレック

2022-10-10 | 山行~中央線沿線・大菩薩

地蔵峰 標高 352m 木下沢梅林 310.5m 東京都

2022年3月21日(日・祝)曇り 

メンバー 山の神と私

コースタイム 9:10高尾駒木野庭園駐車場--駒木野庭園9:30--10:11八王子城山道標10:20--地蔵峰--11:05摺差バス停への分岐(標高421m分岐)11:15--旧甲州街道--12:00頃 高尾梅の郷 まちの広場(昼食)12:37--13:20木下沢(こげさわ)梅園13:40--14:00頃 ふじだな14:30--15:15駒木野庭園--15:22駐車場

足腰が痛んでいるとなかなか山に行こうという意欲は湧かないものだが、仕事の繁忙期も収束に向かい、近場でお花見ハイキングくらいならリハビリにもなるし、気分転換にもなるしということで高尾の丘陵を歩きつつ梅林に行ってみることにした。

ゆっくりめの6:20に起床し朝食をとったのち、山の神とともに自宅を出発した。近所のコンビニで買い出しをし、中央道にあがってあっという間に高尾IC。事前に調べていた高尾駒木野庭園駐車場を目指した。カーナビに駒木野庭園を入れていたのだが、いつの間にか通り越していた。この駐車場へ曲がる道は意外に細くてわかりにくいので注意が必要だ。


左:高尾駒木野庭園駐車場(無料、トイレなし) 右:小仏関跡

駐車場は9:00に開けられるが、9:10到着ですでに3台駐車中。山の神と出発の準備をしている間に1台やってきたから、すぐに満車になったのかもしれない(キャパは10台くらい)。下の河川敷にも車が停まっていて、駐車場として開放されているようだった。

駒木野庭園のトイレを借りて9:30出発。小仏関跡に着き、地蔵峰への分岐を通り過ぎたと知る。少し戻るとトレランの人が曲がっていくのが見えた。そこだと山の神と行くも、道標などは一切なし。初めて来た人はまず見落としてしまうだろう。


左:梅が咲く農道に入る 右:八王子城跡ハイキングコース入口

中央本線をまたぐ小さな橋を渡り、農作業をする年配の方々を横目に見ながら、梅林のある農道を進む。やがて八王子城跡ハイキングコース入口に着いた。ハイキングコースと謳っている割には、険しそうな入口だ。

 狭い登山道をたどる

登山道に取りつくと、いきなりの急登。左手奥には高速が見える。いまのところ足腰に若干の違和感はあるものの、歩みに問題なし。久々の山歩きだが、なんとか歩けているし、なんともないかもとこのときは思った。


左:地蔵峰 右:八王子城山の道標

やがて地蔵峰。山の神と私を軽々と追い越していったパーティが小休止をしていた。ここには、後ろに江戸時代のものと思われる古い小柄なお地蔵様二体、前に真新しい背の高いお地蔵様二体の計四体のお地蔵様が鎮座していた(写真)。休むにはまだ早いと通過。

すぐに「八王子城山」とある道標に出てザックを下ろした。この辺りに唐沢山と命名されているピークがあるはずだったが、ここだったのか、結局わからずじまいだった。

 
左:八王子城山・摺差バス停分岐 右:分岐界隈でかろうじて咲いていたツバキ

11:05旧甲州街道に下る分岐が出てきて山の神とともに休憩にした。いま歩いてきた尾根の名前が太鼓曲輪尾根であるとここに標示があった。聞いたことのない、地図にも出ていない名前だ。


左:下山路は落ち葉の道 右:八王子JCT

11:15早くも山歩きは終了で下山を開始する。落ち葉を踏みしめながら下降していくと、すぐに八王子JCTが見えてくる。


左:中央道の横に下りてくる 右:道標完備で迷うことはない

このルートはバスを使う登山者やハイカーのために道標が完備され、まず道に迷うことはない。


左:トンネルをくぐる 右:高架下に出る

道標に従い歩いていくとトンネルが出てきた。先日の雨で土砂や灌木類がトンネル内に流れ込み、荒れていたが、通過するのに支障はない。トンネルを抜けると高架下。下っていくと、中央本線を横切る踏切に出る。

 見上げると高い

この時点では、予定より若干遅れている程度だったが、すでに腹が減っていてどこかこの近くで昼食をとれるような梅林はないのかと、八王子市提供の木下沢梅林のマップを見ると、近くに湯の花梅林があった。ここだと山の神に告げ、木下沢梅林とは逆方向に進み始めた。いま思えばこれが大間違いだった。

梅林はあったけれども、お弁当を食べるような場所ではなく、皆散策しては素通りしていく。


2点とも:高尾梅の郷 町の広場にて

結局お弁当を広げられるところと探し続け、車道を延々と歩く羽目になった。結果高尾梅の郷 まちの広場(トイレあり)まで来てしまった。それでも梅がきれいに咲いていて、地面を芝がカバーしており快適だったのには救われた。鼻白むのは、圏央道の高架がそびえていることだったけれども、見上げなければ視界には入らない。やっと腰を下ろし昼食をとっって人心地ついた。

さて腹がくちると、次は山の神とどうしようかとなる。ここまで来て、最終目的地である木下沢梅林をパスするのもなあと私。梅の開花時期だけ一般開放されている場所だけに、この機会を逸するともしかしたら、一生来ないかもしれない、なんて考えたら、行かない手はない。


左:木下沢梅林に到着 右:高架下を回り込んでいく

でも、歩き始めると車道がやけに長く感じる。やっと先ほど下山して来た分岐まで戻って、まだ半分も歩いてないことに愕然とする。長い、とにかく長~い。観梅の客が多く歩いているのも、そう感じさせる要因かもしれない。前方から観梅客が途切れることなくやってくる。

13:20木下沢梅林に到着した。あれっ、「こげさわ」とフリガナがついている。ここに来るまで「きのしたさわ」だと思っていた。きっと強引な当て字なんだろう。


紅梅がアクセントになっていていい雰囲気

中央道の高架下を梅林に沿って進んでいく。左手に回り込んでいくと、梅林の入口があった。天気がいまいちの割には人出があり、レジャーシートを広げてくつろいでいる。でも全体を見渡すと、だいぶ花は終わりかけの様相を呈していて、場所によっては完全に花は散っていた。


花は終わりかけのものが目立った

13:40山の神と梅林を後にし、また長い車道歩きが始まった。とはいえ、梅林に来る道すがら帰りはここに寄ろうとあたりをつけていた「ふじだな」というカフェを目指すという楽しみをとっておいていた。

そのカフェの建物が目に入るや、歩く速度もアップし黒塗りの目隠し板張りの店内へ。狙っていたテラス席は座ることができず、室内の席につく。どっかりと腰を落ち着け、コーヒー(¥350)をいただく。サービスに焼き菓子がついてきて山の神とポリポリ。


左:名物摺差のとうふドーナツはうまそうだった 右:駒木野庭園内の建物

ふじだなを出ると、あとはひたすら駐車場に向けて歩くだけだ。と思いながらも、摺差のとうふドーナツはうまそうだなと寄り道。店内を覗くも売り切れっぽいなと退散する。その後昼食をとったまちの広場を通過。私はすでにこの辺りでヨレ気味だった。そんな私を尻目に、山の神は先頭に立ち、スタスタと歩いていく。必死についていく私。でも舗装された道は足腰にはすこぶる悪い影響を与える。そのうち右足が動かなくなってきて、引きずりながら歩くことに。途中から川沿いにつけられた遊歩道を行けばよかったものの、地図をきちんと見ていなかったため、道のわかりやすさを優先して車道を進んでしまった。

それでもなんとか駒木野庭園にたどりつき、安堵のため息だ。結果的にはリハビリではなく、破壊しに行ったようなものになってしまった。

リハビリはつづく。

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楽しげな『フォンターネ 山小屋の生活』

2022-10-05 | 山・ネイチャー・冒険・探検の本

『フォンターネ 山小屋の生活』パオロ・コニェッティ 関口英子訳 新潮クレストブックス
 
書店でみかけて図書館で借りてみた本。200頁足らずでさくっと読めるのがいい。著者はイタリアの作家で、まったくなじみがないけれども、ベストセラー作家であると訳者あとがきに記されている。創作に行き詰まり、山にこもって自分をみつめなおそうとし、その間のことをつらつらと綴ったのがこの本だ。
 
この手の本でまずだれもが思い浮かべるのが、ヘンリー・デイヴィッド・ソローの『森の生活(WALDEN, OR LIFE IN THE WOODS)』(原著1854年)だが、御多分に漏れずこの著者コニェッティも読んでいる。これを読んでしまった人は、山暮らしに相当いいイメージをもつのではないか。それにジョン・クラカワーの『荒野へ』という、いかにもという本も読んでいる。『荒野へ』はある若者がたった一人で山に入り、自給自足を試みた挙句、餓死(?)したらしい事故を追ったルポだ。
 
そんな本を読んでいるのだから、自分を変えよう、生き方を変えようという意気込みが見えてくる。でも悲しいかな、ミラノ出身の都会人である著者は、山の生活になじむのにたいへんな苦労をする。山の夜は真の闇であるし、夜行性の多様な動物が徘徊する。なかには山小屋の周りをゴソゴソと歩き奇声を発するやからもいて、それが気になりだすともう、だめだ。一睡もできず朝までまどろんだエピソードが出てくる。
 
また著者はこんな本も愛読している。私はまったく知らなかったが、フランスの地理学者であり、無政府主義者のエリゼ・ルクリュの『ある山の歴史The history of a mountain)』という本だ。著者コニェッティは、この無謀の権化のような地理学者の影響を相当受けているようで、山で遭難しかけたのもこの人の思想のせいではないかと勘繰ってしまう。山で道に迷ったら、来た道を戻るのが鉄則だが、コニェッティは違った。天の配剤とばかりに目の前に現れたアイベックスの後について獣道を進み尾根に出る。ラッキーと快哉を叫んだのだろうが、直後行き止まりの断崖絶壁に出くわす。なんと懲りずにこれを繰り返すのだ。最後は辛くも尾根から目的地の村を発見して事なきをえたと記しているが、なんともはや無謀な行動に驚く。
 
とはいえ月日を重ねれば、コニェッティも森の生活にも慣れ、仲間や愛犬ラッキーとの楽しい生活を送ることになる。そんな顛末を読めば、春夏秋冬と季節が一巡するくらいは山にこもってもいいかもしれないと思ったりする自分がいた。
 
 
 
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腰痛リハビリ生活のはじまり

2022-10-02 | 日記


Jochen PippirによるPixabayからの画像
正常な背骨の間隔がこれだ

今年の1月沼尻スキー場から東京に戻って、まともに歩行ができなくなり、長い腰痛リハビリ生活がはじまった(腰痛悪化のきっかけはこちら)。

最初に診てもらった整骨院で言われたのは、足の筋(下腿三頭筋か?)がよじれているということだった。それなら、そのよじれが治れば元通りかと簡単に考えていたのだが、その後の経過からそれだけが原因でないのが明らかになる。

そもそもずっと腰痛なのだ。その症状が重篤になったのに、足の筋だけの矯正で治るわけはなかった。

次に訪れた整骨院では、最初に長めの問診があり、私は以前整形外科で背骨の骨の間隔が詰まっているといわれたことがあるというと、それはヘルニアなんじゃないかと疑いをかけられ、仰向けに寝て足を上げてくださいといわれる。私がスッと上げてみせると、先生から、これはヘルニアじゃないねえ。ヘルニアの人は痛くて足が上がらないんだよと。

先生の見立てでは、骨盤付近の骨のずれが原因なのではないかということだった。それは時間をかけて矯正していくほかはない。半年から1年はかかるねえ。当面毎週来てくださいといわれた。長いなあと落胆しながらも、この際きちんと治そうと覚悟を決めた。

それにしても柔道整復師であるこの先生の施術はすさまじい。体が硬いねえと私の背中の上で自分の腕をゴリゴリ転がし、首の付け根をゴムのようにつまみ上げては手を放し、骨盤上部の隙間には点穴を打つように指をねじ込んでくる。痛いですかと聞かれたときは、すでに死ぬほどの痛さを味わっている。右足が痛んでいると主張すると、右足の付け根側部にも点穴攻撃を仕掛けてきて、これがまた激烈だった。

施術が激しければ、治りも早いんじゃないかと思い込まざるを得ない、耐える日々がはじまった。

参考:当ブログ
たたたた……腰痛はつづく

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山の神リクエスト、シャインマスカットをふるさと納税で。

2022-09-24 | 日記

先週9月16日(金)に家でリモートワーク中の山の神から、ずっしりと重い荷物が届いたよとブドウマーク入りのメールが来た。山梨県笛吹市から、ふるさと納税の返礼品としてシャインマスカット2房が我が家に送られてきたのだ。常々山の神がシャインマスカットを食べたいと口にしていたため、ふつうなら思い切って買うのだろうが、節約を心がける私は、そうだ、ふるさと納税だとなったのであった。

最近は高級ぶどうといえば、巨峰からシャインマスカットへとその玉座が移動している。糖度の高さとぎっしりと詰まった果肉、そしてそのみずみずしさで他を圧倒している。まさにブドウの王様だ。

さっそく届いたその日に冷蔵庫に入れて冷やし、さっと洗って食べた。1粒食べるともう止まらない。うますぎる。山の神もほおばっては、ご満悦だ。ほどよい硬さとみずみずしさは抜群。最初は皮を食べずによけていたが、じつは皮ごと食べられる。それでも食べ過ぎて腹をこわしてはたいへんと、ほどほどにして再び冷蔵庫へと。

山梨は、フルーツ王国と呼ばれるだけあって、シャインマスカットばかりではなく、春にはイチゴ、夏から秋にかけてはサクランボや桃、キウイなどの返礼品もあって、今後の選択肢に入ってきそうだ。あとはなんといっても最近品質急上昇中の甲州ワインか。

山梨は東京から近く、訪れる機会も多いだけに今後も応援したい地域だ。

ちなみに笛吹市のシャインマスカットは8月下旬から9月下旬の発送となっていた。皆さんも来年どうぞ。

参考:当ブログ
ふるさと納税で今度はハムとウィンナー
ふるさと納税で、がっつり日本酒をもらう

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中年ライダー、沼尻スキー場で足腰を傷める?!

2022-09-19 | 日記

2022年1月9日(日) くもり時々雪 

メンバー 山の神と私

前泊は沼尻元湯・中ノ沢温泉、磐梯メイトウリゾートボナリの森。この辺りの宿はいままでノーチェックだったこともあり、じつは聞いたこともなかった。3連休で裏磐梯のほうは、スキー場が混むだろうからと、2015年に行って好印象をもっていた沼尻スキー場に行くことにし、その近辺の宿を探していて、たまたまここに行き当たった。意外とコスパはよく、大浴場は広く、露天もあるし、サウナもついていたし、黒毛和牛と高原豚のしゃぶしゃぶの晩飯も満足レベル。部屋も14畳と広くてゆっくりできた。山の神ともどもお勧めの宿です。

それにしても、前回沼尻スキー場に行ったのは、ついこの間のような気がしていたが、調べてみると7年も前だった。空いていてリフト待ちもほぼなし、コースもそこそこで快適に滑れるし、昼食も並ばずに食べられるし、料金も安いしで、好印象だけをもっていた。

でも今回は3連休。前回のようには問屋が卸さなかった。駐車場に停まっている車の数にまず驚かされた。東京のナンバーは少なく、ジモティと近郊の県のナンバーばかりだが、前回の数倍はいる。穴場と思っていたけれど、全然そんなことはない。

リフト待ちばかりか、昼時はコースの中腹にあったレストハウスがコロナの影響なのか営業していなかったたこともあり、下のレストハウス1か所にお客が集中することになり、たいへんな混雑になっていた。山の神と待つのは嫌だなと、外で売っていた焼き鳥を購入して食事代わりにした。それもちょうど我々が買った直後、仕込みからやるから30分以上かかると後続の客にいっていたから、まさにぎりぎり滑り込みセーフみたいな状況だった。

それはさておき、昨日の銚子ヶ滝へのスノーシューで足腰への負担が大きかったせいか、足腰が重い。滝からの登り返しで張り切ったのが影響しているのか。元々腰の調子は今イチだったところにもってきて、無理がたたったか。

しかもこの日は、久々のスノーボードで、板にうまく乗れていなかった。強引に右足で板をコントロールしていたため疲労感を覚え、やたらと途中で休憩することになった。

結果、東京に戻ってから右足がちゃんと動かなくなった。山の神は筋肉痛程度で済んでいたけれど、私はかなりの重症で、右足を引きずっておばあちゃん並みのスピードでしか歩けなくなった。

その週末に地元では評判の高い整骨院に予約をとり、さっそく行ったのだが、先生は私の右足の関節をポキポキ鳴らすだけで一向に治りそうにない。整骨院を出て10歩も歩かないうちに元に戻ってしまった。このときから今に至る長いリハビリ生活が始まることになった。

つづく

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百名瀑銚子ヶ滝へスノーシュー

2022-09-11 | 山行~スノーシュー

銚子ヶ滝 標高約850m 福島県

2022年1月8日(土) 曇り

メンバー 山の神と私

コースタイム 9:30銚子ヶ滝第3駐車場前の路側帯(母成グリーンライン)9:55--登山口10:05--10:30林道ベンチ10:40--10:50林道から登山道へ--11:08指導標11:20--滝口への分岐--12:15銚子ヶ滝(昼食)12:45--13:15分岐13:28--14:17林道近くの東屋--14:25登山口

自宅を山の神とともに5:00過ぎに出た。東北道を順調に走って大谷PAで持参したパンで朝食。その後、事前にGoogleマップで調べたところでは、高速を下りてからコンビニがなさそうだったこともあり、当たりをつけていた鏡石PAのミニストップに立ち寄り、本日の昼食と行動食の買い出しをした。郡山JCTから磐越道に入り磐梯熱海ICで下り、母成(ぼなり)グリーンラインへ。予定より早く9:30銚子ヶ滝第3駐車場に到着した。しかし駐車場は思った通り除雪されておらず、手前の路側帯に車を置くことにした。


左:銚子ヶ滝第3駐車場前の路側帯 右:登山口(銚子ヶ滝入口)

日焼け止めを顔に塗って、道路の反対側の登山口に移動する。さっそくスノーシューを装着するも、久々ということもあって、山の神がもたついている。よく見るとストラップの締めが甘く、ゆるゆるだ。見かねて締め直し、さあ出発。


左:直登するとすぐ林道に出る 右:冬季閉鎖中の林道を進む

いきなり急な上りが始まり、ヒールスタンドを上げる。すぐにトレースなしの真っ白な林道に出た。冬季閉鎖中なので、除雪なしで、もちろんわだちもない。


左:林道沿いにあったベンチで休憩 右:再び銚子ヶ滝入口。ベンチから指呼の間だった

しばらくなだらかな白い道をパタパタとスノーシューで進む。予想したとおり誰もいない。やがて林道沿いにベンチを見つけて山の神と休憩することにした。

そこから10分ほどで再び銚子ヶ滝入口に到着。ここで休憩したほうがよかったかと。夏場(無雪期)の登山口だ。


左:登山道らしきところをたどる 右:日が差し、うっすら青空が覗く

トレースはないが、比較的幅のある登山道らしきところを進んでいく。どんよりとした雲に薄くなったところができ、うっすら青空が見える。


山の神、先頭に出る

けっこうな積雪で、私がペースダウンしているところを軽快に山の神が追い越していく。バージンスノーに最初のヒトの痕跡を刻んでいく。


左:この登山道をたどれば安達太良山に行けるのだ 右:指導標に「銚子ヶ滝」が出てくる

やがて指導標が出てきて、本来は安達太良山へ通じる登山道であることを思い出させてくれる。安達太良山ははるか上だが、銚子ヶ滝への分岐はまもなくだ。

 
左:いよいよ沢筋に下りる 右:少し青空が覗く

すぐに滝へ下る指導標と手すりが出てきた。ここから一気に沢筋まで下りるデンジャラスゾーンだ。

  
左:積雪の状態に注意を払いながら慎重に下る 右:銚子ヶ滝の案内板

雪が深いところとそうでもないところがあり、また急斜面では足をとられるところもあり、慎重に足を下ろしていった。そしてようやく12:15銚子ヶ滝にたどり着いた! 山の神も遅れて到着し、「滝だ~」。

やはり完全には氷ってはいない

しかしさすがにまだ1月だけあって完全には氷ってはいなかった。それでも滝つぼ近くと、左右の岩壁には氷柱が目立っていて感激。


滝つぼ周辺は氷ともりもりの雪

ちょっと落ち着くと、だいぶ空気が冷えていることに気づく。山の神とさっさと昼食をとって戻ろうかとなり、火を使わずにコンビニおにぎりで簡単に食事を済ませた。


左右とも:難儀した滝からの登り返し

さて滝からの登り返しはたいへんだった。あまりに急な箇所は、一歩登って、その登った分だけずり落ちるという過酷さだ。


左:ハシゴが最大の難所 右:やっと上に出た

まさに文字通りの蟻地獄。ハシゴはその最たるもので通過に時間を要した。まずハシゴの設置された横の斜面に足をかけたが、登りづらいことこのうえない。いっそのこと、スノーシューをはずしてツボ足でハシゴに足をけり込んで登ったほうが登りやすかったかもしれない。

それでもなんとかなってしまうのが、最近のスノーシューの性能ということか。13:15山の神とともにデンジャラスゾーンから脱出した。


左:山の神と私がつけたトレースをひたすら戻る 右:林道に面した東屋をくぐり抜ける

あとは来た道を戻るだけだ。山の神と私がつけたトレースを忠実にたどり、森を抜け林道に面した東屋をくぐり抜ければ、あとは単調なルート。われわれ以外のトレースは結局なく、誰も来なかったことを裏づけている。

最後の急斜面をグリセード気味に下り、14:25母成グリーンラインの登山口に戻った。

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山岳会発足?! 大野山へ

2022-08-17 | 山行~丹沢・道志

大野山 標高723.1m 神奈川県

2021年11月28日(日)晴れ 

メンバー Y山岳会メンバー(私含め4名)山の神は留守番

コースタイム 9:27谷峨駅9:30--10:00嵐登山口--10:30紅葉ビューポイント--10:45頃 東屋--11:30大野山山頂(昼食)13:00頃--13:40地蔵岩--古宿--15:10山北駅前ポッポ駅前屋

フェイスブックでつながっているかつて所属していた会社の元同僚4人がひょんなことから、一緒に山に行くことになった。Yさんの、木曽駒のロープウエイに乗って山頂駅でかつ丼を食べたというレポートを見て、私がコメントをつけたのが発端だった。同様に反応していたDさんが「山に行きたい、連れてってよ」と盛り上がり、Mくんを巻き込んでどこか行こうとなった。

メッセンジャーでY山岳会の名のもとにやりとりし、日程や場所を決めると、さっそく決行となった。


左:谷峨駅で全員集合 右:いきなり遠回りの道に

新松田駅前で9:20頃の待ち合わせ。私は早く着きすぎてコンビニのコーヒーを飲んで待っていた。いつものように朝に弱い私はちゃんと覚醒していない。そこへMくんが登場し、久しぶりとなり、やがてYさんも来て改札へ。

谷峨駅でDさんも合流し、以前大野山を訪れたことのある私が先頭を切って歩き出す。といきなり道を間違った。ショートカット道を歩いてくる集団に気づき、そうとわかった。そういえば山の神と来たときも同じ道を進み、遠まわりしたっけ。


左:吊り橋を渡って右折ではなく左折 右:嵐の集落から登山道へ

吊り橋を渡って、自信たっぷりに右に曲がると、そっちじゃないとメンバーたち。そういえば、山の神にもそういわれたなと思い出したw。

車道をしばらく歩くと、民家の路地に道標がたっており、そこから登山道へと入っていく。


左:登山口からすぐのところで、みかん発見 右:車道に出ると指導標

元はみかん畑だったのか、たわわにみかんがなっている木を横目に里山然としたほのぼのとした道を進む。少し行くと舗装道に出て、指導標がある。


紅葉のビューポイント

谷峨駅から1時間ほどで紅葉のビューポイントに出た。思わず足を止めて、見上げてしまう。
メンバー皆がスマホを片手に撮影に専念だ。


しばし足を止める

後から追いついてきたパーティも見事な紅葉に目を瞠っていた。


左:林道を横切ると東屋 右:ゆるやかなスロープを上がると俄然開けてくる

林道が出てくると、目の前に東屋がある。休憩するパーティがいる傍らで、ジモティ自家製のジャムや梅干し、生姜煮、柚子ジュースなどが無人販売されていた。

ここからはちょっとした急登となり、灌木ばかりで日差しを遮るものがない。秋とはいえ照り付ける日差しの直撃は暑い。


大野山はなんといっても富士山ビューがすばらしい

しばし耐えて高度をかせぐと、富士山が目の前に現れる。今回の山行のハイライトだ。皆足を止めての撮影タイムとなる。


左:左手にはオールウエイズ富士山 右:大野山山頂

11:30ハイカーでにぎわう大野山山頂に到着した。広い山頂でトイレまであるので、宴会におあつらえむきだ。それもあって次々に登山者が到着する。メンバーで昼食にしようと腰を落ち着けると、空いたスペースが徐々に埋まっていく。


左:昼食後のデザートはDさん持参のおしるこ 右:イヌクビリから急斜面を下りはじめる

途中で照り付けていた日差しが嘘のように、じっとしていると冷えてくる。紅茶にどぼどぼとウィスキーを注ぎ飲み始める。あったまる~といいつつ、Yさんのカップにもどぼどぼ、Mくんのカップにもどぼどぼ、Dさんにもどぼどぼとやって酒豪たちをもてなした。

皆が食事を終えた頃、Dさんがおもむろにしるこの存在をほのめかした。せっかくだから食べようかと。冷える山頂でさらにあったまる甘味を胃の腑に流し込んだ。


左:女性陣がダブルストックで軽快に下山していく 右:地蔵岩のお地蔵さんたち

13:00頃山頂を後にし、イヌクビリから急斜面の下山路に入る。ダブルストックを駆使し、軽快な足取りで下る女性陣。そのあとにM君。私は最後尾からよろよろとついていった。


左:さらに3体のお地蔵さんたち 右:お堂から下ると、ここにもかわいいお地蔵さんのイラストがあった

お地蔵さんのイラストにつられて、地蔵岩へと寄り道する。掘っ建て小屋のようなお堂にお地蔵さんが全部で5体。願をかけるでもなく、美術品のように眺めて、元の登山道に戻った。


左:山北町立共和小学校跡を越えると茶畑 右:茶畑から下るY山岳会メンバー

あっという間に林道に出て、見覚えのある二宮金次郎がいる小学校跡に出る。現在は廃校となりNPO法人共和のもりが運営するカフェ、イベントスペース、木彫り(大野山に設置されている動物たちはここの作品)の製作所になっている。

学校の校門を通過すると茶畑。民家を抜けてさらに下る。


左:丹沢クリステル(姉:右の青い服)とキャサリン(妹) 右:オリジナル缶バッジのガチャガチャも

やがて丹沢ではちょっとした有名キャラ、丹沢クリステルとキャサリンの姉妹とご対面だ。オリジナルの缶バッジやフィギュアのガチャガチャが置かれていた。Yさん缶バッチ(だったか?)をゲット。

車道歩きに退屈気味だったM君。スマホで山北駅界隈の居酒屋を検索して調べていた。やってるよとあたりをつけていたポッポ駅前屋を発見。思わずのれんをくぐった4人であった(上の写真)。

その後ほろよいで店を出て、電車で登戸に移動。二軒目はバーになり、M君はバーで沈没、遭難とあいなった。

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ポレポレでブログ再開

2022-08-15 | 日記

写真は湯西川温泉の宿

今年は1月4日にブログを更新して以来、それっきりになっていた。なんといっても仕事が忙しすぎたことが最大の理由だけれども、GWあたりから比較的時間の余裕が生まれてこの8月に至るまで、心の余裕がなくブログを再開しようという意志がしぼんでいた。結果7か月もの中断に及んでしまった。

この間、私は机に向かっての仕事のし過ぎで、再び歩行に影響がでるほど腰痛が悪化、それにともない太極拳の練習はストップ、山登りも中断となった。いっぽう山の神はリウマチを発症して肩が痛い、手が痛い、脚が痛いと連日訴えることになる。それもいまは落ち着きを取り戻しはじめ、リハビリハイキングなどを始めている。

そんな顛末をこれからつらつら書いていこうと思う。と書きながらも、危惧するのは、また昨年同様の多忙な日々が始まりそうだということ。そのときは、そのときで、ぼちぼち更新していくことになるか。

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昨年につづき1か所で廻れる七福神へ~三鷹井口院

2022-01-04 | 七福神めぐり

井口院(いこういん)別称:三鷹不動尊 東京都

2022年1月4日(火)晴れ

メンバー 山の神と私

コースタイム 10:35頃バス停 塚--10:37井口院11:25--バス停 曙住宅11:33--12:00すぎ 深大寺

我が家恒例の正月七福神めぐり。新型コロナ感染症がまたもや拡大し始めたことを受けて、また山の神ともども歩く気力が失せていることもあって、去年に引き続いて1か所で七福神すべてに参拝できる場所を探した。

去年候補に挙げていた中から選ぼうとしたのだが、境内に入れるのかどうかネットでは情報を得られないところもあって、新たに探しなおし、ここを見つけた。


左:井口院境内案内図 右:仁王像と山門

調布駅前から「鷹56」三鷹駅行の小田急バスに乗り込み、20分ほどで目的の停留所「塚」に到着する。そこから寺までは指呼の間だ。歩き始めてすぐ、太極拳の某先生が入院してお見舞いにきたことのある病院がそこにあることに気づいた。建物と駐車場に見覚えがある三鷹中央病院。地図で名前を見ていたのだが、そのときにはまったく気づかなかった。偶然とはいえ恐ろしい。

病院前の道を挟んで反対側に神龍山開宮寺井口院はある。上連雀神明社という神社横の幾本もの幟がはためく参道を進むと、山門があり、阿吽の恐ろしい形相の仁王像が迎えてくれる。


左:閻魔王堂。お堂の中に閻魔大王、外に司命と司録 右:お地蔵さんがずらりと並ぶ地蔵堂

山門をくぐると、参拝客はまばらでストレスなく見て回れる。まずは閻魔王堂。お堂の中には恐ろしい顔の閻魔大王が鎮座。外には地獄の裁判の判決をいう司命(しみょう)と、それを記録する司録(しろく)が控えていた(石像)。

閻魔王堂の向かい側には、お地蔵様を多く納めた小さな地蔵堂がある。千社札が所狭しと貼られていて世俗感を出している。


左:風神像 右:雷神像

このお堂の隣には、風神像と雷神像。比較的大きなおそうじ小僧もある。


左:雨乞弥勒(あまごえみろく) 右:金色の弥勒菩薩

江戸時代にはこの界隈で日照りもあったようで、雨乞いをするために建てられた雨乞弥勒、そしてガラスの中に納められた金色の弥勒菩薩がある。山の神と次々に参拝して本堂へ。


左:本堂 右:不動明王殿

本堂の背後から後光が差すようにまぶしいなか、階段を上がり山の神とお参り。石仏レリーフ(後述)や平和観音、修行大師(冒頭写真)の前を抜けていくと、不動明王殿がある。


大不動尊像

不動明王殿の奥には、この寺院を象徴する存在である不動明王の巨大な尊像がある。写真でみると大きさが今ひとつ把握できないと思うが、とにかく大きい。下に山の神が写っている大日如来のレリーフがあるが、それがこの不動明王像の台座部分になる。おおまかなスケール感をつかめるだろうか。

また台座のなかには、お大師様、弘法大使の尊像まである。


 
大不動尊像の下部左回り(反時計回り)に大日如来、勢至菩薩、普賢菩薩、文殊菩薩、虚空蔵菩薩、阿弥陀如来のレリーフが設置されている

大不動尊と隣接しているのが山の神と私のお目当てである七福神が安置されている福壽殿だ。最近できたばかりの御殿なのか、ぴかぴかで壮麗なのがいい。


左:七福神が安置されている福壽殿 右:福壽殿の池の錦鯉

ただし愛でて参拝するには最高なのだが、七福神の尊像とはガラスを隔てて参拝することになるので、写真がうまく撮れない。残念ながらすべて映り込みがひどく、合成写真のようになってしまった。


左:福壽殿正面は、一葉観音菩薩 右:布袋尊

写真を撮るために一周した後に、もう一度参拝と七福神のご尊顔を拝するために回った。


左:福禄壽尊 右:壽老人尊

これでご利益が倍増すればいいのだが、、、


左:弁財天尊 右:毘沙門天尊 


左:大黒天尊 右:惠比須尊

参拝後肩の力が抜けたところで不動明王殿に戻り、山の神とともにおみくじ(200円)をひいた。結果は2人とも「大吉」。大吉しか入っていないのかもしれない。私のおみくじには冒頭「さくらばな のどかににおう 春の野に 蝶もきてまう そでのうえかな」とあった。春爛漫の季節、順風満帆の情景が目に浮かぶ。よかった、よかった。小吉、末吉をよくひき当てる山の神も万端願い叶うという大吉にご満悦だった。


左:山の神の後ろに池がある 右:薬師如来のご真言が彫られている石仏レリーフ

最後に本堂直下にあって見過ごしていた石仏を改めて見た。ご真言が以下のように刻まれていた。

 おんころころ せんだり まとうぎ そわか

真言は発する音が重要なのであって、明確な意味を詮索してはいけないのだとか。古代の庶民を導くための方便みたいなものだったのか。とはいえ、漠然とでも意味がわからないとご利益も薄らぐというもの。薬師如来といえば、病気を癒してくれる天界の医者のような存在(?)なのだから、病気平癒のための真言といえそうだ。いまでいえば、コロナ収束にもつながるのかもしれない。 

帰りは深大寺前でバスを途中下車して、初詣でにぎわう深大寺境内へ向かう。その一角にある蕎麦屋、青木屋の屋外席を占め、ビールともりそばで舌鼓を打った。でもいちばん行きたいそば屋は、いつも最初に目指した深山茶屋。このコロナ禍でなくなってしまったのは、悔やまれる。

関連記事:当ブログ七福神

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