こんにちは
今日は病院に行く予定でしたがなんとなく病院は来週回しにして散髪に行きました。
散髪屋さんはボクが小学生のときから通っているところで、もう50年以上になります。
散髪をしてくれるおじさんはつい先日77歳になったと言うことですが、もう随分とモウロクしていて奥さんがそばでいろいろと手伝ったりお客さんに「すいませんねぇ」と言ったりしてなんとか仕事を続けさせている感じです。
奥さんはもうそろそろ店を畳む事を考えているようですがおじさん本人が「まだつづける」と言うので仕方なく開店しているようです。
今日は僕が椅子に座るとおじさんが櫛だけを持って始めようとするので奥さんが「鋏をもたにゃぁ」と言って鋏を持たせましたが、今度は櫛を持つのを忘れて「あれ?おかしいなぁ」とモタモタしていると奥さんが櫛を持たしてくれてそれでやっとチョキチョキと始まりました。
チョキチョキ始まるとそこから先は体が覚えているので大丈夫です。
でもひげ剃りはどうなのかなぁと心配していると、さすがにカミソリは奥さんが担当してくれました。
おじさんはいつも同じ事を何回も言います。
おじさん:
「あんたのお父さんはよう来てくれちゃったよのぉ」
「温和な人でいつもニコニコしとったよのぅ」
ぼく:
「ほぉじゃったろ・・・」
おばさん:
「(おんなじ事ばっかり言うて)ごめんねぇ」
ぼく:
「ええんよ・・・」
おじさん:
「あんたのお父さんはよう来てくれちゃったよのぉ」
「やさしい物言いでいつもニコニコしとったよのぅ」
「ええ人じゃった・・・」
「お世話になったよのぉ」
おばさん:
(ボクの方を見て目で)「ごめんねぇ」
ぼく:
(おばさんの方を見て目で)「ええんよ・・・」
延々とそれが続くのでした。
帰り際に
ぼく:
「また2ヶ月ぐらいしたらまた来るけぇね」
「元気にしとってよ・・・」
おばさん:
「もう棺桶に片足じゃけぇ・・・」
ぼく:
「大丈夫よ、まだ片足残っとる」
「両足入れとらにゃぁまだだいじょうぶよ」
「それに両足入れてもしゃがまにゃええんじゃけぇ」
おじさん:
(にこにこしています)
変なことを言ってお分かれしてきました。
この調子だと来月はどうなっているか分かりませんね・・・
・・・
今日は少し夏の空が戻ってきました。
まだうす雲が残っていますが・・・
・・・
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・・・
昨日の夕方歩いていると木の切り株に
白い大きなキノコがボタンの花のように開いていました
生命力を感じますね
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