こんばんは
しばらくの間、ギターネタから遠ざかっていましたが、こんどはiPhoneアプリのほうが次に進むための準備でしばらく教則本を読んでサンプルを実行したりして勉強フェーズになるのでしばらく遠ざかりそうです。
ギターはしばらく遠ざかっていたとはいっても毎日弾いていたわけで、かと言って毎日ブログネタになるほどいろいろとあるわけではない。
最近は、BWV998「プレリュード・フーガとアレグロ」こればかり弾いている。
おかげで、プレリュードは完全に暗譜し、アレグロはほぼ暗譜状態になった。
暗譜が確実になると演奏に余裕ができるのか、曲を解釈し曲想をいろいろと変化させながら楽しみながら弾けるようになってきた。
アレグロはまだときどき出てこないことがるので「まだら暗譜」と言ったところか・・・(・_・;)
しかし、田部井辰雄さんの運指の通りにやっているのでだんだん、効率よく指が動くようになり毎日少しずつ進歩しているのが実感できる。
田部井辰雄さんのDVDが現代ギター社から出ている。
前にもこのブログで紹介したことのある「ギター名曲研究 第1巻」で、このBWV998が田部井さん自身の解説と模範演奏が収録してある。
田部井さんの演奏はYouubeでも多数紹介されているが、DVD中では解説しながら少しずつ弾いてくれて大変参考になる。
大変質の高い内容だが、もう少しテキパキとやってくれると助かる。
せっかちなのであの非常にゆっくりとした説明は参ってしまう。
久しぶりにこのDVDを見てアレグロの弾き方を研究した。
よく見ると、楽譜と違う運指をしているところがある。
真似をしてみると、これもいい。
が、どうも一度覚えた運指を中途半端な状態で変えると変えておかしくなるので結局楽譜通りにした。
どうしても、楽譜通りにできないところもある。しつこくやっていれば何とかなるのかもしれないが、長年ほったらかしにして硬くなった指関節には無理がある。
それは、ここだ。
75小節目の2拍目のEの音これを2弦の4の指で押さえるのは大変だ、開放弦にすると簡単に弾ける。
77小節目の2拍目の2弦の4の指と1弦の2の指、これもなかなか難しい。
うまくできればポジションが2から5から7へと少しずつ上がっていくのでいい感じかもしれないが、この2拍目がすんなりと押さえられないようでは話にならない。
そこで、2拍目のF#は2フレットをセーハしているので1弦の1の指、そして次のAの音は1弦の4の指、3拍目のEは2弦の3の指、次のAは前に押さえた状態を維持して1弦の4の指とすると簡単に弾くことができる。
次の7フレットセーハはすこし飛んでいく感じになるがここは慎重に飛べば何とかなる。
こんなかんじだ。
これらは田部井さんの音楽的なこだわりなんだろう。
楽譜通りに弾きたいと思っても、できないところは仕方がない、妥協しよう。