お早うございます。
今日は特に日差しが強いですね。
今日は65回目の原爆記念日です。
世界中に核廃絶を訴え、あのアメリカも少しずつ変わってきています。
なぜ核兵器を持つのか、それは戦争の手段であり最強の最終兵器だからです。
地雷やクラスター爆弾のような小さな兵器は簡単に禁止や廃棄の合意はまとまりますが、核兵器はそう簡単なことではないでしょう。
世界に争いごとがある限り、最強の武器である核は亡くすことは難しいでしょう。
ひと昔前の国際的な争いごとは領土や思想の侵略・拡大がきっかけでしたが、現代は民族・宗教・分裂国家とそれに端を発する武力の応酬です。
これらは損得ではなく意地の張り合いになるので始末が悪い。
世界にこれらの争いごとが亡くならない限り核兵器を持とうとし維持しようとするでしょう。
では、争いごとを無くすことは出来るのでしょうか?・・・
それも無理でしょう
経済が競争によって成り立っているように、人類の生存さらには生命の生存は競争によって成り立っているからです。
競争のない国家像は結局共産圏の崩壊によって不可能であることが分かりました。
恐竜が反映したのも人類が繁栄したのも、種の中での個々の競争や異種間の競争の中でわれわれが生き残ってきたからで、それはまだ続いています。
我々人類も、異なる国家・民族・宗教等の間で生き残るための争いを続けなければ、結局種として生き残れないのではないかとも言えます。
恐竜は大きく分けて草食と肉食がいました。肉食恐竜はより強いあごや牙爪や足を持っているものが生き残りましたが、草食恐竜を食い尽くすことはなかった。
核を持つ国と持たない国、経済的に強い国と弱い国、いろいろな国があってそれらが競い合ってこそ人類が繁栄する、自然はそう選択しているようにも思えます。
本当に核兵器を無くすには、これらの争いを一切無くし競争のない世界を造らなければなりませんが、競争が亡くなったときに衰退が始まるというジレンマを抱えていることも認識していなくてはなりません。
映画「スターウォーズ」では最後に帝国軍が最終兵器を破壊され皇帝がやっつけられダースベーダーが葬られ一切の武器を放棄し、銀河系に平和が訪れましたが、その後はどうなったのでしょうか。
映画の上でのことなのでどうにでもなるのでしょうが、
争いのない平和な世界が永遠に続いた。
大きな競争の亡くなった世界は衰退を始め、その結果世界は滅亡した。
あるいは、滅亡する前に宇宙戦争が始まり、勝者によってまた世界が復活した。
そんな繰り返しもありますね。