39ギター

35年ぶりに弾き始めたクラシックギター
神経痛と戦いながら
どこまでバッハに迫れるか
蝶も花もアーチェリーもあるよ

爪の形は努力と工夫次第

2010-02-15 23:12:24 | つめ

今日もいつものように練習したが、昨日よりは気分良く弾けた。

結局、その日の気分次第らしい。

02 今日は、自分の手をよく観察してみた。

前から分かっていたが、薬指が内側に向けて湾曲している。

おまけに、爪はさらに内向きに生えている。

人差し指と中指は逆に薬指側にほんの少し曲がっている。

人差し指と中指の爪は、写真のように少し小指側を高くしておけばだいたいいい感じで弦に当たってくれる。

やはり問題は薬指の爪で、同じような形にすると弦の当たりが悪い。

00 手のひらの側から見るとこんな感じで、指頭から爪がのぞいている感じは3本の指で同じような感じだが、弦に対してはどうも違う。

そこで、指を曲げて爪の断面方向から見ると、違いがよく分かる。

 

 

 

01 実際に弦をはじくときはココまでは曲げないが、ピンと伸ばしているときには分からないこと見えてくる。

人差し指と中指の爪は小指側が低くなっているのに対して、薬指は小指側は反対に高くなっている。

爪の断面も人差し指と中指は割と平らなのに対して、薬指は丸みがある。

このままで、指が弦に直角に当たるように弦をはじくと、人差し指と中指は爪の小指側から当たるので自然と手を傾けて親指側の爪から当たるようにしている。

しかし、薬指は傾きが違うのでおなじようにはならず、薬指だけがいつもなんだか違う薄っぺらな音になりやすい。

薬指は特に1弦を弾くことが多いので、アルアイレの時は何とも存在感のない音になってしまう。

この薬指の爪に関しては、どうしようかと今は思案中であるが、とりあえずもう少し伸びてくれないと調整のしようがない。

いまは中指と同じ形にしているので結果的には削りすぎの状態で、指を弦に押さえつけないアルアイレ奏法では爪の先の方がほんの少ししか当たらない状態になっている。

薬指については、いろいろと試行錯誤が必要なようだ。

「はたらけど はたらけど 

  なお 我がくらし 楽にならざり

           ぢっと手を見る」

石川啄木の歌集「一握の砂」の有名な句ですが

「弾けども 弾けども

  なお 我がギター 上手にならざり

          ぢっと手を見る」

ぢっと手を見ても、啄木と同じく、くらしは楽になりそうにありませんが、ギターは少しは変わるかもしれません。

努力と工夫次第ですけどね・・・