今日これから楽しむのは、一昨日からきいているヒロ・クロサキとヴォルフガング・グリュクサムによるヴァイオリン・ソナタで第6番(BWV1019)。このソナタの第3楽章(アレグロ)はチェンバロ独奏となっており、これをみごとに弾いているのがグリュクサムです。グリュクサムは、1958年生まれのオーストラリアのチェンバロ奏者。グリュクサムの独奏できいたことがあるのは、このアルバムと同じウィレム・クレースベルヘンの1986年製のチェンバロ(フランコ・フレミッシュ)による「ゴルトベルク変奏曲」のみですが、これも中々よかったと記憶しています。なお、クロサキの使用楽器は、ジョヴァンニ・バッティスタ・ロジェーリの1690年製のヴァイオリンで、録音は2005年です。ライブ録音ということで、おわりには盛大な拍手も収録されています。
CD : CD 449(ORF ALTE MUSIK)