今日から4月。そして今年の4月1日は棕櫚の日曜日で、受難週(聖週間)のはじまりです。バッハがのこしたこの日のためのカンタータは、ヴァイマール時代に初演された「天の王よ、汝を迎えまつらん」のみ。しかし、このBWV182の録音は、ピリオド楽器によるものだけで10数枚あり、うちOVPPによるものが6枚あります。アーノンクールの録音以後はほとんどがピリオド楽器によるもので、ピリオド楽器による演奏のひろがりとともに、人気がでたともいえるカンタータです。
このブログでは、OVPPによる、モントリオール・バロック(記事は「『天の王よ、汝を迎えまつらん』 BWV182」)、パーセル・クァルテット(同じく「『天の王よ、汝を迎えまつらん』 BWV182 [2]」)の演奏できいていますが、これからきくトン・コープマンたちの演奏は、独唱者と合唱団による、ごく一般的な編成のものです(BW182はヴァイマール時代のカンタータを集めた第2巻に収録されています)。なお、OVPPについては「OVPPによる演奏」で、ごくかんたんに説明しています。
CD : WPCS-4838/40(ワーナーミュージック・ジャパン)