ラインハルト・カルマー指揮のアウグスブルク大聖堂聖歌隊によるモテット、これからきくのは「み霊(たま)はわれらの弱きを助けたもう」です。このBWV226は、二重合唱(と合唱に重複する2群のアンサンブル)による、2部からなるモテット。バッハのモテットの中では、例外的に用途と初演年がはっきりしていて、トーマス学校でのバッハの上司であった、学校長のヨーハン・ハインリヒ・エルネスティの葬儀(1729年10月20日)のために演奏されました。なお、「合唱だけによる第2部は、墓地で歌われたものと思われ」(『バッハ事典』)ます。
CD : 05472 77436 2(DHM)