ピアノによるバッハ、今週もひき続ききいていきます。これからきくのはマルティン・シュタットフェルトのBWV849(「平均律クラヴィーア曲集 第1巻」第4番)。シュタットフェルトは1980年生まれのドイツの奏者で、その録音キャリアは「ゴールドベルク変奏曲」にはじまっています。「平均律」の第1巻を収録したCDからBWV849を選んだのは、先日きいたエレーヌ・グリモーとの比較のため。バッハははじめての録音だったグリモーとくらべ、録音活動の半分がバッハというシュタットフェルトは、どんなバッハをきかせてくれるのでしょうか。