今週は、カール・リヒターとミュンヘン・バッハ管弦楽団が1970年に録画した、「ブランデンブルク協奏曲集」(ユニバーサルミュージック合同会社 UCBG-9159)を楽しんできました。これからきくのは最後となる第6番で、ヴィオラがヘルベルト・ブレンディンガーとインゴ・ジンホーファー、ヴィオラ・ダ・ガンバがオスヴァルト・ウルとハンス・ディーター・クルーゼ、チェロがペーター・シュタイナー、コントラバスがフランツ・オルトナー、そしてチェンバロがリヒターという編成。第1番では40名近かったものが、第2番、第3番と、番号ごとにだんだん編成が小さくなり、この第6番ではとうとうソロ編成になっています。ところで、過渡期ということもあってか、ちょっと妙なヴィオラ・ダ・ガンバが映し出されています。チェロとガンバの折衷的なところが時代をよくあらわしているといえるかも。