20240723 石川県環境政策課への申し入れ

20240723　石川県環境政策課への申し入れ（PFAS関係）

　7月16日、｢自衛隊小松基地の航空機洗浄廃液処理装置から排出された廃液の分析報告書｣(2001年2月13日付け)の開示結果をもらいに、行政情報サービスセンターを訪問した。結果は｢当該文書の存在を確認できなかった｣｢保存期間(5年)を過ぎており、廃棄したものと推察する｣というものだった。

　その足で、環境政策課を訪問し、小松基地から流出する水路でのPFAS(有機フッ素化合物)検出について、話し合いをもった。その上で、7月23日に、以下4点の質問を文書にして提出してきた。

石川県環境政策課さま

　4月24日の『北陸中日新聞』で、小松基地内から流れ出る用水路から61ナノグラムのPFASが検出されたと報じられました。7月16日に石川県環境政策課を訪問し、口頭でしたが、下記の4点について要請しました。

　第1に、2001年7月に小松基地内に大量のごみが投棄されていた事件があり、石川県や小松市が小松基地内に入り、調査をおこなっています。従って、前例に倣って、石川県としても、PFASに関する現場調査をおこなうこと。

　第2に、PFASが検出された用水は小松基地内に遡り、添付地図上の①､②､③､④､⑤､⑥、Bなど7カ所に格納庫があり、そこで機体洗浄をおこなっています。ここでの泡洗浄剤などの使用状況について調査すること。

　第3に、今回のPFAS流出に関して、小松基地内での泡消火剤使用後の無害化のための施設(油分離槽、原水中和槽、原水槽、凝集槽、沈殿槽)に関する調査をおこなうこと。

　第4に、PFAS検出場所が小松基地内からの用水と民間航空ターミナルビルからの用水が合流した下流部分であり、民航ターミナルビルからの流出の可能性についても、調査すること。

　以上について回答をお願いします。
　2024年7月23日
　小松基地問題研究会