島田清次郎(島清)は地元出身のベストセラー作家なので、30年ほど前に、図書館から取り寄せて、一応は読んでみた。 . . . 本文を読む
『韓国文学ノート』(2008年刊)を読んでいたら、中野重治の「雨の降る品川駅」が目にとまった。全日本無産者芸術連盟、日本プロレタリア文化連盟結成に参加した翌年1929年2月の作品である。中野は1932年4月4日に逮捕され、1934年に転向を条件に出獄し、その後も「時流批判」を継続したために、1937年に執筆禁止処分を受けた。 . . . 本文を読む
「なっちゃんの写真館」で有名な徳島市・立木写真館の『100年史』に目を通す機会があった。著者は歴史家の三好昭一郎さんだが、この作品は株式会社立木写真館の社史という性格からくる限界がある。
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