石川県労働局管内の外国人労働者の死傷病報告書の数はこの5年分を見ると、「2009年度8人/2010年度8人/2011年度13人/2012年度16人/2013年度27人」へと急増している。一方、外国人登録者数が2009年11417人から2013年10417人へと1割近く減少している。この反比例状態は外国人労働者の労働環境、労働条件が劣悪化していることを示している。 . . . 本文を読む
外国人研修生に権利保障を!
最近の新聞報道には、下記のような記事がある。
【2013.7.18「北陸中日新聞」】
妊娠を理由に解雇され、帰国を強要された中国人技能実習生のBさんの訴えに、富山地裁は男女雇用機会均等法に違反するとして、解雇無効の判決を出した。
【2013.10.19「北陸中日新聞」】
3人の中国人技能実習生が石川県輸出縫製品工業協同組合と縫製会社カメダに対して金沢地方裁判所 . . . 本文を読む
パンフレット『明治政府と形成』(村上周成著)には、①近世の起源と②明治以降の差別をテーマにして書かれています。著者は、政治的起源説よりも社会的起源説が大手をふるいはじめ、差別が権力ではなく社会から自然に発生し、権力が利用しているだけかのように装って、解放運動を解体しようとしていることを危惧しています。著者は石尾芳久さんから学び、近畿一円の近世の起源をテーマにしていますが、では、加賀藩の近世制度の起源をどこに求めることができるのでしょうか。 . . . 本文を読む
6月下旬に、「奥西勝さんが危篤」との報道があり、『約束-名張毒ぶどう酒事件死刑囚の生涯』を見そびれたこともあり、急いで『名張毒ぶどう酒事件死刑囚の半世紀』を図書館から借りて読むことにしました。
. . . 本文を読む
石川労働局に、2011年10月から2012年12月まで、15ヶ月分の外国人労働者の「労働相談票」の開示請求をおこない、46件が開示された(同一労働者の複数相談も含む)。
国籍はフィリピン(2)、ブラジル(12)、中国(5)、ベトナム(2)だが、25件が未記入(不明)であった。男女別では、女(14)、男(32)。就労形態では、有期契約(6)、技能実習生(4)、派遣(17)、パート(4)、正社員(10)、不明(4)であった。
相談内容は労働条件(5)、残業、割増賃金(9)、有給休暇(5)、解雇(19)、賃金不払い(7)、その他(いじめ、けが、パスポート管理、寮追い出しなど)(4)であった。 . . . 本文を読む
2015年春に、小松市木場潟公園で全国植樹祭が開催されると報道された。ウィキペディアでも、「会場の造成や、道路工事など、植樹祭開催のために、わざわざ自然を破壊しているとの批判がしばしば聞かれる」と、全国植樹祭の矛盾点を指摘している。 . . . 本文を読む
石川県内の外国人労働者の労災発生状況について、2009年4月から2012年12月までの情報開示をおこなった(3回)。
総数42件が開示され、2009年度が8件、2010年度が8件、2011年度が13件、2012年3~12月が13件である。 . . . 本文を読む
石川労働局管内で、2008年10月から2011年9月まで(3年分)の外国人労働者の労働相談票は129枚あり、賃金不払い、残業手当、休業手当、深夜割り増し、有給休暇、いじめなどさまざまな相談がある。
これらの相談は氷山の一角であり、中国、韓国、ベトナム、フィリピン、インド、ブラジルなどから石川県に来て、労働基本権が保障されず、泣き寝入りしている外国人労働者が多数存在することを推測させる。
. . . 本文を読む
7月21日、イギリス人女性を殺害したA被告に求刑どおり、千葉地裁は無期懲役の判決を下した。もう一つは、2ヶ月前の5月27日、韓国人女性を殺害したB被告(受刑者)に懲役18年の求刑に、金沢地裁は懲役9年の判決を下した。
. . . 本文を読む