デラシネ(deracine)

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12/29 BUCK-TICKライブツアー2012『夢見る宇宙』最終公演@日本武道館(セトリ、ネタバレ有)

2013-01-06 01:23:34 | 音楽
ブログ記事3つ連続UP、最後は昨年末のBUCK-TICK日本武道館ライブレポです。
もう1週間経っていて今さらですが…

毎年恒例の12・29武道館は今年はツアー最終公演、いわゆる「DAY IN QUESTION」ではありませんでした。
今ツアーには既に2度行きましたので本編セトリと大ラスはわかっている中での参戦。

17:50ぐらいに席についてしばらく待ってると、18:07ぐらいに照明消えてオープニングでした。
席はなんか毎年そうなんだけど、ステージにほぼ垂直。
ただ今年は割と2階席でも去年よりは前めで、通路の1つ上、手すりがある席だったので非常に見やすくて楽!!

ところが、まあギターの2人がせり出した部分の端までくれば見えないのはともかく、
私の席と櫻井敦司の立ち位置を結ぶ線上に、ステージ上の照明かセットを結ぶワイヤーが!!
これで実に櫻井の姿が見えにくい。(しかも両隣はカップルだし…BUCK-TICKライブは男少ないのに…ブツブツ…)
そんなストレスもありましたが、ステージは最高だった!!

本編セトリはツアーと同じ。櫻井のMCの少なさも同じ。
本編の間はほとんど喋らなかったのでは、ってぐらい。

エリーゼでのっけから爆発、武道館はやっぱりスケールが違う!
ONLY YOUあたりでノセてくるあたりはさすが曲順にもこだわってる。
そして人魚で、スピーカーに腰掛けて演奏するヒデ。
このツアーはヒデの良さを再確認したツアー、てかここまでヒデを推す場面が今まではそうなかった。
曲の後半でビキニを探す星野英彦氏。手拍子のリズムもよく場内盛り上がる。
夢路もヒデのアコギが冴え渡る夜。映像も蝋燭1本。いいね。

Long Distance Callで落ち着いて櫻井氏の声の状態を測る。(←評論家かよ)
てか本当に声にも表現力にも幅が広がった。進化する46歳。(←評論(ry))
極東では何やらシャウトの場面も。拳突き上げる観客多し。
ジョナサンで飛ばせ!!から落ち着いてくる。
この9~12曲あたりの中盤での落ち着きがバンドが大人であることの証明。

禁じられた遊び、はCDで聴いた時は「?」だったけど、ライブではいい雰囲気。
スクリーンに流れる映像も意味深というか不思議なんだけど、
途中馬の絵(木馬?)の画像が出てくるのが印象深い。ステージに横たわる櫻井氏。
で、この曲が終わると、本編はあと3つしかない。

…あっという間すぎる!!
もっともっと聴きたいのに!!

そしてアルバム曲でも一番好きなINTER RAPTORへ。「行くぜ!」でスイッチ切り替わる。
でもこの曲「風くる 突っ切るのさ」の後に手拍子2拍、入れる人と入れない人、半々ぐらい?
自分は最初CDで聴いた時から、これはライブでは手拍子だなと思ったけどやらない人多いね。
それにしても燃えますよこの曲。

MISSTAKEはアニイのドラムから。「親愛なる映し世よ」で場内を指差す櫻井氏。
でもこの曲どうしてミステイクなんだろう…今井の歌詞は不思議だ。
CLIMAX TOGETHERでさんざん盛り上がる。明るい曲も今のBUCK-TICKなら違和感ない。
ユータがステージ前方に来るとすごい歓声。ニコニコと楽しそうに弾く。
本編があっという間。。アニイがスティック回転キャッチ失敗で残念そうに退場。


アンコールを待つ。
問題はアンコール。問題っつうか、何をやるか。
ツアーと同じく3曲×2回なのか、それとも武道館ではよくやる2曲×3回なのか。それとも…
いろいろ考えていたらアンコール始まる。
まずはギター2人がアコギを持ってCoyote。
続いてヴァニラ。この曲はライブでまた違った雰囲気になる。

そして!!ここで終わらなかったのでたぶんアンコールは2回だと悟ったが、
櫻井の「カッコいいギターで」という言葉で天使は誰だ、とわかる。
「みんな踊って」で場内歌い踊る!!これが聴けて最高でした!!
櫻井氏もこの曲の今井のギターリフが相当気に入ってるのでは。
だからか曲に入る前に今井さん、2度ほどリフを弾いてみせる。
ちなみに「拍手喝采の~」のところで拍手喝采が起きるんだ、とこの日初めて知る。
こんなカッコいい曲があるか!?俺は夜、俺はシューティングスター、一晩中貪る命だ。

アンコール2つめ。
何だろう…ツアーと同じでいくならFLAMEがいいな、とか思ってたら、
なんとJUPITER。
ヒデが椅子に座ってのアコギ、場内に静かな歓声、美しいメロディー。
やはりヒデも推したツアーでした。壮大なスケール、武道館が宇宙に。

となると次は何か?と思ったら櫻井氏「みんな歌ってください」で
JUST ONE MORE KISSが!!
大晦日の何かテレビ番組でも使われたとか…
BUCK-TICK25周年の今年、彼ら最初のシングルをここで持ってきました。

そこから独壇場Beauty。これでああ、あと夢見る宇宙なんだ…と悟る。
最後のMC、櫻井氏「みなさん、いろいろ大変だったね」という謎のMC(笑)。
「来年いい年でありますようにお祈りいたします」という丁寧な挨拶から、
きらきら星を今井さんが弾いてから入る。終わりにはぴったりだな…
歌い終わるとサーチライトを手に持って、櫻井氏が会場全体を丁寧に照らす。
2階席、1階席、アリーナ…

そして今井さんただ一人残ってまたギターをいじる。
何と呼べばいいのかわからないが、おそらく雰囲気としては「ギターで宇宙と交信してる」感じを出そうとしてるのかと。
ギターをただのギターとしては扱わない今井さんらしい。
ラストだからか、ずいぶんと長くやってました。
徐々にフェードアウトし、
20:20ぐらいに終演。2時間、最高の時間を過ごしました。


ツアー最終日ってことで今までやらなかった曲も出してきたし、
また5人が何も変わらず一糸乱れぬパフォーマンスを披露、25周年を完璧に締めくくりました。


終演後、スクリーンでは来年のツアーの予告、
そして2013年3月11日には復興支援ライブの開催をこの日初めて発表!!
会場はデビューの地、日本青年館。
映画の予告篇もありましたね。でもね、スクリーンは私の席からでもほとんどまともに見えなかったんですよ…
まだ奥には席あったから、たぶんその人たちは全然見えなかったはず…

おそらく来年も12・29はあると思います。
今年で4回目でしたが、もうこれがないと年は越せない!!
そんなイベントになりました。来年は日曜日です。

本当に、楽しいライブありがとうございました。


<12・29 日本武道館 set list>

1. エリーゼのために
2. LADY SKELETON
3. ONLY YOU -WE ARE NOT ALONE-

4. 人魚-mermaid-
5. 夢路

6. Long Distance Call
7. 極東より愛を込めて
8. Jonathan Jet-Coaster

9. 見えない物を見ようとする誤解 全て誤解だ
10. 夜想
11. SANE -TYPE Ⅱ-
12. 禁じられた遊び -ADULT CHILDREN-

13. INTER RAPTOR
14. MISS TAKE ~僕はミス・テイク~
15. CLIMAX TOGETHER

EN1
16. Coyote
17. 君のヴァニラ
18. 天使は誰だ

EN2
19. JUPITER
20. JUST ONE MORE KISS
21. 独壇場Beauty-R.I.P-
22. 夢見る宇宙

1・4新日本プロレス東京ドーム大会観戦記。

2013-01-06 00:00:07 | プロレス
1つ前の記事にも書いたとおり、新日本のドーム行ってきました。

プロレス観戦歴が18年になりますが(今年で19年目)、
プロレス界の初詣、新日本の1.4東京ドームはいまだ行ったことがありませんでした。
新日本はそもそも追いかけている団体ではないのと、
1.4は仕事始めでなかなか、というのもありました。
NOAH勢が出たこともありましたけどね、行ったことがなかったんです。

今年も行く予定はありませんでしたが、後輩が誘ってくれました。
しかも東北から遥々上京してくれるというのに、断るわけにはいきません。
さらに席は2階席の最前列!見やすいのなんの!!野球の時もこんなとこで見たい!!(笑)

会場全景です。


リング上。これはセミの中邑-桜庭の試合前ですね。



感想はもう、スケールの大きさと選手の熱いファイトで最高でした。
入場ゲートには縦長(上の写真で青く細長いもの)のビジョン(でいいのか?)と巨大スクリーンとがあり、
照明もふんだんに使われ、まさにこれぞビッグマッチ、破格のスケールでした。
特に縦長のものは効果的に使われていましたね。
もう、その演出だけで十分でしたが、ファイトも熱かったですね。

ドームに入ったら永田-みのる戦の真っ最中。これはコンコースのモニターで観戦。
みのるのスリーパーで永田が白目、これが面白かった。
ゴッチ式パイルで仕留められないみのるを永田がボコボコにしてバックドロップホールド。
この2人はいつまでもやり合うんだろう…
中村あゆみの「風になれ」生歌があったようでそれを見られなかったのが残念。相当カッコよかったらしい。

その後席へ移って後輩と合流。
ドームでプロレスを見るのはおそらく2005年のNOAH以来。
2階席はプロレスでははじめて。でも下手に1階席の奥やアリーナになるよりマシです。
観客はよく入っていたと思います。昔からみればそりゃ少ないです。
アリーナの座席も設定は小さいし、内野スタンドは外野に近いほうは入れてない。
でも2階席は観客を入れていた部分はよく入ってましたし、アリーナも用意した分はギッシリ。
現在これだけの観客を集められるのは新日本だけです。昔との比較はナンセンス。
来年は土曜日ですから、さらなる動員UPは期待できるでしょう。
(観客数やその発表についてはここでは特に触れませんが)

席について第5試合。IWGPジュニア選手権。
ロウキーとプリンス・デヴィット、飯伏幸太の3WAYだったけど面白かった~
飛びまくり、脳天から刺さりまくりの試合。3WAYは難しいと思うんだけど、この3人のプロレス頭!
ロウキーがすっとスーツ姿で謎だったけど…デヴィットが最後に勝利。
やや巻きで進行していた感もあり、この3人ならもっとじっくり見たかったかな。
でも場内熱狂の素晴らしい試合でした。

そこから休憩だけど、野球とは違ってみんな一斉に休憩のためトイレが大行列!!
次の試合には間に合ったけど、あれは心が折れる長さ。寒い日、ビールを一気に飲んだためトイレが近くなったし。

第6試合はテンコジvs武藤&大谷。橋本大地が欠場し大谷登場。
この4人はやっぱり役者が違うというか、刻んだ年輪が違うというか。
試合としてはこれ、というものはなくても動きの1つ1つに見せ場があり、それで沸く。
ベテラン達も健在というのを見せつけました。武藤は新日本出てからもかなり出てますね。

第7試合で真壁-柴田。
喧嘩売りに来た柴田を真壁がくぐった修羅場の差を見せつけ勝利。
特に机を持ち出してパワーボム。ラリアット、キングコングニーと攻めて圧勝。
柴田はKENTAと合同練習したようだけど、真壁の圧力をどうにもできず。
でもこれもいい試合、新日本ファンの熱い支持がある真壁に柴田退治をさせたのは見事でした。
てか柴田は技も受けていて(セミの桜庭もそうだけど)、「プロレス」をしっかりやってましたよ。


次にダブルメイン、とありますが事実上のセミで中邑-桜庭。IWGPインターコンチネンタル。
内容的には緊張感、という点や新鮮味も含めてメインよりこちらが上かもしれません。
それぐらい刺激的で、緊張感に溢れ、意外性もありこころから観客が白熱した素晴らしい試合。
そして桜庭の総合格闘技+アルファのムーヴ、耐えて勝機をつかんだ中邑、両者の感情と能力が、
ガッチリ噛み合った好試合でした。11分ながらドームが燃えに燃えた試合でした。
フィニッシュ前のあおむけの桜庭へのヒザ、ランドスライド、これもすごかった!!
最後は正調ボマイェで決めました。中邑とワタクシは名前が同じ。ドームで連呼されてちょっとうれしい。


メインはIWGP選手権、棚橋-オカダ。
プロレス界を引っ張る棚橋に、去年ここでいきなり挑戦表明したのがオカダ。
去年の新日本はこの2人で大躍進していきました。そしてこの日の決戦。
プロレス界最大のビッグマッチのメインに相応しい、素晴らしい試合でしたね。
オカダは首を中心に攻め、棚橋はヒザからオカダを崩そうとする。
時折場外も効果的に使い、またオカダのドロップキックの華麗さ、
棚橋のドラゴンスクリュー連発からのテキサスクローバーホールドなど、
じっくりした攻防の中にもポイントポイントがしっかりあり、見てる側が飽きません。
特にオカダがあんなに試合を作れる選手だったとは…
最後はレインメーカーをスリングブレイドで切り返した棚橋がハイフライ連発。
ドーム大会、やっぱり締められるのは棚橋ですね。いい試合で、1・4が満足感のうちに終わりました。

オカダ勝利を期待する声もあったでしょうが…
これも真壁じゃないけど、修羅場をくぐった回数が違うってことでしょう。
17:00に始まった大会も終わったのが21:20ぐらい?
言いたいこともありますが、さすが新日本、のイベントでした。
(強いて言えばリングサイドがリングから遠いよね、メイン煽りVの後にバンド演奏は要らんよね、ってくらい)


プロレス界最大のイベント初観戦はこうして終わりました。
その後、ドーム前で記念撮影。


黄色がワタクシです。2人は大学の後輩。誘ってくれて感謝です。
超寒い日でしたけどね、大会が面白かったので超満足です。
また行きたいですね。


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