OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

気持が空回りしています

2023-05-21 17:33:17 | サイケおやじの日常

出張中に様々と溜まっていた雑事に忙殺され、今日はバタバタしております。

う~ん、予定していた私用が、ほとんどやれないという苦難は仕事より辛いですねぇ…… (^^;

頑張るしかないんですが、本日は……、これにて失礼させていただきます <(_ _)>

 

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ご報告、そして平和への祈り

2023-05-20 09:39:57 | サイケおやじの日常

帰ってまいりました <(_ _)>

不在の間の応援、心から感謝申し上げます <(_ _)>

さて、今回の出張で痛切に感じたのは、現在のウクライナ地方における戦争で、矢鱈に儲けて、ウハウハの奴らが大勢存在していたという、当たり前過ぎる現実でした (>_<)

あたらめて述べるまでもなく、ウクライナ等々への支援は結局、例えば支援金が何処へ流れていくかという問題へ繋がるはずが、政治家やマスコミなんて連中は、そんな事は全く話さない、伝えないという姿勢であり、だからこそテレビのニュースや新聞報道なんてのは、バカバカしいの極みでありましょう。

また、現在開催されているG7サミットにしても同様であり、加えてウクライナの指導者が来日してのアピールにしても、悲壮感に酔っているとしか思えない件の大統領をイイ気持ちにさせ、尚更の金儲けの相談が深くなるという推察も易いところでしょう。

本来ならば、ど~やって早期に戦争を終結させるか!?

という議題が本筋のはずが、現状では戦争の継続を企図する方向がミエミエで、本当に悲しくなります (>_<)

ロシアや中国、そしてアメリカが戦争に本気で取り組んでいないのは明らかで、それを何時までも終わらせず、経済活動の一環としての破壊と人殺しに熱中している現状に無情の世界を見ているのは、サイケおやじだけではないはずでしょう。

冒頭に述べたとおり、世界平和への道の厳しさを痛感している次第です (>_<)

さあ、また……、明日からっ!

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ご報告

2023-05-12 10:20:09 | サイケおやじの日常

何時も応援、ありがとうございます。

以前にも、ちょいと書きましたが、本日からゴッサムシティに旅立ちました。

何かと騒がしい世の中ではありますが、拙ブログの本日の1枚は幾分のストックがございますので、リモートが上手く作動すれば、不定期に更新させていただく所存です <(_ _)>

また、一応の帰朝予定は来週中頃ということで、よろしくお願いいたします <(_ _)>

 

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赤いグラスは色褪せず

2023-05-11 19:18:47 | 歌謡曲

■赤いグラス / アイ・ジョージ&志摩ちなみ (テイチク)

スタンダードなデュエット歌謡の人気作と云えば、昭和40(1965)年にヒットした「赤いグラス」は決して外せないところでしょう。

本日掲載したのは、アイ・ジョージと志摩ちなみが歌った、その最も有名なバージョンをA面に収めたシングル盤で、このヒットに同期するかの様に制作された渡哲也主演の同名歌謡映画「赤いグラス(日活・中平康監督)」も、これまた素敵な傑作ハードボイルドに仕上がっているんですから、こ~ゆ~相乗効果も昭和芸能界の魅力の一端かと思うばかりです (^^)

で、肝心のアイ・ジョージと志摩ちなみが放ったヒット曲「赤いグラス」は作詞:門井八郎&作編曲:牧野昭一が提供した所謂ジャズ系ムード歌謡であり、ソフトな低音域をメインにクールな節回しを聴かせるアイ・ジョージ、そして刹那の情感溢れんばかりの歌心を披露する志摩ちなみのコンビネーションは、現在でも全く色褪せていない傑作に仕上がっているんですから、これがカラオケ定番としての人気も当然が必然 (^^♪

もちろん、皆様ご存じのとおり、この「赤いグラス」のデュエットバージョンとしては、他にもフランク永井&松尾和子、加えて石原裕次郎&八代亜紀♪♪~♪

―― 等々の人気傑作カバーバージョンが制作されており、何れもヒットしておりますが、やはりベースになっているのは、このアイ・ジョージ&志摩ちなみのシングルバージョンでありましょう。

ちなみに件の映画「赤いグラス」にはアイ・ジョージが渡哲也の船員仲間として出演しておりますし、志摩ちなみもチョイ役ではありますが、顔を見せておりますので、機会がございましたら、ご確認くださいませ。確かDVD化されていると思います。

それとアイ・ジョージに関しては説明不要かもしれませんが、フィリンピン系のハーフとして、流しの歌手 ~ クラブシンガーとして大阪地区で活動していたところを認められ、最初は黒田春雄という芸名でレコードデビューしたそうですが、鳴かず飛ばず……。

しかし、森繫久彌に気に入られたらしく、アイ・ジョージと改名しての俳優活動も並行しつつ、外タレの前座としても重宝されていたところで、ついに昭和36(1961)年に自ら作曲した「硝子のジョニー」を大ヒットさせ、スタアとなったわけですが、件の「硝子のジョニー」も宍戸錠主演で日活が映画化し、そこでもアイ・ジョージが出演しておりますので、歌のみならず、なかなか「絵」になる存在感は流石だと思います。

また、デュエット相手の志摩ちなみについては、サイケおやじが不勉強ゆえに詳しいプロフィール等々は知り得ておりませんが、この「赤いグラス」のヒットと並行して、彼女自らのシングル曲「男心の唄」が流行っていましたし、これが今でも大好きというファンの大部分は、ハードボイルドな日常を過ごしている男性諸氏でありましょう。

もちろん、それはサイケおやじも含めてと思いたいところですが…… (^^;

ということで、今朝も千葉で大きな地震!?!

何か最近は、悪い予感に満たされる日々が続いておりますが、それでも人生は一期一会!

その場、その時の楽しみを見出す心持は忘れないようにしたいものですねっ!

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この人だぁ~れ part-135:別所夏子 ~ フェロモンよりもメロドラマ

2023-05-10 17:36:50 | 歌謡曲

甘い関係 c/w さすらいの詩 / 別所夏子 (ビクター)

我が国の歌謡曲は基本、「流行歌」ですから、その時々の売れセンを狙って当然ではありますが、だからと云って、その全てがジャストミートするとは限らないところに現実の厳しさがあるわけで……。

例えば昭和46(1971)年11月に発売された本日掲載のシングル盤は、別所夏子と名乗る女性シンガーが残した1枚なんですが、まずは作詞:並木六郎&作曲:笠井幹男から提供された収録A面曲「甘い関係」は、アップテンポの典型的なフェロモン歌謡であり、船木謙一のアレンジによるロック色の強いポップス系サウンドは、辺見マリから夏木マリへと至るライン上に位置する仕上がりではありますが、肝心の別所夏子の歌唱が持ち味であるハスキーな声質とはイマイチ、相性が良くないというか…… (^^;

極言ではありますが、失礼ながら個人的には彼女の声質や節回しにオバチャンっぽさを感じてしまうもんですから、去ってしまった男との「甘い関係」を忘れられず、悶えて焦燥する歌詞の世界には、それはそれで正解なのかもしれませんが、サイケおやじには今も相容れるところが…… (^^;

しかも、悪い事にと申しましょうか、ジャケ写に登場している別所夏子のルックスが、これまたオバチャン系に見えてしまうんですよ……。

う~ん、これはハズレだったなぁ……、みたいな気分でレコードをひっくり返し、B面「さすらいの詩」に針を落としてみれば、これが思わず、うっと呻かされてしまったんですから、世の中は本当に分かりません (^^;

なんとっ! 

これがサイケおやじが好みのツボというミディアムテンポの「メロドラマ歌謡」でありまして、その制作クレジットを確認すれば作詞:並木六郎&作編曲:三木たかし!

あぁ~~、こっちこそ、別所夏子のハスキーな声質が見事に活かされた哀切の歌謡世界であり、メロディラインとアレンジには当時の流行最先端であったフレンチ&イタリアンなポップスフィーリングにアメリカ西海岸系のフォーキーなソウル風味が塗されていますし、演奏パートの各セクションの見事な連携、殊更ベースの抑制されたグルーヴとウネリには、我知らず腰が浮いてしまうほど (^^♪

―― そ~思ってしまえば、このジャケ写が、なんとなく当時の映画ポスターっぽいデザインで作られているところにも好感が持てるんですねぇ~~♪

別所夏子には失礼な事も書いてしまいましたが、このB面曲「さすらいの詩」を残してくれただけで、サイケおやじは彼女を忘れません (^^)

もちろん、別所夏子についてのプロフィール等々はジャケットスリーブ裏にも記載がありませんので、他にレコードや音源、あるいは映像等々の履歴も不明というあたりも、尚更に蒐集熱を高めてくれる要因であります (^^;

ということで、こ~ゆ~存在感を示してくれるレコードに出会うからこその楽しみが猟盤活動だとしたら、サイケおやじは死ぬまで抜け出せないものと自覚する次第です。

つまり、物欲に支配される自分の生き様から「欲」が切れたら、それが最期なんでありましょう (^^;

う~ん、ど~やら、まだまだ生かされていける様な己惚れた気分、本日はご容赦いただきとうございます <(_ _)>

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ここからさきの幸せ

2023-05-09 17:55:27 | 歌謡曲

そこからさきは / マキとマッキーズ (東芝)

掲載したのは本日の昼飯時、ちょいと強引に暇を作り、中古屋でゲットしてきた、それこそサイケおやじが長年探し求めていたシングル盤ということで、急遽ご紹介させていただきます。

で、それゆえにジャケット画像はスマホで撮影したものなんで、相当に画質が悪いのはご容赦いただかねばなりませんが、そこからも主役たるマキとマッキーズは女性2&男性4で編成された6人組歌謡グループという素性は知れますし、一応のジャンルはムード歌謡という事になるのかもしれませんが、サイケおやじとしては、これが世に出たのが昭和44(1969)年というあたりを鑑みて、当時幾分ブームが下火になっていたGSの変化&進化系のバンドじゃ~なかろうか?

―― なぁ~んていう思い込みも…… (^^;

というのも、サイケおやじが、このシングル盤A面曲「ここからさきは」を意識して聴いたのは昭和45(1970)年早春の頃で、つまりは前述したGSブーム衰退云々が顕著になっていた時期だった事もあり、また作詞:丹古晴己&作曲:鈴木淳が提供した件の「ここからさきは」が、ライトタッチのポップス演歌であり、荒木圭男が施したミディアムテンポのアレンジには絶妙の洋楽っぽさに加え、ムード歌謡コーラスならではの合いの手系ハーモニーとラテン風味のオカズを交えた演奏パートのバランスは、なかなかに秀逸と思います。

ちなみに書き遅れてしまいましたが、マキとマッキーズのメンバーは香川真輝(vo,org) と二条マキ(vo,per) という女性コンビが「マキ」としてリードを歌い、そのバックを務める木村章(g,vo)、岩下勝治(p,fl,vo)、北野ヒロシ(b,vo)、そして上辻路郎(ds,vo) の4人が「マッキーズ」という事になろうかと思うんですが、残念ながら、サイケおやじは今に至るも顔と名前が特定一致出来ておりませんので…… (^^;

また、ここでのカラオケパートにはストリングス等々のオーケストラも導入はされておりますが、基本的なところは自前の演奏かと推測しております。

う~ん、それにしても男性陣の普通にダンディな佇まいとは対照的に派手目なミニスカワンピースを着こなす「マキ」のイイ女っぷりはニクイばかりじゃ~ありませんかっ!

ですから、この「ここからさきは」で聴かせてくれる、イノセントな女心の裏に忍ばせている乙女の欲望みたいな情感を程好いフェロモンを滲ませつつ、絶妙に節回すデュオボーカルのコンビネーションが尚更に素敵に感じられますよ (^^)

ということで、本日は勢いに任せての文章になってしまいましたが、マキとマッキーズには他にシングル盤が残されておりますので、そっちの探索も継続中です。

いゃ~、何かとストレスが溜まりまくった連休明けでしたので、このシングル盤をゲット出来た幸運に感謝です <(_ _)>

まあ……、そんな事でもなけりゃ~~、煮詰まりますからねぇ……。

明日も、同じ気分で迎えたいものです。

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時間切れ…

2023-05-08 19:09:23 | サイケおやじの日常

…、とは言いたくない気分なれど、連休明けの会議は紛糾!?

問題の根源を探るべく、本日は、これにて失礼させていただきます <(_ _)>

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既にしてブルーな彼女

2023-05-07 19:07:07 | 歌謡曲

■恋のシャドー / いしだあゆみ (ビクター)

いしだあゆみが歌手としてブレイクしたのは、昭和43(1968)年末に出した「ブルー・ライト・ヨコハマ」のメガヒット以降という歴史は揺るがせに出来ないがゆえに、それ以前の活動も大いに気になる中にあって、昭和42(1967)年4月に発売された本日掲載のシングル盤A面曲「恋のシャドー」は既にしてR&B風味も滲み出たGS歌謡に仕上がっていたのは、結果としての予兆だったのかもしれません。

それは作詞:なかにし礼&作編曲:鈴木邦彦が当時流行のド真ん中にあったサウンドをいしだあゆみに適用するべく制作側から依頼された企画に応えたプロの手際と慣れた耳で聴くには、ヒットしたとは言い難い結果が、あまりにも勿体ない……。

だって、ミディアムテンポで当時としてはヘヴィなソウルグルーヴを発散するリズム隊をバックに、それまでのいしだあゆみとは幾分懸け離れた低音域も節回しす歌唱が今も魅力を失っていませんし、諦観滲むロストラブの歌謡世界に附されたキャッチーにしてブルーなメロディラインが、これまた素晴らしいんですよねぇ~ (^^♪

彼女の思いつめた様なジャケ写ポートレートも楽曲イメージとリンクしていてイイ感じ♪♪~♪

思い起こせば、それまでの彼女は主にアメリカンポップスを基調とした所謂和製オールディズ的なカバー曲や底抜けに明るい青春歌謡みたいなレコードを吹き込んでいましたし、それでいて歌手というよりも、テレビドラマ等々で顔を見かける事が多いという、如何にも渡辺プロ所属のタレントでしたからねぇ~ (^^;

やはり本人の希望もあっての歌手活動メインの仕事にシフトしようとすれば、必然として、この「恋のシャドー」のような楽曲は求められていたんじゃ~ないでしょうか?

ところが既に述べたとおり、これはヒットせず、続いて発売されたレコードにしても中途半端なジャズ歌謡の「こまらせたいの」とか、仕上りは良かったのにヒットしなかったGS歌謡「小雨の思い出」を残し、いよいよ日本コロムビアへ移籍しての「太陽は泣いている」を契機としてからの前述「ブルー・ライト・ヨコハマ」での大飛躍は説明不要でしょう。

ですから、その前段としての「恋のシャドー」が後年、再発見的に聴かれているにしても、いしだあゆみの歌手としての実力・実績は尚更に認められるばかりと思っておりますし、不肖サイケおやじにしても、このシングル盤をゲットしたのは決してオンタイムじゃ~なくて、実は昭和50(1975)年の事でありました (^^;

ということで、本日で連休期間も終了し、またまた明日からは終わりなき刹那の日常に埋没される皆様にとっても、音楽や歌を心の癒しとしいただければ、穏やかにやっていけるんじゃ~ないでしょうか。

もちろん、それは音楽が好きという前提があれってこその話であり、世間様に出来るものではありませんので、サイケおやじの独り善がりの戯言……。

世の中、十人十色という真実も揺るがせには出来ないと思っております <(_ _)>

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この人だぁ~れ part-134:若草智恵 ~ バブル期を思い出すなぁ…

2023-05-06 17:25:04 | 歌謡曲

愛してルンバ / 若草智恵 (テイチク)

一概に「盛り場歌謡」と云っても、そこには泣き節もあれば、ド演歌もあり、はたまた酔わされるムード歌謡と並んで、浮かれた感じのポップス歌謡だって、本日掲載のシングル盤A面曲「愛してルンバ」あたりは、なかなか売れセンという好例でしょうか (^^)

それは作詞:荒木とよひさ&作曲:三木たかしが狙って書いたとしか思えない、アップテンポで実に調子のイイ、これぞっ!

保守本流の歌謡曲であり、ラテンビートを上手く使った桜庭伸幸のアレンジは、これが発売された昭和60(1985)年という、バブル経済が遮二無二蔓延しつつあった当時の世相を反映したかの様な絶妙の「軽さ」があるもんですから、歌っている若草智恵の節回しにもフェロモンがナチュラルに滲み出しての高得点 (^^♪

いゃ~~、歌詞の世界共々に、こ~ゆ~「軽薄さ」こそが、今にして思えば、地に足がついていなかった時代にはジャストミートしていたんだなぁ……、という感慨も沸き上がってまいりますが、それはそれとして、このレコードには何の罪もありません。

むしろ、ジャケ写に登場している若草智恵の小悪魔っぽいルックスの魅力も含めて、これも昭和歌謡曲のあるべき姿の1枚かもしれないと思うのは、何時もながらのサイケおやじの独断と偏見ではありますが、その頃は、彼女の様な雰囲気の女性が夜の街には大勢華を競っていたものでしたねぇ~~ (^^♪

で、肝心の若草智恵については、例によって「この人」シリーズの女性歌手ですが、楽曲としての「愛してルンバ」は昭和60(1985)年晩秋~年末頃、盛り場の有線等々で流れまくっていた記憶がありますし、平成に入ってからの中古盤市場でも見かける機会が多いシングル盤でしたので、それなりに売れていたと思われます。

しかし、サイケおやじは、これまでにも度々述べてきたとおり、この頃のバブル経済についての批判的な言動が災いし、以降2年を経ずして異郷の地で島流しの辛酸を嘗めさせられていたもんですから、若草智恵に関しての情報は全く雲を攫む様な…… (^^;

まあ……、それゆえに愛おしくなってもいるんですけどねぇ~~ (^^;

ということで、コロナ禍が一段落したという為政者どもの指示を待たずとも、現在の我々市井の一般人は浮かれ気分で生活を楽しむという、その心持は大切にするべきと思っています。

そして贅沢を言わせていただければ、そ~した気分を尚更に盛り上げてくれる流行歌が欲しいもんですねぇ~~ (^^)

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串田アキラの青春ソウル歌謡

2023-05-05 19:39:36 | 歌謡曲

からっぽの青春 / 串田アキラ (EXPRESS / 東芝)

串田アキラと云えば、アニソン歌手の人気スタアとして、夥しいレコーディングを残している事は説明不要、その他にもCMソング等々の活動も多いわけですが、もちろん、本来はソロシンガーとして昭和44(1969)年に本日掲載のシングル盤A面曲「からっぽの青春」で公式デビューしているという履歴も、良く知られているところでしょう。

しかし、サイケおやじが、この串田アキラが歌う「からっぽの青春」をラジオで聴いた当時、まさか後年、アニソン歌手として大ブレイクするなんてこたぁ~~、全く想像もしていなかったわけで、これはサイケおやじと同世代の皆様であれば、ご理解いただけると思うんですが、何故ならば、件の「からっぽの青春」は、その頃の我が国歌謡界で流行の兆しがあった如何にもド真ん中のR&B歌謡でしたからねぇ~~♪

とにかくイントロから重心の低いリズムセクションのグルーヴが素晴らしく、またギターのキザミやオカズの入れ方、オルガンの下支えも最高というお膳立ての中、ミディアムテンポでソウルフルなメロディを歌う串田アキラのハスキーな声質による黒~い節回しには忽ち惹きつけられてしまったですよ (^^)

もちろん、楽曲そのものもサイケおやじの好きな世界ですから、乏しい小遣いを有効利用するべくゲットしたシングル盤のクレジットを確認してみれば、なんとっ!

作詞作曲は、Joe South という外人名が記載されており、それは当然ながら、その頃のサイケおやじには知る由もなかった南部系フォークロック&スワンプロックの偉大なるシンガーソングライターのジョー・サウス、その人だったんですが、提供された原曲に訳詞を施したのは片桐和子、そして編曲は青木望が前述したとおり、黒人ソウルのフィーリングを大切にしたイイ仕事 (^^♪

ちなみに件の原曲タイトルが「For The Love Of A Woman」という真相を初めてサイケおやじが知ったのは後の事で、しかもジョー・サウスの自作自演バージョンを聴いたのは、既に4年ほどの後、作者がキャピトルから出したLP「ジョー・サウス」に収められていた音源だったんですが、それはほとんどフォーク&スワンプロックという仕上がりだったのも、時代性というところかもしれません。

もちろん、ジョー・サウスは、これまた良く知られているとおり、所謂縁の下の力持ち的存在して業界では重宝されていたキャリアは侮れず、例えばディープ・パープルの「Hush」やリン・アンダーソンの「Rose Gatden」等々の世界的ヒット曲は日本でもウケまくったほどですからねぇ~~、串田アキラがジョー・サウスの楽曲を歌ったとしても、それは自然の成り行きかと思いきや、実は件の「For The Love Of A Woman」は、1969年にアメリカのウィルバー・ウォルトン・ジュニアと名乗る歌手がシングル盤に収録発売しており、それが我が国でも「からっぽの青春」の邦題で、東芝から出ていた事を知って、またまた吃驚仰天!?

つまり串田アキラはジョー・サウスというよりも、こっちのウィルバー・ウォルトン・ジュニアのバージョンをカバーというか、もしかしたら競作盤扱いとして制作されていたという可能性もあるんじゃ~なかろうかと……?

で、問題(?)のウィルバー・ウォルトン・ジュニアのシングル盤を後年、なんとかゲットして聴いてみたら、ダーティな歌声ながら、どこかしら白人っぽい様な感じで、ジャケ写がイラストスリーブだった所為もあるんですが、もしかしたら白人シンガーだったんでしょうか……?

このあたりもサイケおやじには真相が全く掴めておりませんので、今日のところは、ここまでとさせていただきます <(_ _)>

なによりも現在、件のウィルバー・ウォルトン・ジュニアの「からっぽの世界」のシングル盤そのものが手元に見つからず、おそらくは借りているトランクルームに置いてあると思われますので、探してみますね (^^;

閑話休題。

で、肝心の串田アキラは結局、以降数枚の歌謡曲シングルを出しながら、特段のヒット盤には無縁という活動を経て、既に述べたとおり、CMソング等々を歌うセッションシンガーとしての存在感を強め、ついにアニソンの世界で大輪の花を咲かせたわけですが、そ~なっても時折は自分のルーツたるロッキンソウルなライブギグをやっており、そこでは公式デビュー曲となった「からっぽの青春」を歌っていたのかなぁ~~?

そんなこんなも大いに気になるサイケおやじであります。

う~ん、それにしても「嵐を呼ぶ男」状態のジャケ写も、実にカッコイイですねぇ~~♪

ということで、本日は能登半島地域で大地震が発生し、悲惨な災害が……。

何処で、何時、何が起こるかわからない世の中ではありますが、被災された皆様には、心からお見舞い申し上げます <(_ _)>

そして、心はひとつ!

それを信じているのでした。

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