OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

赤いグラスは色褪せず

2023-05-11 19:18:47 | 歌謡曲

■赤いグラス / アイ・ジョージ&志摩ちなみ (テイチク)

スタンダードなデュエット歌謡の人気作と云えば、昭和40(1965)年にヒットした「赤いグラス」は決して外せないところでしょう。

本日掲載したのは、アイ・ジョージと志摩ちなみが歌った、その最も有名なバージョンをA面に収めたシングル盤で、このヒットに同期するかの様に制作された渡哲也主演の同名歌謡映画「赤いグラス(日活・中平康監督)」も、これまた素敵な傑作ハードボイルドに仕上がっているんですから、こ~ゆ~相乗効果も昭和芸能界の魅力の一端かと思うばかりです (^^)

で、肝心のアイ・ジョージと志摩ちなみが放ったヒット曲「赤いグラス」は作詞:門井八郎&作編曲:牧野昭一が提供した所謂ジャズ系ムード歌謡であり、ソフトな低音域をメインにクールな節回しを聴かせるアイ・ジョージ、そして刹那の情感溢れんばかりの歌心を披露する志摩ちなみのコンビネーションは、現在でも全く色褪せていない傑作に仕上がっているんですから、これがカラオケ定番としての人気も当然が必然 (^^♪

もちろん、皆様ご存じのとおり、この「赤いグラス」のデュエットバージョンとしては、他にもフランク永井&松尾和子、加えて石原裕次郎&八代亜紀♪♪~♪

―― 等々の人気傑作カバーバージョンが制作されており、何れもヒットしておりますが、やはりベースになっているのは、このアイ・ジョージ&志摩ちなみのシングルバージョンでありましょう。

ちなみに件の映画「赤いグラス」にはアイ・ジョージが渡哲也の船員仲間として出演しておりますし、志摩ちなみもチョイ役ではありますが、顔を見せておりますので、機会がございましたら、ご確認くださいませ。確かDVD化されていると思います。

それとアイ・ジョージに関しては説明不要かもしれませんが、フィリンピン系のハーフとして、流しの歌手 ~ クラブシンガーとして大阪地区で活動していたところを認められ、最初は黒田春雄という芸名でレコードデビューしたそうですが、鳴かず飛ばず……。

しかし、森繫久彌に気に入られたらしく、アイ・ジョージと改名しての俳優活動も並行しつつ、外タレの前座としても重宝されていたところで、ついに昭和36(1961)年に自ら作曲した「硝子のジョニー」を大ヒットさせ、スタアとなったわけですが、件の「硝子のジョニー」も宍戸錠主演で日活が映画化し、そこでもアイ・ジョージが出演しておりますので、歌のみならず、なかなか「絵」になる存在感は流石だと思います。

また、デュエット相手の志摩ちなみについては、サイケおやじが不勉強ゆえに詳しいプロフィール等々は知り得ておりませんが、この「赤いグラス」のヒットと並行して、彼女自らのシングル曲「男心の唄」が流行っていましたし、これが今でも大好きというファンの大部分は、ハードボイルドな日常を過ごしている男性諸氏でありましょう。

もちろん、それはサイケおやじも含めてと思いたいところですが…… (^^;

ということで、今朝も千葉で大きな地震!?!

何か最近は、悪い予感に満たされる日々が続いておりますが、それでも人生は一期一会!

その場、その時の楽しみを見出す心持は忘れないようにしたいものですねっ!


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