OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

パクリ、パクられ

2006-09-21 19:42:11 | Weblog

平岡正明がSJ誌で言いたい放題だっ!

と友人からメールを貰い、本屋へ行ってみました。

尤も件の雑誌はジャズ喫茶で読めるので30年近く買っていませんので、今回も立ち読みでしたが、なるほど、言いたい放題でした。

内容は吉祥寺でジャズ喫茶を営んでいる寺島某という人を、メチャメチャに貶しているのですが、ちょっとネットで検索してみたら、この寺島氏はジャズ関連本を何冊も出していて、その独断と偏見は賛否両論、ついに各方面で吊し上げをくらっているらしいのですが、私は残念ながら問題の著作を読んだことが無いので、何が問題なのか分かりません。

しかし平岡正明の文章というか、言い回しは痛快そのもので、ズバリと本質を突いている部分が多々有りましたですね。

ただし、商業誌掲載ですから、お互いに百も承知のことなんでしょう。それでジャズが活性化すれば良いという、大人の事情も見え隠れしています。

そのあたりの判断は、皆様でよろしくお願い致します。

ということで、本日はジャズモードに入れなくなり、本屋に隣接したCD屋でエレクトリック・ライト・オーケストラ、通称ELOの紙ジャケット仕様リマスター盤を買いました――

On The Third Day / Electric Light Orchestra (Epic)

ズバリ、ビートルズかぶれのバンドです。

最初はロイ・ウッドという、イギリスの大滝詠一みたいな人が主導権を握っていたのですが、なんか飽きたみたいでバンドを投げだし、残されたメンバーはジェフ・リンというビートルズマニアを中心にして、この作品を作り、1973年に発売しました。

ですから、内容は言わずもながのビートルズ大会ですが、もちろん完全コピーでは無く、エッセンスの抽出には愛情が溢れています。

もちろん大きなヒットにはなりませんでしたが、地元から遠く離れた日本では、これが一部の業界人に大ウケとなり、パクられまくりました。もちろんそれは、当時のアイドルポップスとかニューミュージックと称される分野に多数、残されています。

それをやってしまう立場にすれば、一般には広く知られていないからという確信犯なんでしょうが、後年、ELOが本当に日本でブレイクする下地が、作られていたとう恩返しもあったわけです。

もちろんELO本隊だって、パクリで成り立っているのですから、文句は言えないのかもしれませんが……。

さて今回の再発は、まず紙ジャケットの作りが秀逸で、出来うる限りオリジナルのアナログ盤を縮小していますし、中身のレコード袋とか穴あきジャケットの再現、はたまた日本盤だけの「帯」の復刻にまで拘っています。もちろんボーナストラックも満載です。

機会があれば、店頭で手に取ってみて下さいませ。欲しくなりますよ♪ もちろん内容は、ビートルズが好きならば、ニヤリとする連続技が楽しめます。そして続く4作目の「エルドラド」では、なお一層のビートルズ大会です♪

一応、今回は4作品が発売されていますが、まだまだ続くようです。もちろん私は全買いしてしまいましたが……。

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2 コメント

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ELO (GORI)
2006-09-21 21:00:52
こんちはGORIです。暑さも随分しのぎ易くなって参りましたね。



ELOといえば、ジェフ・リンですな。ソロアルバムで「アーム・チェア・シアター」というのがありました。この中の「セプテンバー・ソング」は9月の愛聴盤です。ジェフ・リンの声がゲスト参加しているジョージ・ハリソンくりそつで(普段から似ているが、この曲では更に似ている)好きです。ブログを見ていて、今年は未だ聴いてなかったことに気づきました。思い出させていただき誠にありがとうございます。早速、引っ張り出して聴きます(笑w!
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ジェフ・リン (サイケおやじ)
2006-09-22 18:15:55
☆GORI様

コメントありがとうございます。

ジェフ・リンはビートルズ命の人なんでしょうねぇ。メンバーそれぞれ均等に愛情を注いでいるかんじです。

ビートルズ再発プロジェクトに参加が許可されたときは、これで死んでも良いと思ったとか♪

ドッド・ラングレンのように屈折していないが、良くも悪くも、この人らしいです。
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