OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

あらためて葉山ユリ

2024-02-21 17:03:55 | 歌謡曲

大人同士 / 葉山ユリ (キングレコード)

今にして思えば、大きなブレイクも果たせぬままにフェードアウトしてしまった葉山ユリこそは、小柳ルミ子・南沙織・天地真理という新三人娘から森昌子・桜田淳子・山口百恵と続くアイドル歌手の系譜において、その間を繋ぐ存在としては麻丘めぐみと並び立つ活躍が認められて然るべきと思いきや、なんともミッシングリンクの代表格という印象は、これ如何に……?

そんなこんなの思いは以前にも綴っておりますが本日、あらためて昭和47(1972)年6月に発売された彼女の公式デビュー曲「大人同士」を聞き返してみたら、これが作詞:有馬三恵子&作編曲:鈴木邦彦から提供された典型的なアイドル歌謡ポップスの王道路線♪♪~♪

それはイントロからバリー・ホワイト風の流麗なストリングスとフレンチポップスっぽい音作りでツカミはOKというアップテンポの程好い哀愁歌謡であり、アルトボイスで歌う葉山ユリの歌唱力にしても、幾分の不安定さが逆に初々しいフィーリングとして響いているんですから、なかなか秀逸な仕上がりなんですよねぇ~~♪

いゃ~~、聴くほどに周到なプロデュースが浮彫りになっていると思うんですが、ヒット状況はイマイチ…… (^^;

というか、現在の耳に聴いてしまうと……、これって完全に桜田淳子のプロトタイプみたいな印象なんですよねぇ~~、曲想も、葉山ユリの歌いっぷりも……???

極言すれば、これを桜田淳子が歌っていたとしても、全く不思議じゃ~ないと思ってしまうんですが、いかがなものでしょう……?

う~ん、もしかしたら、カバーバージョンが制作されているかもしれませんが、だとしたら……、ねぇ…… (^^;

もちろん、だからこそ……、と申しましょうか、そんなこんなも昭和歌謡曲の面白さであり、魅力にもなっているんじゃ~ないでしょうか、現実は厳しくとも (^^)

ということで、今日は思いきっり寒くなっているもんですから、昼食には思わず鍋焼うどんを注文してしまったほどなんですが、皆様はいかがでございましょう。

身も心も温めるには、やはり、自分の好きなものを追求する、その気持ちかもしれませんねぇ~~ (^^)

コメント
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