OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

不遜な思いを覆すブラックコーヒー、もう一度、聴こう

2024-02-13 17:50:23 | 歌謡曲

もう一度・ブラックコーヒー / 日高のり子 (CBSソニー)

掲載したのは、失礼ながら暗黒時代とも言うべき日高のり子の昭和56(1981)年に出されたシングル盤なんですが、いやぁ……、扱いが悪く、苦しんでいた時期とはいえ、このジャケ写の精彩の無さ、そしてウリのはずの収録A面の曲タイトル「もう一度・ブラックコーヒー」なんてのは、所謂1980年代アイドルというブームの最中にしては、あまりにも…… (^^;

なんか……、もしも、このシングル盤にオンタイムのレコード屋で邂逅していたとしても、中身を知らずしては、とても財布の紐は緩まないと思うばかりなんですが、これが、どっこいっ!

作詞:亜蘭知子&奈月大門、そして作曲:長戸大幸が彼女に与えた件の「もう一度・ブラックコーヒー」は哀愁モードが入った歌謡ロック仕様なんですから、たまりません (^^)

それは頭サビから勢いのあるアップテンポの曲展開にテンポチェンジしての歌中では正統派アイドルソングの泣きメロ歌謡フォークとなり、そのまんま山場の盛り上がりに戻っていくというという流れは、入江純の周到なアレンジがあればこその痛快さっ!

もちろん、そこには日高のり子本人の安定した歌唱力も楽しめますから、なんとも……、ジャケ写ポートレートのブスッぽさが勿体無いと思うんですが、いかがなものでしょう?

残念ながら、この「もう一度・ブラックコーヒー」を歌っている彼女の実演には全く接した記憶が無いサイケおやじではありますが、そんなふうに思い込んでしまったのも、中古屋の店頭で幾度も見かけた掲載のシングル盤の印象が良く無かったというところに起因しており、それが先日、例によって纏め落札出来たネットオークション品のシングル盤の山の中から意を決して(?)救い上げ、針を落としてみればという、前述した改悛の情から、本日の拙文を綴っているというわけです <(_ _)>

う~ん、あらためて昭和歌謡曲、そしてアイドル歌謡の奥深さに触れ、猟盤意欲が高まっております (^^)

ということで、本日は気味が悪いほどポカポカした陽気だったんですが、こんなのは何時まで続くんでしょうか。

ちょいと悪い予感もしておりますが、何が起こるか分からないのが、この世の真理!

せめて安寧を貪っていられるうちに好きな事をやるのが正解かと思っているのでした。

コメント
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