OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

彼女の泣き節は最高

2024-02-24 17:31:27 | 歌謡曲

一人ぼっちの夕陽 c/w 幸福に泣きたい / 環ルナ (クラウン)

掲載したのは環ルナが昭和43(1968)年11月に出した、おそらくは彼女名義としては「ブーガールー・ダウン銀座」に続くシングル盤なんですが、それはやっぱりサイケおやじの期待を裏切らない素敵な仕上がり (^^♪

とにかく作詞:有馬三恵子&作曲:嵐一平、そして編曲:井上忠也から提供のA面曲「一人ぼっちの夕陽」からして、実にキャッチーなミディアムアップのGS歌謡なんですから、ナチュラルな泣き節でグルーヴィに歌ってくれる環ルナのボーカルは胸キュン&ソウルフルな魅力に溢れているんですねぇ~~♪

もちろん、イントロからツカミはOKというエレキギター、調子良過ぎる合の手ブラスセクション、加えて軽快でありながら強いビートを打ち出しているリズム隊が心地良いカラオケパートの演奏共々に、これは現代の昭和歌謡曲ファンにもウケるに決まっていますよねぇ~~♪

間奏のオルガンソロもイイ感じですし、何よりも環ルナの「ふっきれた」歌いっぷりこそは間然する事がありません (^^♪

そして尚更にニクイ仕上がりになっているのが作詞:牧伊津子&作曲:新井靖夫とクレジットされたB面曲「幸福に泣きたい」でして、こちらはなんとっ!

井上忠也がアレンジしたミディアムテンポの4ビート系ジャズ歌謡であり、ちょっぴり演歌モードも滲むメロディ展開の妙を活かして歌う環ルナの程好い芝居っ気の入った節回しは、そりゃ~~幾分の好き嫌いはございましょうが、そこは彼女ならではの泣き節が全開しており、後年の彼女が大杉久美子と名乗ってアニメソングのヒット作を連発した活躍と並んで忘れられてない、杉美子としてソフトロック歌謡を吹き込んだレコード諸作に引き継がれていく個性だと思っておりますので、そのあたりは追々ご紹介させていただく所存です (^^)

あぁ~~、リアルタイムじゃ~ヒットを放てなかったとはいえ、やっぱり環ルナ ~ 杉美子、最高ぉぉぉぉぉぉ~~ (^^♪

コメント
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