■見つめてほしい / 伊藤美奈子 (CBSソニー)
ついに師走に入ってしまった今年、その中で一番嫌われたのはバカマコ&ヒモケーのバカタレ夫婦である事に異論などあろうはずも無く、しかし、それじゃ~二番目は?
という設問の答えは、非常に難しいんじゃ~ないでしょうか?
つまりは、この世には夥しいバカヤローが存在し、もちろんサイケおやじも、きっちりと仲間入りしているわけですが、そこには、あえて目立ちたい奴とコソコソしていたい者の二極分化がある様に思います。
逆に言えば、目立ちたいから、バカをやっているって!?
そ~ゆ~奴が、確かに目立っていたのは、これまた説明不要の現実でありましょう (^^;
もしかしたら、それが所謂自己顕示欲ってやつなんでしょうか……。
だとしたら、静かにしていても、保護されていたいという欲望は、ど~なんでしょうかねぇ……。
という、例によってのサイケおやじの理屈っぽい探求にジャストミートしているのが、伊藤美奈子が昭和60(1985)年8月に出した本日掲載のシングル盤A面曲「見つめてほしい」です。
もちろん、楽曲そのものは彼女の自作自演なんですが、松任谷正隆のアレンジが、当時リアルタイムだったハードロック期のイエスみたいな、分かり易いプログレ調ですから、幾分抽象的な歌詞とメロディの孤立した(?)世界観を見事に大衆化したと云えば、語弊がありましょうか?
しかし、ミディアムテンポで曲頭から耳に残るメロディ展開の妙は、完全に伊藤美奈子の十八番ですし、突き刺さる様なハイトーンの節回しが冴えまくりなんですねぇ~~ (^^♪
また、本日久々に、この「見つめてほしい」に針を落としたら、この声質と節回しは、誰かに似ているなぁ~~?
と、思っていたら、それは現在、歌謡曲~演歌・艶歌のトップ歌手として人気も絶大な藤あや子!
ですよ (^^♪
皆様ご存じのとおり、藤あや子は「演歌・艶歌」のジャンルに留まらず、ポップス歌謡のカバーも上手いですし、時には先鋭的とも思えるオリジナル曲を出していますから、このアレンジそのまんまに、この「見つめてほしい」を歌って欲しいなぁ~~~ (^^♪
せつなる、そんな希望を抱いてしまったのが、本日のサイケおやじであります。
ということで、人間である以上、時には「バカ」にならなきゃ~、やっていられない事象や次元が必ずやあるのは、それが「人生」なんでしょう。
でも……、それで他人に不快感を与えてしまったら、「本物のバカ」になってしまうのも、これまた哀しい(?)現実でしょう。
まあ……、そこに気が回るのは、未だ「バカ」になりきれていないのかもしれませんが…… (^^;