■涙の峠 c/w 伯耆大山 / 浅花美穂 (徳間ジャパン = CD)
サイケおやじが今、最も注目している日本の女性ボーカリストが、本日の主役たる朝花美穂です。
最近はテレビ出演も増えているので、既にファンになられた皆様も大勢いらっしゃるとは思いますが、とにかく平成30(2018)年5月に発売された掲載盤収録のデビュー曲「涙の峠」は、直球ド真ん中の演歌であり、しかもリアルタイムの 19歳であった彼女が演じているのは、台詞入りの「母物」だったんですから、クリビツテンギョウ~~~!?!
もちろん、そこで披露される節回しや声質の素晴らしさは、完全なる王道歌謡曲の神髄に近づかんとする魂があればこそ、繰り返しますが、若干19歳で、ここまで歌えるかっ!?
というほどの仕上がりで、サイケおやじはテレビの歌番組で、この「涙の峠」に接した瞬間、ネットで速攻注文したのが、掲載のCDでありました。
で、彼女のプロフィールをご紹介すれば、平成10(1998)年、鳥取の生まれで、カラオケ店を経営していた祖母の影響で幼い頃から歌や舞踊を習い、時には祖母と一緒に舞台にも立っていたそうですが、一番の転機になったのは、平成28(2016)年に地元で開催された「NHKのど自慢」でチャンピオンになった事であり、翌年にはプロ歌手を目指して上京し、修行精進を重ねてのデビューとなったそうです。
ちなみに彼女に芸の道を仕込んだ祖母は、既に平成26(2014)年に鬼籍に入られていたそうで、そんなこんなも朝花美穂の芸歴には大きな絆になっていると云われています。
それと彼女が大きな興味と熱意を抱いているのが大衆演劇だそうで、率先して様々な劇団の公演に足を運んでいた事も、素晴らしい台詞回しと歌心に繋がっているんだと思います。
既に述べたとおり、作詞:原文彦&作曲:宮下健治という、彼女の師匠から提供された「涙の峠」はメリハリのある曲展開に加えて、母物特有の「泣きの台詞」というキメが用意されていますから、新人歌手には非常に難しい歌だと思うんですが、何度聴いても、このスタジオバージョンの完成度は侮れません(^^♪
そして掲載したCDには、最近の歌謡曲では当たり前になっているカラオケテイクと共に、ボーナストラックとして「涙の峠」のロング台詞バージョンが収録されておりまして、これが、また泣けるんですよねぇ~~ (^^♪
ちなみにカップリングの所謂B面曲「伯耆大山」は作詞:さとうしろう&作曲:宮下健治が手掛けた、彼女の出身地の名峰・大山を歌った、所謂ご当地ソングなんですが、これまた大らかな節回しが絶品ですよ (^^♪
ということで、朝花美穂は現在まで何れもCDではありますが、シングル5枚にアルバムを1枚出しており、サイケおやじはコンプリートで集めておりますが、本当に飽きないですよ、何度聴いてもっ!
残念ながら、実演ステージには未だ接する機会がありませんが、とにかくテレビ出演だけは、様々な情報を頼りに、がっちり録画しております (^^ゞ
うむ、朝花美穂の登場により、歌謡曲の未来は明るいと思っております (^^♪