OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

虚心と希望の明日に向かって

2012-12-17 15:23:55 | 歌謡曲

■何があなたをそうさせた c/w 恋人と呼んで / いしだあゆみ (日本コロムビア)

予想はされていましたが、それにしても今回の衆議院選挙における自民党の超大勝ちは与党、特に民主党の情けないばかりのテイタラクがあってこそでしょう。

つまり「敵失」による勝利だと思うばかり……。

極言すれば、自民党にしか入れる選択肢が無かった!?

そのあたりが大方の気持じゃ~ないでしょうかねぇ。

不肖サイケおやじの場合にしても、小選挙区立候補者の中には、誰も良いと思う人物が居らず、それでも民主党や共産党よりはマシ!? という完全消去法による選択を優先してしまったのですよ……。

もちろん、今回の結果は民主党を中心とした与党側のデタラメに迷走分裂した三年間への断罪であって、負けてしまった自業自得に同情の余地はありません。

しかし、ここまで民主党がボロ負けするとは予想外! 少なくとも70~80前後の議席は獲得すると思っていたのが本音です。

逆に未来の党の目算外れと維新の会の勢い! それはマスコミによる意図的な「第三局潰し」の明暗でしょう。何しろ今に至っても露骨なそれを継続しているテレビや大新聞が揚げ足取りに奔走ですから、これまた情けないですねぇ……。

今日は朝から、そんなこんなを思うにつけ、ふっと口ずさんでしまったのが掲載シングル盤のA面曲「何があなたをそうさせた」であることは、コジツケでも何でもありません。

 あたなと私の 心は一つ
 解けない 紐だと信じてた 恋なのに
 無理にほどいて 捨てて行くのね
 
 何があたなを そうさせた

 こんな私の どこが悪いの
 おしえてほしい

う~ん、なかにし礼の綴った歌詞は昭和45(1970)年秋の作品ですが、全く今でもジャストミートの真実はひとつ!

そして筒美京平の耽美な曲メロを持ち前のアンニュイなムードで演じてくれる、これがいしだあゆみの素晴らしい個性ですから、リアルタイムでの大ヒットは言わずもがな、「昭和」を超えてスタンダード化したニッポンの歌謡曲と思うのはサイケおやじだけでしょうか。

説明不要ではありますが、いしだあゆみはテレビドラマ中心の女優であった昭和40年代前半から、既に歌手としてもデビューしていましたが、大ブレイクしたのは昭和43(1968)年のメガヒット「ブルー・ライト・ヨコハマ」を出して以降です。

しかしご存じのとおり、彼女は機会があれば披露するヌードも含めて、スレンダー系でありながら、なかなか男好きのする肢体やちょいとせつない雰囲気が滲む面立ち、そして自然体のファッションセンス♪♪~♪

それは、一見地味かもしれませんが、併せて華やかなスタア性をふりまくところは、いしだあゆみ最大の魅力です。

さて、そこで冒頭の話に戻れば、政治なんていう派手さと陰湿さのバランス感覚が求められる世界において、本来は地道な活動を求められるはずのところでワザとらしく派手な言動は失笑以外のなにものでもありません。

今回、史上最大の敗北となった民主党は、目立つ=票を獲得するためには、どんな「あざとさ」も「派手なパフォーマンス」も権力者には許されるというような誤解の積み重ねの結果として、自壊に陥ったように見えます。

また、再び野党になった立場として、以前のような闇雲に何でも反対という態度姿勢は許されるはずもなく、これは他の野党にも同様ですから、今度こそ代議士先生方には真摯に国民の事を考えて、日本を導いて欲しいものです。

最後になりましたが、このシングル盤のB面収録曲「恋人と呼んで」は一転して和やかムードが素晴らしい作詞:なかにし礼、作曲:川口真、編曲:森岡賢一郎のヒットメーカートリオが書いた歌謡フォークの隠れ傑作♪♪~♪

いゃ~、今の日本には、こういうホノボノムードが必要ですねっ!

求めてはならず、求めても困難な状況かもしれませんが、そこへ向かう希望を持つ事ぐらいは全ての国民の権利です。それを指導者連中は分かっているはずと、サイケおやじは自分に言い聞かせているのでした。

コメント (4)
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