OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

あの日の屋上は再現出来るか!?

2010-11-28 15:48:15 | Beatles

Get Back c/w Don't Let Me Down / Beatles (Apple / 東芝)

今年もまた、ジョン・レノンを聴くのが辛い季節になりましたですね……。

あの悲劇から、既に30年も経っているのに、自分の中では拭いきれないものが未だにあります。

しかし現実を認識しないとなぁ……。

という気持からだけではないんですが、実は再開したおやじバンドで、ビートルズをやることになり、しかも今回は諸事情からベースを担当するので連日連夜、練習を重ねています。

しかも演目が、あの映画「レット・イット・ビー」でクライマックスとなった通称ルーフトップセッションの再現という、なかなか大それた企画なんですから、額に汗が滲みます。

ちなみにおやじバンドの出演は某クリスマスイベントを予定していますから、時期的にビートルズが屋上で演じた冬のイメージをリアルタイムで感じてもらおうという目論見は言わずもがな、もしかしたら屋上は無理でも、大きなビニールハウスの中でやろうっ!?!

なぁ~んていう、無謀なアイディアまで出ている始末なんですが、どうなることやら……。

さて、そんな事から、本日の1枚は当然ながらビートルズの関連シングル盤を出してきました。

発売されたのは1969年4月で、それは英国先行でしたが、我国でも同年の6月にはレコード屋の店頭に並び、もちろん世界中で大ヒットしています。

そこまでの経緯については「The Beatles / Let It Be の謎」をご覧いただきたいのですが、結果的にレコーディングセッションの成果が曖昧であったにしろ、新曲の発売を求めるマネージメントやレコード会社の思惑が優先し、このカップリングのシングル盤が世に出たのです。

肝心の楽曲については説明不要かと思いますが、ここに収められた「Get Back」は決して屋上で演じられたテイクでは無く、同時期にアップルスタジオで演奏された幾つかのテイクを混ぜ合わせて作られたものですから、後にアルバム「レット・イット・ビー」に収録されたバージョンとも、決定的に異なるものです。

しかし「Don't Let Me Down」は、明らかに映画で観ることが出来たバージョンをメインにし、そこにスタジオでの手直しを入れたものでしょう。

まあ、そのあたりの瑣末な事情は別にして、生演奏を主体としたビートルズのノリの良さは、やはり格別♪♪~♪

映画でも感じられた事ですが、メンバー各々の気持は既にバラバラでも、実際の演奏になれば、そこは下積み時代から苦楽を共にした仲間意識とミュージシャン魂の発露とも言うべき自然体のR&Rグルーヴが全開していると思います。

そして実際に演じてみると、当然ながら、そうしたノリを出すのは容易なことではありません。

特にリンゴのドラミングに顕著なダイナミックなビート感は素晴らしすぎますねぇ。

さらにポールのペースがコピーするには本当に難しい! 中でも「Don't Let Me Down」や「I've Got A Feeling」は至難の技ですよっ!

もちろん、そのリズム隊に一体化して歌い、ギターをかき鳴らすジョンの大らかでタイトなロック魂と意外にも繊細な味わいを醸し出すジョージのギターも良い感じ♪♪~♪

このあたりはブートも含めた音源や映像に接するほど、深い感銘に心が震えるばかりです。

ちなみに無謀な挑戦を試みている演目は以下のとおりなんですが、一応のプログラムも当時のビートルズがやったものに準じるつもり……。

 Get Back
 Don't Let Me Down
 I've Got A Feeling
 One After 909
 Dig A Pony
 Get Back (reprise)

ということで、聴いても、演じても、やっぱりビートルズは凄くて、気持E~~♪

今日も、これから、練習に行ってきますっ!

コメント (4)
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