松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

オレのライバルだった、アラン・ドロン。

2024-08-19 10:23:30 | 日記・エッセイ・コラム
 とうとう逝ってしまったか、永遠のライバル、アラン・ドロン。

 いや、みんなそうでしょ。オレだけじゃないはずだよ。

 彼の映画をリアルタイムで見ていた男たちは皆、自分の理想像をアラン・ドロンに見ていたはずだよ。まさかジャン・ポール・ベルモンドじゃないでしょ。
 自分がアラン・ドロンになれないと知った時、ジャン・ポール・ベルモンドでいいや、ってなるんだよ。
 学生時代、盛岡の映画館で見た作品で最も記憶に残っているのは「あの胸にもういちど」原題は「ラ・モーターサイクル」(フランス語読みで)
 オンナが、デッカい排気量のバイクで会いに行くって映画だった。

 彼の作品は結末が悲しいことが多い。それがまた、見た後の印象に深く刺さるんだよなあ。
 顔がいいだけじゃなくて、スタイルも声もいい。どうしようも無いなあ。
 あこがれるけど、絶対になれない存在。シカシ見たあとは、気分だけアラン・ドロン。しばらくは、乗り移っている。

 享年88歳。奇しくも義母が88歳。米寿のお祝いを象潟でやって来たばっかり。そうか、同じ歳だったか。同級生!
 出来たばかりのモンベルを、ねむの丘の3階宴会場から眺め。
 列を成して並んでいる土産物売り場の北口から外に出ると。階段があって、そこは砂浜。
 台風が来て、暑い日だったが。海の幸で腹一杯になって、全員ダウン。「寝ようっ」のひと言で、その場にひっくり返る。いびきをかいている者も。

 それがもう、広島の原爆に抗議する人たちにソックリ。「ダイ・イン」申し訳ないが、笑ってしまった。
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