黒鉄重工

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カナダの航空祭コモックスエアショーを堪能する その6【2015/08/15】

2017-05-11 21:16:19 | 旅行・イベント記

やたら数のあった地上展示機をやっつけて、いよいよ飛行展示を観覧します。課金席の横には写真のようなDJブースがありました。
司会の挨拶が始まると程なくしてみんな立ち上がって脱帽し始めたんで何事かと思ったら、国歌斉唱でした。お、ちゃんと歌うのか・・・自衛隊の航空祭じゃなぜかやらないですけど。
なおワイカナダ人、口パクしかできなかった模様。



開幕を務めるのは、地上展示もされていたノースアメリカンT-28トロージャン (C-GTLW)です。
本来は最初はスカイホークという空挺兵集団が務めるはずだったんですが、空模様が悪いということで後回しになりました。今回は悪天候によりプログラムの順番がだいぶ異なっていました。

T-28が課金席の目の前のエプロンをタキシングしていきます。



T-28が滑走路の端に行くと、旅客機が着陸してきました。エアショーと通常の旅客機とで滑走路を共用しているので、時折こういうことが起こります。旅客機撮影マンとしてはおいしい出来事です。
着陸してきたのはパシフィックコースタル航空のSAAB 340A (C-GPCG)のキャンベルリバー発の8P707便でした。



離陸しました。
なお機材についてはSony α6000に55-210mmレンズなので、まあ手練れの方たちに比べると貧弱なのはご承知くださいね。



それでもどこぞの極東の某島国の軍隊なのかハッキリしない或る空軍が主催する航空祭と較べてものすごい低く飛んでくれるので、200mmレンズでもこれだけ撮れます。最高ですよ。



腹見せ。
F6FやP-47もそうですが、一見デブに見える機体も実は縦に長いだけで幅は人並みにスリムなのだ、というのが分かります。



写真なんでアレですが、初っ端からブンブンとアクロバティックに飛び回ります。やっぱりパワーがあるんだな。



エプロンに目を向けてみると、次に飛行展示する機体がスタンバっていました。
スカイダンサーこと、アンナ・セルビネンコ Anna Serbinenko の操縦するAmerican Champion "Decathlon" (C-GAKG)です。
女性の曲技飛行パイロットで、たぶん女性というのは珍しいです。



T-28はまだ飛行します。



セルビネンコの機体が離陸しました。
スモークを出しながらとんでも速い速度で過ぎ去っていきました。これは期待できます。



逆さまに飛ぶT-28。この逆さ飛びってどうやって揚力を得ているのやら。
ここらへんでT-28は退場します。掴みはバッチリだったぜ。



セルビネンコが急上昇してその後降下していきます。



そこから水平飛行に戻る。



大きな円を描く。
スモークがあると写真でも機動が分かるんでいいですね。



アップで。
曇っていて暗いのが何よりも残念。



キレッキレで限界に挑むというよりかは優雅で落ち着いた曲技が多かった印象です。









着陸。
曲技飛行というのは飛行機が誕生してからまだ程ない複葉機の時代からあったのですが、何せ日本にいるとブルーインパルスくらいしか曲技飛行に触れる機会がないので、個人の曲技飛行を見たのはこれがほとんど初めてみたいなものです(小さい頃にロック岩崎の飛行を見たことはありましたが忘れてしまったので・・・
いいものを見せてもらいました。



旅客機の発着があるので演目は中断。さすがに旅客機の側でアクロバットすることはないそうだ。
機体はウェストジェットB737-600 (C-GXWJ) WS550便カルガリー行き。600型は短いなぁ・・・。



さっき着陸してきたパシフィックコースタルのC-GPCG 8P707便バンクーバー行きが離陸していきました。
離陸した直後上昇していく瞬間を撮れて満足。いいカットだ。



さらにセントラルマウンテン航空のBeech 1900D (C-FCMN)が着陸。

今日はここまで。


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北海project ~Welcome to Hokkaido. 速報版

2017-05-09 23:43:42 | 日常記

5月に入ってから1回もブログを更新せずにいましたが、5月3日~7日まで北海道に行っていたのです!
最後に北海道に行ったのは2012年3月で、もう5年も前のことだったんですねぇ。
ちなみに今回道連れにされたのはZBSのZeBonくんとIORI工房のIORIさん、それといぶき君というよく見るメンツでした。
本掲載はいつになるか分からないので例によってダイジェスト版でお茶を濁します。

そういうわけなので、5月3日 羽田空港6時25分発の新千歳行きの飛行機に乗って北海道までワープ。



新千歳空港からは電車の乗り継いで地下鉄の円山公園駅で下車。そこから歩いて来たのは円山動物園
ここの動物園にはアイツがいるのです・・・!



すごーい!サーバルキャットだー!
けものフレンズの大ヒットで動物園への関心がにわかに高まっている今、我々も動物園へ討ち入りしたのです。
円山動物園にはアニメで主役のサーバルキャットがいるので、これはもう討ち入りせずにはいられないのです。
他にも色々なフレンズと出会いました。



動物園を満喫したら小樽へ移動。小樽市総合博物館に行きます。総合博物館という名前ですが、小樽は北海道で初めて鉄道が建設された土地であるためか、鉄道の展示が充実しています。
特に近年私の中で関心のある明治時代の車両が置かれているのが高得点。これは幌内鉄道6号機関車「しづか」でアメリカから輸入されたもの。カナダで見て以来のアメリカ型蒸気機関車です。懐かしさすら感じます。
機関車の後ろには当時の客車も保存されているのも素晴らしいです。



ここでは園内鉄道としてアメリカから買い取った蒸気機関車「アイアンホース号」が動態保存されていて、園内の線路を往復しています。終点では転車台で方向転換するのも本格的。
やけにきれいなので初めはレプリカかと思いましたが、1909年製の歴史ある機体。隅々まで手入れが行き届いているということですね。

結局閉館まで満喫して、その後は小樽のジンギスカン屋でジンギスカン鍋を堪能。札幌まで戻ってそこのホテルで一泊しました。



5月4日。
札幌駅でレンタカーを借りて、東へ。まずは軽めのジャブ的に岩見沢市で保存されている国鉄711系電車を見学。保存の際、クラウドファウンディングで移送費用を集めて賄ったことで知られた電車です。
保存状態は基本的に良好ですがところどころ塗装が剥がれ落ちていていました。これは手入れが悪いわけではなく、北海道の気候が厳しいことに由来する部分が大きいようです。北海道の保存車は通常冬季はブルーシートをかけて雪から保護するのですが、この711系は冬季も公開しているのでその分痛みが激しくなってしまうんだそうな。



今日の主食、三笠鉄道村
ここを訪れるのは2回目ですが、1回目の時はSLは動いてないわ、保存機の何台かは修繕中で足場組まれて見られないわで悔しい思いをしました。今日はそれを存分に晴らすのです。
まず飛びついたのが、ここで動態保存されているS-304蒸気機関車。工場の専用線などで活躍していたいわゆる産業用SLのひとつです。こいつを見たかった。



三笠鉄道村から少し離れたところにあるクロフォード公園にも討ち入り。ここの目玉はなんといっても6両で編成単位で保存されているキハ82系です。
線路が少しうねっているので本当に走っているかのように見えます。鉄道車両の展示手法としてはこれ以上無いもののひとつでしょう。
私にとっては、1回目の訪問では先述の足場が組まれて何も見えなかった屈辱を味わった車両でしたので、7年ぶりにリベンジを果たすことが出来ました。



三笠市から東へ行って幾春別の炭鉱を少し見学。写真は住友奔別炭鉱立坑櫓で、国内でも最大級の部類に入る高さです。この日は特別に敷地内に入ってホッパー跡地を見学できたのですが、事前に知らなかったこともあり見学時間終了後に訪問するという失態・・・。これは再履修。



この後は旭川市へ東進する予定でしたが、通り道に美唄鉄道4110形があることにいぶき君が気がついたので寄り道。
美唄市の旧東名駅にそれは保存されていました。ステータスを牽引力に全振りしたパワー厨でして、動輪は5軸、つまりE型機です。
初めて見ましたが、ぎゅぎゅっと詰め込んだような外観が魅力的ですね。

この後は深川市に保存されているD51とC58へ寄り道しながら旭川市(の隣りにある東川町)にあるホステルというかゲストハウスというか・・・という宿で一泊しました。外で飯を食べている暇は無かったので、途中で寿司を買ってすしざんまいしていました。北海道の寿司はうまいぞ。



5月5日。北海道最終日。
まずは朝練的に旭川電気軌道1001号を見学。かつて旭川を走っていた郊外電車の車両です。日本車輌製ですが、他では見ない独特の形状をしています。北海道だから特別仕様?
豆に手入れされていると思われ、状態はとても良かったです。



次にZBSが急に提案してきた旧神居古潭駅へ。昔の函館本線の旧線沿いに駅舎とSLが保存されています。
SLはどうせD51やろ~と思っていてその予感は当たっていたのですが、他に9600形、C57形も合わせた3機が保存されていたのです。これにはたまげた・・・。



軍団はついに日本を飛び出しカナダへ・・・!というのはウソで、ここは芦別市にあるカナディアンワールドというカナダ人にはたまらない廃墟公園です。
カナダをイメージした民間のテーマパークだったんですが、普通に潰れてしまい以降は自治体が運営する公園となっています。建物のほとんどは死んでいるので、なんだか堂々と立ち入りできる廃墟ランドという感じも。なお、ここのモチーフはどうもL.M.モンゴメリの住んでいた東海岸っぽくて、西海岸に住んでいたワイの琴線にはあんまし触れなかった模様。
ちなみに、いい感じの寂れ具合がジャパリパークにそっくりだと我々の中で話題に。「ぼくのフレンド」を流すといい雰囲気になるぞ。



持ち時間をすっかり使ってしまったので、後は目的地の苫小牧まで車を走らせます。思えばエゾシカやキタキツネには一度も出会いませんでしたね。いや別に出会わなくてもいいんですがね。
途中、夕張を経由したので大夕張鉄道の保存車を見学。時間がなかったのでサクッと見渡すだけで終わり。これも再履修。



苫小牧でレンタカーを返却して、バスでフェリーターミナルへ。
ここからは商船三井のさんふらわあさっぽろで大洗へ戻ります。長距離フェリーも久々よね。



5月6日。
フェリーでだらだらしたり北米版けものフレンズ(ジュラシックワールド)を鑑賞したりして大洗港に到着。
大洗から何かする気分ではなかったので、まいわい市場に寄ったらすぐに東京方面へ向かって、相模原にあるIORI工房事務所で一泊。



5月7日。
東京ビッグサイトでの博麗神社例大祭に参加。ZBSの売り子でサークル参加でした。
東方の他にも艦これとガルパンのイベントも同時開催していたので、戦果はなかなか充実しました。

終了後は少し打ち上げしてとっととお家に帰りました。死ぬほど疲れてはいなかったけど、やっぱりそういう気分じゃなかったのだ。

これで北海projectはおしまい。
本掲載は最初にも述べましたがいつになるか知りません。本人は1年以内には始めたい・・・などとたるんだことを供述している模様。
この状況、いつまで続くんだ・・・もう一生抜け出せないのか・・・?

というわけなので気を長くして待っていてくださいね。