黒鉄重工

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部の合宿で北海道を巡る旅 その12 【2012/03/18~22】

2012-04-28 22:31:13 | 旅行・イベント記
函館観光が思いのほか捗って4月中に終わらない可能性が出てきたw




3月22日、5日目。
「はまなす」は定時に青森駅に到着。やや寝不足気味ながらもホームに出ます。
ここで、合宿は終了。いつもの現地解散です。
解散後は新幹線で帰る人、「あけぼの」でリッチに行く人などいますが、私はやはり鈍行でのんびりと。
ただし、途中で寄り道しながら仙台まで行って、そこからは深夜バスでフィニッシュです。
行きも帰りも深夜バスって・・・我ながらバカなことをする。



まずは、接続の悪さに定評のある青い森鉄道に乗車します。数少ない快速です。

ところで、並行在来線を引き受けた第三セクター鉄道はどうして揃いも揃って「特急」を走らせないんでしょうかね。
新幹線よりも低い値段設定なら、新幹線は高くて乗れないけどなるたけ急いで行きたい層の需要を掘り起こせると思うんだけどなぁ。そう簡単にはいかないのかな?少なくとも私はそれが走ったらそっち選んじゃうよ。
まあ、それよりも接続どうにかしてください。お願いします。



車内では寝不足がたたって寝てました。気が付いたら三沢。ここで降ります。



ホワイトバランスミスった・・・orz



この時期に三沢に来る目的といえば、十和田観光電鉄ですね。今年の3月31日で廃止されてしまった鉄道です。
東急の電車が走ってるくらいしか私には接点が無かったので、わざわざお葬式に行くことはありませんでしたが、たまたま通りかかったので寄ってみることにしました。



駅舎の外観はただぼろいだけですが、中に入ってみるとまるで昭和で時が止まったかのようなたたずまい。
これはいい。一目ぼれしました。コンクリでもいい駅舎あるもんですね。
ただ、やはり活気は少なかったですね。通勤通学者も数えるぐらいしかいませんでした。



駅舎の中にそば屋があるのを忘れてた・・・。朝ごはん食べちゃったんだよな。



ホームに出ます。おなじみの東急7000系です。ただし、VVVF改造された7700系です。



こんなサボがありました。



十和田市駅に到着。駅ビルと一体になっているのが特徴です。建て替える予定があるらしく、ここを駅舎にしている十和田観光電鉄も撤退を求められており、それが今回の廃止の引き金になっています。



出入り口。ぼろかったですね・・・。



駅ビルの一角ではTKD89ミュージアムなるものがありました。折り返しの電車に乗ってしまったので、お土産を買っただけでほとんど見れませんでしたけど。



帰りの車内では地元のおばさんと談笑。そのおばさんが持っていたのが、そばの引換券付き切符。三沢駅(十和田市駅もかな?)にある駅そば屋でかけそば・かけうどんが食べられる切符です。
駅そば付きの切符というのは今まで聞いたことが無く、面白いですな。三沢駅の駅そばはファンの間じゃ有名なので受けそうだなと思いました。
ただ、それと同時になんでもっと宣伝しないのかなとも思いました。私もおばさんが言ってくれるまで全く知りませんでした。
おばさんの受け売りですが、商売が下手だったのかな。大した悪あがきもなくあっさりと廃止させてしまったし。こりゃ廃止になっても・・・という感じでした。



で、途中の七百駅で下車します。車両基地のある駅で、古い電車がいます。
先頭は電気機関車ED301で、十和田観光電鉄最古参の車両。



駅舎というより待合室な感じ。



トラ301。



個人的に気になってるのがこの3600形。元東急3600形で、旧3000形グループの一つです。
かつての大東急時代の車両で、貴重な車両です。廃止後の車両の処遇は不明ですが、どうにか保存してくれないものかと願うばかり。
ただ、譲渡元の東急はダメだろうな。



3400形。十和田観光電鉄の自社発注車両で、東北地方初の全金属車として「デラックス電車」と呼ばれたまさにご自慢の電車。
これもどうにかなんないかしらね。



近くにあった看板。河童注意の看板ですな。この川には河童が出るらしいですよ。恐ろしい。
標語が書いてないから何を伝えたいのかいまいちわかりません。やはりこういうものを見つけるのは楽しい。



さて、この後は歩いて三沢駅まで戻ります。次の電車まで待つと、接続先の青い森鉄道がこちらの電車到着前の約10分前に出てしまうというクソ接続なため、歩いて先回りします。

距離はおよそ6.5km。残り時間は約50分。えらく微妙ですが目論見通りいくのでしょうか。


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