黒鉄重工

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ビクトリアの沿岸要塞跡地を見学する その5【2016/3/16】

2020-02-13 23:29:19 | 日常記
ロッドヒル要塞内のベルモント陣地の見学の続き。再び砲台のところへ登ります。


建築時に装備された12ポンド速射砲 (12-pounder quick-fire gun) です。前回も書いたように後の増築時には撤去されたようなので、これはどこからか持ってきたものだと思われます。
陣地には左右に1門ずつ装備されていましたが、復元されているのは右側の砲台だけ。


大砲の防盾の裏側。どうも部品の欠損が見受けられる感じ。分かるところでは砲弾を砲身に装填した後に閉める蓋とか。他にもありそう。


照準器の台はありますけど肝心の本体がないっすね。


砲台のハンドルとか土台とか。


のぞき窓からの眺め。
だいたい5人くらいで運用していたようです。


次いで、増築時に設置された連装6ポンド速射砲 (Twin-barrel 6-pounder gun) 。大砲本体の割に防盾が大きいな。


射撃管制塔との並び。管制塔も増築時に建設されたもの。この2つはユニットで運用されたのです。


防盾の裏側はこんな感じ。12ポンド砲よりも必要な要員は多そうで、これが防盾がデカい理由か。


砲台の向き調整のハンドル。のぞき窓と椅子が2つずつあるので2人で動かしていたと思われ。
右のハンドルが砲台、左のハンドルが大砲の調節に使うものかな?(分からん)


反対側にもハンドルがありにけり。連装砲の角度は両者で独立して調節できたのか、それとも別系統の調節ハンドルか・・・?(分からん)
Hビームの上に乗っている黒いのが椅子ですね。一番左の人は何する人なんだろ(分からん)
自国の兵器大好きイギリス人のことだから、調べればネット上でもなにか見つけらるかもしれませんが、今回は省略します(手抜き)


射撃管制塔。内部は非公開でした。かなしい。
二階建て構造になっています。使わない時は窓に蓋できるようになっていますね。
高さが分からんのでなんとも言えませんが、どのくらい向こうまで見れたのかしら。対岸のポートエンジェルスくらいまでは見通せたのかな?(分からん)


増築した感ムンムンな雰囲気を出していて好き。

ちなみにイギリス連邦の一員として主に対独戦に参戦していたカナダとしては、太平洋沿岸の要塞は後方の辺境もいいところです。
なのでこの増築した要塞の仮想敵は日本だった可能性は高いです。単に要塞の更新時期と重なっていただけかもしれませんけど・・・。
ただ日本海軍の戦術的には高速魚雷艇ってヨーロッパ程重視されていなかったはずなんで、この対高速魚雷艇要塞が対日戦を本当に想定していたの?という疑問も残りにけり。
まあここは謎ってことにしておきます(手抜き)


左側の12ポンド砲の土台の跡。増築した建物によって潰されてしまいました。


謎空間が。


うーん謎。12ポンド砲時代に使われていた射撃指揮所?(分からん)


というところで今日はここまで。




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