黒鉄重工

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北陸project ~Hokuriku Master Side M. その32【2018/4/28~5/3】

2021-08-31 06:39:28 | 旅行・イベント記
2018年5月3日(木・祝)16時14分
滋賀県大津市 比叡山鉄道ケーブル延暦寺駅
鉄軌道と索道で往く比叡山越えも次で最後、比叡山鉄道の山頂駅、ケーブル延暦寺駅に着きました。
最寄りのバス停の無動寺からケーブル延暦寺駅までは少し離れていて徒歩連絡しないといけないですが、未舗装の山道を歩かされてどういうこっちゃと思いました。たぶん本来の経路ではないんじゃなかろうかと思います。
山道を少し下ってたどり着いたのがこの駅舎。なんでこんな黄ばんでいるんだろうと思いました。そういう石材を使っている?経年劣化?よく分かりませんでしたが、建物の作りからしても相当に古い建築物だろうとは想像がつきました。たぶん地元産の石材を使っているんだと思います。
実際、この駅舎は1927(昭和2)年に比叡山鉄道が開業した時から使われているものです。


もう滋賀県側に入っているので、山から見える麓の景色も滋賀県です。琵琶湖が見えますな。
天気は山頂を境に曇り空になってしまいました。


切符を買ってケーブルカーに乗り込みます。駅舎の待合室は山を降りる人達で大混雑でした。


第41走者:比叡山鉄道ケーブル坂本行(1号)ケーブル延暦寺16:30→ケーブル坂本16:41
比叡山鉄道というより坂本ケーブルの方が名前の通りが良いケーブルカーに乗ります。


前方の麓側のかぶりつきを確保できました。坂本ケーブルは、距離が2.0kmあって日本最長のケーブルカーです。標高差は484mで、所要時間は11分。長い時間ケーブルカーを楽しめそうです。


距離が長いからなのかケーブルカーにしては珍しく途中駅があります。もたて山駅です。


谷を橋で渡っていきます。
ところで車両には確かにパンタグラフが付いていましたが、実際走ってみると架空線はどこにも見当たりません。最近になって撤去されて非電化されたのかもしれないです。ケーブルカーの車両自体には動力が付いていないので非電化でも問題ないですが、車内照明等のサービス電源はどこからやって来るのやら。


数日前に乗った立山ケーブルでもそうでしたが、ケーブルカーで曲線があるのいいですよね。ケーブルカーは離合部を除いて直線だけであるという先入観があったので、意外性が強いです。ケーブルがよく外れないなと思います。
なお線路脇をよく見ると、昔は建ってたと思われる架線柱の土台が残っています。


隧道もあります!すごいな坂本ケーブル、いち路線の中に要素を詰め込んできてますね!とても楽しい!



しかも結構長いし途中でカーブしている。


隧道を抜けるとようやく中間地点の離合部に到達しました。


ここらへんはまあ普通なのかな。


ここの架線柱の土台は柱が根本でぶった切られていますね。


2本目の短い隧道を抜けるとほうらい丘駅を通過。


そして麓のケーブル坂本駅へ進入。


前面展望が楽しいケーブルカーでした!登る時もかぶりつきたいものです。


ケーブル坂本駅も開業以来の駅舎を使っています。間取りや柱なんかは当時物でしょう。戦前昭和っぽい雰囲気です。


駅舎はケーブル延暦寺駅と似たような外観ですが、外壁は吹付のようなもので、色も違うんで印象は結構変わりますね。


ケーブル坂本駅からは京阪電車の石山坂本線に乗り換えます。ただし両者の駅は900mくらい離れています。歩いていけない距離ではないですが、路線バスが接続しているのでこれに乗ります。日が傾く前にもうひと撮影したいですからね。


第42走者:江若バス41系統比叡山坂本駅行(日野レインボーRJ)ケーブル坂本駅16:50→坂本比叡山口駅16:53
江若バスの路線バスに乗って京阪電車の駅まで乗ります。ケーブルカーの乗客はだいたいこれに乗り継ぐので、ケーブルカーよりも小さいバスの車内は満員でした。


第43走者:京阪電鉄石山坂本線石山寺行(600形)坂本比叡山口17:02→三井寺17:15
個人的には京阪本線より馴染み深い石山坂本線に乗ります。
駅名がいつの間にか坂本比叡山口駅に改称していました。JRの比叡山坂本駅と紛らわしいような。



三井寺駅に着きました。こんなところに石山ともか。

というところで今日はここまで。次回やっと最終回。


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