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石川県立航空プラザの続きです。
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ドルニエDo28A-1という軽飛行機です。変わった構造をした飛行機だよ、ということで紹介されています。
もっとも変わった点は、2発のエンジンを胴体から伸びる脚と一体化させるような形で取り付けている点ですね。
プロペラ双発機の場合エンジンは主翼に配置するのが定石ですが、Do28では主翼が揚力を取る面積を増やすためにこの位置にしたんだそうな。ただこれは、同じ胴体と主翼の単発機Do27を手っ取り早く双発化するための方便とも思える気がします。
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前から見るとこんなかんじ。
主翼は高翼配置で、なんだか不安定そうに見えますが。高揚力装置とか翼内燃料タンクとか、いろいろ詰まっているんだそうな。
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後ろはこう。
6人乗りの軽飛行機なので客用扉がついていますが、操縦士はそこからじゃなくて前方の風防が開くようになっているのでそこから乗り込みます。
機内の床には地上を見下ろせる窓がついています。本個体は航空写真撮影のためにドイツから輸入されたものなので、これは航空写真撮影のための装備でしょう。
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ヒマラヤと書かれていますがこれは愛称でしょうね。
本個体(JA5115)は阪急航空がネパールの航空写真撮影のために1機だけ輸入したものです。Do28の短距離離着陸性能の高さはネパールの地形にも合うものだったでしょう。
その後北海道航空(エアドゥではない)に移籍、除籍後にここに寄贈されました。日本にこの型式は1機だけなのでよく残してくれたものだと思います。
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ビーチクラフト・モデルE33ボナンザという軽飛行機です。ボナンザシリーズは軽飛行機の老舗かつバカ売れのモデルで、何度もモデルチェンジしながら今も生産を続けています。
ただ本来のボナンザはモデル35系列のV字尾翼のアレです。本個体のモデル33系列は通常の3枚尾翼で、元はモデル35系列の廉価版であるデボネアシリーズです。ただモデルチェンジを重ねるうちにボナンザとデボネアの差異が無くなっていってついにデボネアの名前はボナンザに統合されてしまった経緯があります。
本個体(JA3442)は1968(昭和43)年製で、航空大学校の操縦士養成用練習機として翌年から使用開始、1992(平成4)年まで使用されました。
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富士T-3という航空自衛隊の初等練習機です。一応富士重工が開発した国産機ということですが、見た感じはビーチクラフトT-34そっくりなので、これはその。ビーチクラフトはよく怒らなかったと思いますが。
T-7と並んで私にとっては一番馴染みのある航空自衛隊の機体です。静浜基地の航空祭で現役のT-3を見ているはず。それ以外でも、T-3が上空で飛行訓練しているとエンジン音がかすかに聞こえてきたものです。たぶんT-3ので合っていたと思いますが。
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エンジンハッチが開けられていて、中にある水平対向6気筒のライカミングIGSO-480が見られるのが魅力。搭載エンジンはT-34との相違点で、T-3ではスーパーチャージャー付きのエンジンを使っていました。
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後ろです。翼の端を蛍光オレンジに塗るのは万国共通なのだなぁ。
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ナゾの人力動力のグライダー。鳥人間コンテストで作ったやつだったりするんですかね。
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ベル47だと思います。
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航空博物館には模型コーナーが必ずあるんですが、ここもそうでした。
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場所柄でしょうか旅客機の完成品模型が多かったです。これ、職員が集めたはいいが置き場がなくなったやつを避難させてきたと違いますか?
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心の神の縮尺模型です。模型と言いながらラジコン用ジェットエンジンを積んでいるので飛行できるらしいです。ピトー管がクソ長いのはそのせいか。
高迎角での飛行特性と自己修復飛行制御有効性の取得を目的としていたそうな。
自己修復飛行制御というのは、例えば右舷垂直尾翼の舵面が動作不能になった時に残りの正常ば翼の舵面で機能回復して飛行を続けようとする技術なのだとかで。
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玉虫型飛行器の実物大模型。これの場合飛行"器"で合っています。
玉虫型飛行器は二宮忠八により1893(明治26)年に完成した飛行機です。資金を貯めて機体を作ってさて飛行するぞって矢先にアメリカの自転車屋兄弟が初飛行したという話が舞い込んできてしまい、その後飛行機をぶち壊してすっかりやる気が無くなったというえぐい話のアレです。
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結構楽しめました。ターボポーターとかドルニエとかは日本では珍しい機体でしたしね。まだ箱には余裕ありますし、F-4とか収蔵したらいいんじゃないですかね(適当)
せっかく来たついでなので、小松空港の方にも寄ってみようと思います。今日はここまで。
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