黒鉄重工

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【Bトレ】 静鉄A3000形を作る

2016-10-23 21:10:01 | 鉄道模型記

10月15日に静岡鉄道の長沼工場の開放イベントがありました。
デワ1形の展示とかA3000形の運転体験とかやっていましたが、物販ではA3000形のBトレが売られていました。お値段2,300円。Bトレも随分高くなってきましたね。
いつの間にと思ったんですが、ついこの間発売されたばかりだったようです。ていうか登場から半年でもう模型化されたのか、仕事早いね。どうやら事業社限定製品っぽいです。
Bトレはほとんど作らないのですが、A3000形は地元の電車なのと、いずれ7色全て出るだろうし全色揃えたら中々様になるだろうと思ったので購入してしまいました。



Bトレは組立模型なので自分で組み立てていく必要があるわけなんですが、箱を開けてビックリ!部品構成が通常のBトレとだいぶ異なっていたのです。
普通だと車体は前面、側面*2、妻面の4面を貼り合わせて組立てます。A3000形も基本はそれを踏襲してはいますが、側面の部品が2つ(窓を入れれば3つ)に分割されていたのです。
ちょうど車体の塗装ごとに車体の水色、ドアと幕板の白、窓まわりの黒という風に分割されています。先に書いたとおりBトレは普段作らないので詳しくないんですが、自分が知っている限りではこのような構造は初めて見たので驚きました。会社が製品を作る時に塗装工程が楽でいいですよね(部品の色は成型色でなく塗装)。



窓を組立てていきます。この写真を撮った後部品のハメ忘れがあったんで慌てて解体しましたが・・・。
これの組立図、1つの図解に車体の組立工程を全部詰め込んでるせいで読みにくいです。紙面構成もあるんでしょうけど、そこはページ数増やしてもうちょい分けて書いてもいいんじゃないと思います。



前面も2層構造という凝った分割をしています。ライトケースの立体感などがよく表現されているほか運転台上の計器盤も彫刻されていてよく出来ています。



続いて側板の青い部品を貼り付けます。



最後に白い部品を取り付けます。部品同士の隙間がなく合いがピッタリなのはさすがバンダイという出来です。



シールはこんな感じ。予備を用意してくれているのは親切。
行き先表示は普通と急行と通勤急行の3種です。日本語と英語の両方が収録されているのがマニアック。
方向幕ベースのシールはのり面に黒が印刷されていて風防の裏側から貼り付ける形になっているので、ガラスの裏から表示されているという立体感を再現しています。
他にも前面/側面の車両番号、A3000 Seriesの銘板、虹のロゴ、車椅子表示、号車番号、側面行き先表示器とたくさん種類があります。これは実車がそうなのでどうしようもないんですが、貼る量が多くて中々しんどい作業でした。



完成しました。いい感じになっていると思います。
最新のサスティナ車体に昔のTS台車の組み合わせは何回見ても不思議ですね。



前面。行き先は通勤急行で、静岡側を日本語、清水側を英語としました。
部品分割上、おでこに目立つ合せ目が来てしまうのは減点ですね。これ、成型色が白なら合わせ目消しが出来るんですが、実際は透明の成型色に白の塗装ですからどうしようもないです(合わせ目消ししてその上からまた塗るほどの気力はない)。前面部は別部品化して、白い部分は3パーツにするのが良かったと思います。



と、こんな感じでした。
おでこの合わせ目以外は見た目もよくサクサク組立てられるので楽しかったです。これは全色揃えたくなってきます。実車の導入計画の都合上一気に製品が発売されることもないのでお財布にも優しいですしね。

以上です。静岡へ来た際には買ってみてはどうでしょうかというベタベタなオチでおしまいとします。