黒鉄重工

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1/10 銚子遠征 その3 銚子電鉄乗車録前編

2009-01-17 21:34:40 | 旅行・イベント記
富士ぶさの撮影を終えて向かったのは東京駅の総武地下ホーム。京葉線ほどではないけど遠いね、やっぱ。




ホームに降り立つとそこには密かに狙っていたE217系更新車が!




発車前に滑り込んできた東京どまりのE217系未更新車と比較。
更新車は色調が明るくなっていて、前面のラインも形状が異なっています。
また、車体側面上部のラインも未更新車が上から青・クリーム・青だったのに対し、更新車は青・クリームとなっています。
ただ、東海道線の湘南色にしろ、総武線のスカ色にしろ色調を明るくしていくってのは・・・。伝統を重んじる気はないのですか?




総武快速線で千葉まで行ったら総武本線に乗り換えです。
乗車車両はやはりこの113系スカ色!
いいですね~。ああ、懐かしい。このモーター音、ドア開閉時の「シューッ」という音。セミクロスシート。いい!
千葉から2時間半かけて銚子まで向かいます。
乗っていて思ったのが名前こそ本線なのに超ローカルな事。単線なんですね。なめてました。ノロノロですし。
正直、静岡-東京よりも疲れた気がする。




そして銚子駅に到着。
なんと、駅のホームに銚子電鉄の駅舎があります!風車がオランダっぽいです。
ですが肝心の羽根は破損したまま修理出来ず、撤去してしまったとのこと。


ちなみに銚子電鉄とは、千葉県の銚子-外川間の6.4キロを走行する地方中小私鉄です。
一時期は運休寸前までに追い詰められましたが、濡れせんべいの売り上げによりどにかその危機は免れました。
現在でも濡れせんべいは銚子電鉄の名物となっています。




    
銚子電鉄のデハ800形-801。
茶色と赤の車体がレトロな感じです。
駅員もいないのにきっぷはどうするんだろと思って車内に入ると車掌が中にいて切符を売っていました。
ここで、孤廻手形(こまわりてがた)という一日乗車券を買って出発です。
車内もレトロな感じで床は木でした。また、吊りかけ広告も社員の手作りと思われるものが多く、頑張っているんだなと思います。

線形が悪いのか、保線がきちんとしていないのか電車はがたがた揺れていましたがこれが電車ならではで懐かしくなってきます。
いまの線路はロングレール(一本のレールが長いんです)やつなぎ目の改良などによりガタンゴトンという音が聞こえる事は無くなりつつありますが銚子電鉄に乗ってこの音を存分に聞くことが出来ました。




完乗(全路線を走破すること)しようということで終点外川まで。
先ほどの洋風な銚子駅と違って、昔の日本の駅舎を思わせます。




外川駅に留置されていたユ101トロッコ客車「雫つくし」号。
これにも乗ってみたいです。


外川駅からは歩いて犬吠(いぬぼう)駅へ行きました。近いからね・・・。
道中には広がるキャベツ畑!畑にはキャベツしかない。
民家のほうが多かった気もするけどキャベツの印象がすごかったです、ハイ。



    
折り返しの電車よりも早く着いてしまった犬吠駅。
犬吠駅とポルトガルの緯度が同じということでポルトガル風の駅舎となっています。
また、駅舎の横には電車を改造して建てられた飲食店があります。
駅舎の中にはお土産屋があってここで濡れせんべいなどを買っていく人が多いようです。
壁には銚子電鉄への応援のメッセージなどが貼ってありました。
なんかすごいいいところだよ、ここ!

ここで、お土産を買って電車を待ちました。お土産はまた今度。

次回へ続きます。