黒鉄重工

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北米project 4 ~Is the order a warbird? その7【2016/03/04~10】

2017-03-06 22:35:44 | 海外旅行記

2016年3月4日(土)15時32分
カリフォルニア州ロサンゼルス 戦艦USSアイオワ博物館


はいいきなりドーン!!
西部航空博物館を見た次は、そこから近いところにあるアメリカ海軍の戦艦「USSアイオワ」を見ていきます!
車だと20分かからず移動できる感じでした。バスだとどうなるか知りませんが、一応博物館の目の前にバス停があるので(本数もそこそこある)行けないこともないです。アメリカのバスに自信ニキはチャレンジしてみよう!

何?写真が細長いだって?そりゃ普通の広角だと船体が収まりきらなかったからパノラマモードで撮影したからなんだぜ・・・。
そんな真横から撮るからそうなるんだろマヌケ?そりゃこっちだって斜め前からバシィッ!とアイオワのスマートで美しい姿を決めたいのだぜ。でもさぁ・・・。



意外!それはフェンス!
艦首よりも前に回り込めないのだ。回り込めないのだ・・・(大な事二言



ほら、これだもの。何か建設工事をしているようだったので一時的なものなのかもしれません。
とはいえこれにはガッカリ・・・。再履修です。



これが精一杯ですよ。



気を取り直して入館料を払って艦内に入ります。閉館時刻は17時なので見学時間はすでに90分もありません。忙しいですね全く。
入館料はほぼ$20といい値段をします。ただし予めインターネットで券を購入すると$2引きされますのでうだうだ言わずにネットで買っておこう。
まあ維持費がすごそうだし妥当な値段設定だと思います。言うなれば城をひとつ維持管理するようなもんです。その代わり財布の紐がキツくなったのでさっきの博物館のように寄付の類はしませんでした・・・。

で、ざっと遠目から艦を観察してみたのですが、「デカいな!!」とはあまり思いませんでした。いや、大きいと言えば大きいのですが、空母やコンテナ船のようなデカい鉄の塊がドン!ではないのです。
特に背が低いです。艦橋なんてあんなに低いです。これは艦橋とレーダー塔を分けて配置していたからですね。両者を1つにまとめて天守閣のようになっている「大和」とは対称的なのです。
戦後の改修でレーダー塔は高さが少し抑えられて、第1煙突の上に新しくレーダーマストが建てられているんで形はだいぶ違っていますが。
長くなりそうなので一旦この話題は切り上げることにします。



Mk.12 30口径5inch連装砲。こういうのを見ると条件反射的に艦これの連装砲ちゃんが浮かんでくるので、本当にアレはすごい刷り込みをしていきましたよね。
駆逐艦だと主砲ですが、戦艦にもなると副砲扱いになります。USSアイオワには片舷3基、計6基12門装備しています。アイオワ級に装備されていたMk.12はその中でもMk.28 mod.2という型式。まあよくは知らん。
対空砲だとか10km圏内に接近してきた小型艦などを撃ち落とすために使われていました。遮蔽物のない海上では10kmなんて接近戦もいいところです。



乗船後はまず前部甲板に誘導されます。するとどうですか、堂々とした主砲がお出迎え。わかりやすい暴力的な兵器です。この主砲こそが戦艦の存在意義なのです。
アイオワ級の主砲は50口径16inch(40.6cm)砲(Mk.7)で、アイオワ級のひとつ前のノースカロライナ級のMk.6砲の改良型。これを1基3連装として3基計9門搭載しています。写真は第2砲塔ですね。



それの前方にある第1砲塔の脇には3種類の弾が置かれていました。
これは副砲の5inch連装砲とその薬莢ですかね。



中小2種の弾体と薬莢。小さい方は70口径20mm対空砲、大きい方は56口径40mm対空砲の弾でしょう。
両対空砲は1983年の近代化改修時に撤去されてしまったので、現在はありません。搭載時は20mmが49門、40mmが80門(連装40基)というこれまた暴力的な数がありました。



主砲についている測距儀?
測距儀にしてはちっちゃいような。


主砲の装甲。
正面と側面の装甲との間に繋ぎ目があるのが分かると思います。装甲板がとんでもなく分厚いのが分かるかと。432mmあるんですって。この砲塔1つ(弾薬込み)で同時期の駆逐艦1隻と同じ重さ(約2000t)があるというんですから、そりゃ戦艦は重いわ。
でも上面装甲は184mmしかないようで。砲弾や爆弾は上から降ってくるんだから水平防御を厚くしたほうがいいような気がしますがそこら辺はよく知りませぬ。
砲身の付け根にあるのは防水カバーです。色が茶色っぽいですが元からこうなのか経年で汚れてしまったのかはよく分からず。
ついでに、いま見た砲弾の大きさも砲塔と比較して感じてみてください。



艦首方向を見る。
甲板は艦首へ向けて結構きつい傾斜角がついています。



艦首を見る。
博物館船ではよくあることなんですが、艦首の先っちょまでは入れてくれないです。なので主砲2基と艦橋を真正面からドンと入れるには近すぎてダメでした。せめて錨の鎖の手前まで入れてくれるとだいぶ撮りやすくなると思うんですが。
真正面からの画は宇宙戦艦ヤマトなんかで何度も観たこともあってやっぱりかっこいいんですけどね。



USSアイオワの対岸を見る。
係留されている桟橋側からは艦の全体像が撮れなかったのでじゃあ対岸からならと思って見てみたのですが、見事なガントリークレーンのコンテナ積み下ろし施設でした・・・。こりゃだめだ。



タグボートみたいな格好をしていますがこれは消防船ですね。ワーナー・L・ローレンス丸 Warner L. Lawrence です。背中を前にして巡回していました。

今回はここまで。


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