静岡ホビーショーでの中古プラモデルの即売会で入手したフォード・モデルTのキットを作ります。
モデルTあるいはT型は自動車史に欠かすことの出来ない1台とあって、主に海外メーカーからいくつもキット化されています(国内メーカーはさっぱり)。
今回はアメリカのリンドバーグ社のキットを作ります。モデルTは現用車と比べるといささか小型ですが、これの縮尺は1/16なので十分な迫力があると思います。
これの初版は1960年代の超ベテランプラモデルです。ちなみに今回のキットは2001年発売だそうなので、発売から20年近く経っています。
1枚で成形されたシャーシとフェンダーがドカンと目に入ります。モデルTの実車の部品構成はよく知りませんが、これは1960年代のキットなのだと思っていたよりも細かく再現されているなぁと。特にエンジン付きなのは高得点。
タイヤはゴムだし、メッキ部品は金メッキになってます。銅線のような金属線は、クラクションの部品です。
説明書は年季が入っていますなぁ。
シャーシと走り装置の部品を仮組みします。必要最低限にして十分な点数と再現度じゃないかなぁと。推進軸、バネ、変速機などが別部品化されていて立体感があります。現用車は一体化されることが多いですから、これはこの年代の自動車のプラモデル特有でしょうな。
シャーシと走り装置の部品はつや消し黒で塗装します。
トランクの部品。このピンは組み立てには不要なものですが、金型抜き取り時の取られ防止・・・?
上回りも組み立ててみる。ボンネットの立て付けがやや悪いですが、キャビンなんかはいいですねぇ!
ボディは黒で塗ります。クリア塗装してコンパウンドで磨きます。形状が単純だから磨くのも楽ちん。
靴摺りは銀色に塗ります。
運転室やエンジンを艤装していきます。
車輪やら風防やらを艤装。めちゃかっこいい!ホイールの赤がいいアクセントになるなぁ。
風防は金メッキされた枠に透明の風防部品をハメます。枠がメッキなのでセメントが使えません。
瞬間接着剤は白化が怖いので、セメダインのハイグレード模型用を使って白化を予防しました。
屋根がないのでキャビンもよく見える。
シャーシはこんな感じ。エンジンの色は緑にしました。
古いキットでしたがいい意味で大味だったので、部品の摺合せは難しくなかったです。外観の雰囲気は良いですし、大きい縮尺なのでハッタリもあります。満足できるキットでした。
完成品はギャラリーにて。
<使用塗料>
ボディ:N2ブラック
靴摺り:N8シルバー
シャーシ:N12つや消しブラック
ホイール:N3レッド
座席:N55ミッドナイトブルー
キャビン床:H79サンディイエロー
幌:N85セールカラー
エンジン:H26デイトナグリーン:H36ダークグリーン=7:3